北海道落語事情
2015 年 9 月 18 日 金曜日1958年大分県生まれ、札幌育ち。
業界紙、経済誌の記者を経て、
現在はフリーランスライターとして活動する。
その名のとおり、
北海道産のビールをこよなく愛する左党である。 彩流社 サイリュウシャ (1章)豆腐の角に頭ぶつけて
(2章)三人寄れば文殊の知恵
(3章)割れ鍋に綴じ蓋
(4章)犬も歩けば棒に当たる
(5章)立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花 落語への愛! 夢を語る人びと!!
北海道は落語に関しても豊穣な土地だった。
落語会では熱心にメモをとる人の姿を見ることが多くなった。
自身のブログやSNSで会の評価を発表しているようだ。
自分のメディアを持って勝手な発言をする時代。
お金を出して落語会にやって来て、自由に落語を楽しめば良いものを、
メモしながら聴いていては楽しみが半減する。
噺に入るためには全身で聴かないといけない。
何よりも高座の落語家が命がけで噺をしている。
それを素直に受けとめないといけない。
落語会は多くの人の手によって成り立っている。落語家だけでは
成り立たない。その裏には多くの人たちがかかわっている。
プロの落語家だけではなく、仕事を持つアマチュアの落語家も
活躍している。
東京や大阪から遠く離れても、落語という文化は日本に根付いていた。
北海道の落語関係者を訪ね歩き、これまで見えなかったものが
見えてくるようになった。