書店をたずねて三千里

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営業部便り・2006.3 『ダブル出張!!【静岡(伊豆半島)・愛知(豊橋周辺)】』

今回は1月末に小社から発売された、織田信長の三男、信雄が繰り返した悲喜劇と、北条氏康の五男、氏規の苦渋の日々の回想を軸に、肥前名護屋の陣を舞台に描く歴史大長編『虚けの舞』を販促するため、発売に合わせて、この小説のなかに出てくる激戦の舞台となった韮山城周辺(静岡県伊豆の国市)へ出張営業し、さらに小社から既に三部作が出ている古代東三河(現豊橋市周辺)には、日本列島のなかで、最も活力に溢れた、大和朝廷をも惹きつける、吸引力のある国あったとする説を探求した『古代東三河』シリーズ全三部作の第一作『古代新都東三河』重版出来と、天武天皇と三河の関係や“三河抹殺”に動いた持統天皇の行幸…。古代史の謎とされる事件の裏に迫る『天武天皇の秘密と持統天皇の陰謀』を販促するため、『虚けの舞』とほぼ同時発売のため、伊豆韮山営業終了後、加えて愛知県(豊橋・豊川・新城)に出張営業にいってきた。またまた前回と同じく、本を車に積んで、直接現地の書店に営業し、ご注文いただいた部数をその場で直接納品してくるという手法をとった。今回はダブル出張作戦ということもあり、かなりの積み込み冊数となった。『天武天皇の秘密と持統天皇の陰謀』×300冊、『古代新都東三河』×75冊、『倭国の真相』×20冊、『消された古代東ヤマト』×30冊、『猿田彦と秦氏の謎』×20冊、『諏訪神社謎の古代史』×30冊、『虚けの舞』×80冊、合計なんと555冊!という大部数をマイカーの軽自動車「スズキ・ラパン」に積み込み、いざ出陣したわけである。車が重い・・・タイヤが凹む・・・。

<1月30日(月)・(静岡県伊豆の国市、沼津市)>

営業初日は氏規が4万の豊臣方(織田信雄・福島正則・細川忠興・蒲生氏郷など)を相手にたった3千の兵をもって幾度も撃退させ、大奮戦の舞台となった韮山城があった伊豆の国市・韮山に向かう。この韮山という地域は北条氏ゆかりの地でもあり、あの源頼朝の流刑地、蛭ヶ小島がある。頼朝はこの地で北条政子と出会ったらしい。町内には源氏・平氏や北条氏ゆかりの史跡が数多く点在する。

【蛭ヶ小島】
蛭ヶ小島
【蛭ヶ小島にある歴史民俗資料館】
蛭ヶ小島にある歴史民俗資料館

この町の人なら当然氏規をよく知っているはず・・・。しかし最初に訪問した駅前商店街のW書店の奥様は全く知らなかった・・・そんなものか。商店街といってもほとんど人通りもなく、ひっそりとしている。書店もかなり厳しそうだ。W書店では仕入れ担当の店長様にお会いできなかったので奥様らしき人にチラシと本の説明をして、すぐに次の書店に向かう。 次に訪問したN書店は駅前にある10坪ぐらいの小さな本屋さん。対応していただいたIさんはかなりのベテランらしき風貌。「韮山城址の周辺の住宅地は私が外商をしているから今度本を持って宣伝に行くよ」とのこと。「ぜひお願いします!」と積極的に営業トークをするも、「まだ実際に売れるか分からないので」と、とりあえず2冊だけ注文をいただく。かつて韮山城で戦った氏規の家臣の子孫(江川一族など)もいるはずなので、なんとかIさんに外商を頑張ってもらうことを期待しつつ店を後にする。

せっかくここまで来たので韮山城址をちょっと見に行く。山城で、建物や石垣などは全く現存していないので、堀切や曲輪、砦があったらしい場所を散策する。想像力を働かせると結構面白い。まあ働かせないとただの小山なのだが・・・。

【堀切】
堀切
【本曲輪跡】
本曲輪跡

次はちょっと営業目標を変えて、韮山のすぐ隣にある伊豆長岡温泉の近くのM書店を訪問する。割と品揃えもしっかりとしてるが地元本コーナーは意外にもほとんどない。「まあ地元に関係する歴史小説なら」と、とりあえず3冊注文をいただく。早速直納してレジ前の平台に平積みしていただく。あらかじめ会社で作ってもってきたPOPも付けていただく。売れてくれることを祈る。伊豆長岡にはもう一軒書店があるはずだが、何処を探しても見つからず・・・潰れたかも・・・。これ以上時間を使うと後々の営業活動に影響しそうなので、探すのを諦めて次の町、大仁に向かう。大仁の中心街に向かう途中の国道沿いに大手チェーン店のB書店を発見。立ち寄ることにする。やはり国道だと書店を発見しやすい。駐車場もあるので、車での出張でも非常に営業しやすい。突然の珍しい出版社の営業マンに少々驚いているようすのNさんに早速営業トーク。直接の担当の店長様が不在のため、初めは「検討して後ほどFAXします」という感じだったが、わざわざ遠くから来たということもあってか、とりあえず2冊注文をいただける。こういうことはやはり大事なような気がする。今度はいつ訪れることができるかわからないような地方の書店だから、何か少しでも繋がりができるとこちらとしても嬉しく、ありがたい。次に訪問したのが大仁の温泉地の中心街にあるN書店。1・2階と売り場になっており、地方にしてはわりと大きい書店。どうやらこの地域の老舗のような感じだ。対応していただいたSさんは会ってすぐに「あれ・・・?その本の著者からつい1時間ほど前に電話がありましたよ。なんか明日店に伺いますって言ってましたけど・・・」どうやら著者先生も明日直接宣伝に来るらしい(後日全くの別人であったことが判明…同じような本を書いている人って地元だと必ずいますね…)。「地元の新聞の書評に載ったら間違いなくある程度は売れるんだけどねえ」とのこと。やはり地元本は地元の新聞が効果大。「書評出てくれば売れそう」とのこと。N書店では5冊注文をいただき、平積みしてもらう。
という感じで、この歴史小説『虚けの舞』の舞台ともなった韮山周辺の書店はほぼこれで訪問しつくした。次は何処へ向かおうか・・・。やはりここから一番近くて、北条氏にゆかりのある地は沼津か・・・。いざ出発することにする。沼津の中心地に入る途中の国道沿いに、以前から小社のDMを郵送していたR書店を発見。早速訪問する。店内は一部棚を改装中なのかバタバタしていてあまり店長のHさんと話す時間もなかったがとりあえず3冊注文をいただき直納する。
次は沼津の中心街を目指す。沼津は静岡ではかなり大きい方の街だけあって、わりと活気もある。まず沼津駅北口近くにあるE書店を訪問。S店長は「売れるかねえ・・・」とあまり興味を示さないが、結局2冊注文をいただき直納する。次は沼津駅ビル内にあるM書店を目指す。いざ駅ビル内に入るとM書店ではなく、E書店の看板。どうやら最近変わったようだ。対応していただいたO店長は「ここのお店は若い人が多いですけど、静岡新聞社の本もたまに売れるので、こういう本も置いてみないと分かりませんね」とのこと。とりあえず5冊注文をいただき、郷土本コーナーに平積みしていただく。次に沼津の老舗M書店を訪問。名前は結構知られているので、それなりの書店だとは思っていたが、実際に訪問すると想像以上に大きく、そして品揃え、棚構成のしっかりした書店だった。地方の書店は最近特に厳しいという話ばかり聞くが、こういう地方の老舗書店に今後も頑張ってほしいものである。この書店の郷土本コーナーには武田信玄の関連書が多かった。そうか、信玄は一時沼津まで出刃ってきていたっけ・・・。来年の大河ドラマは山本勘助だったっけ・・・。沼津は北条より武田みたいだ。人文担当のTさんはもう帰るところとのことであまりお話もできなかったが、とりあえず3冊注文をいただき早速直納する。
陽が沈み、かなり腹も減ってきたが、先程訪問したE書店の店長様が「沼津の書店で一番
知られているのはM書店とY書店ですよ」と教えてくれたので、まだ訪れていないY書店はどうしても、押さえておきたい。かなり疲労もピークに達しつつあったが、最後の踏ん張りでY書店に向かう。沼津駅北口からちょっといったところに大型ショッピングモールがあり、その中にY書店は出店していた。早速O店長にお会いし『虚けの舞』をお願いする。「うちでは人文はもうほとんど売れないけど、時代小説だったら売れるから、最近売れてる信長関係の歴史小説の隣におきますよ」とのこと。10冊注文をいただき、一番良い場所にドーンと平積みしていただく。O店長はその後ボソッと「僕は韮山高校出身なものでね・・・」「そうだったんですか!ぜひ読んでください。思い入れも強くなるはずです」 O店長は『虚けの舞』の本文中に掲載してある韮山城の詳細な地図を眺めてニコっと笑った。

営業初日は最後の最後でなんとか10冊注文をいただけたが、他の書店ではほとんど2冊から5冊どまりだったので車にはまだ残り45冊の『虚けの舞』が幅をきかせている・・・。やはり豊橋が終わったら帰りに三島と小田原を攻める必要ありだな・・・。
Y書店を営業した後、東名高速にのり、静岡を駆け抜けいっきに豊橋までやってきて、夜中にやっとホテルにチェックイン。ほとんどゆっくりする余裕もなく就寝。

営業第一日目の営業成績、『虚けの舞』本体価格1900円×35冊、本体価格計66,500円なり。

<1月31日(火)・(愛知県豊橋市・蒲郡市)>
営業第二日目。豊橋。
豊橋を訪れるのは今回が2度目、前回は2001年の6月だったので、じつに5年半ぶりにとなる。前回は私が彩流社に入って初めての地方出張営業で、最初に訪れた街が、まさにここ豊橋だったのだ。いろいろと当時の想いが頭をよぎる。彩流社に入って初めてというだけでなく、営業マンになって、出張営業自体が生涯初だったので、当時はかなり緊張していた。全く訪れたことのない街で、初めて出会う書店員の方々に本当にうまく営業ができるのだろうか・・・。出発前夜はよく眠れなかったものだ。あれからかなり月日が流れたが、久しぶりに訪れた豊橋の地は、そのころとほとんど変わった様子もなく淡々と時が流れているようだ。路面電車もまだ健在である。
豊橋周辺にチェーン展開しているS書店本店の商品本部を訪問。書籍部門の統括をされているIさんと会う。実はIさん、2001年の時にもお会いしていて、久しぶりの対面。地方の書店ではこういう風に長く勤めておられる方が結構多くて、小社のことも知っていてくれる方が結構いるのは本当にありがたいかぎりだ。最近の首都圏の書店だと、早い場合、3ヶ月ぐらいで担当者が入れ替わることもめずらしいことではない。
Iさんには事前に用意してきた、小社が持っているS書店チェーン各店の受注履歴をみせて、どれだけ小社の『古代東三河』シリーズがS書店チェーンで、豊橋周辺で売れているか強調しつつ営業トークをする。Iさんは今の書店の現状が必ずしも良くないという話をされたが、この本なら売れる可能性があるだろうとのことで、チェーン店15店舗一括分で『天武天皇の秘密と持統天皇の陰謀』を70冊、『古代新都東三河』を10冊、計80冊の注文を取りまとめてくださった。本音を言うと『古代新都東三河』の重版分ももっと各店に平積みできるぐらいに注文していただきたかったが、想像以上に取次(出版業界の問屋のようなもの)からの締め付けが厳しいとのことで10冊どまりにとなった。まあでも新刊の『天武天皇の秘密と持統天皇の陰謀』の営業が主目的だったので、第一目標はクリアできた感じだ。Iさんに心から感謝。
その後S書店本店の郷土本担当のSさんにお会いし、チェーン一括分とは別に本店だけで『天武天皇の秘密と持統天皇の陰謀』50冊の注文をいただく。『古代東三河』シリーズの既刊本三部作も各3冊縲F5冊注文していただき、これら「古代東三河」シリーズ、計4点を特設棚で大きく展開して売っていただけるということになった。Sさんに感謝感激。よく話を聞くと、以前Sさんは『古代東三河』シリーズの第三作『消された古代東ヤマト』を本店だけで累計174冊も売っていただいた頃の仕入れ担当者だった。今日はどうやらついている。幸先の良いスタート。ただ外はずっと冷たい雨が激しく降り続いている・・・。

次に訪れた書店はH書店。この書店には2001年の時にお会いし、注文もたくさんくれて、いろいろとお話もしていただいたHさんがいるはず。もう一度お会いしたいとずっと思っていた。そんな想いを抱きつつH書店本店を訪問。店内を見渡すと、そこに・・・・・そのHさんが居た。私は人の顔をよく覚えているという特技?があるのだが、5年以上経ってもやはり覚えていた。間違いない、Hさんだ。
「あの・・・彩流社ですが・・・Hさんですよね?」「はい、そうですけど」
「以前、といっても5年以上前ですが、一度お会いたことがあります」「彩流社の春日です」
私の方は覚えているが向こうは覚えていない(笑)まあ5年以上前にほんの20分ぐらい話ただけだから、覚えていなくても無理ないか・・・。
「その節はいろいろありがとうございました」
「よく覚えているねえ」とHさん。
「あの時は自分にとっては初めての出張でしたので、かなり緊張して訪問した書店で、とても良くしていただいたので、なおのことよく覚えております」
そうなのだ。地方の書店だけでなく、普段営業してまわっている首都圏の書店でも、書店員はみんな忙しいし、経営も必ずしも楽ではない、現場の担当者も仕事量が年々増えるが給料は上がらず、という過酷な状況で働いている。だから当然機嫌の悪い書店員、疲れきっている書店員、ヒット率の高い出版社としか商談なんてしたくないと思う書店員が多く存在するのはしょうがないことだ。そんな現場に小社のようにヒット作の少ない出版社の営業マンが飛び込み営業にくると、厳しく当たられたり、怒られたり、ほとんど無視されることも少なくない。だから余計に良い対応をされるとその書店員のことは忘れられない存在となる。決して大袈裟ではなく、そんな書店員の顔が「生き仏」のように見えて後光が差していることがある(本当です。私には確かに見える(笑))。Hさんもそんな人だった。
そして今回の訪問でもHさんはやっぱり「生き仏」だった。H書店は店舗数は決して多くはないが豊橋周辺の主要な地域に4店ほど出店している。

『天武天皇の秘密と持統天皇の陰謀』を見るなりHさんは「これは売れるよ!ぜひください!」と即答。
「実は今日は車できてまして、この本も積んできてます」と私。
「それは良かった。ちょっと他の支店にも聞いてみるから待ってて」と、すぐに他の支店
の店長様にその場で電話をしてくれた。やはり「生き仏」。
結局H書店チェーン一括で50冊注文を取りまとめていただき、早速直納させていただく。
「まあうちみたいな小さな店でも、ベストセラー以外の本、たとえばおたくのこの本みたいなものを売る力はあるから、外商もまだ健在だしね。頑張って売りますよ」とのこと。
Hさんはやっぱり良い人、良い書店員だった。これからもずっと現場で頑張ってほしいです。たまたま本店に来ていた店売部部長のKさんも「売れそうだねえ」と云って頂く。気持ちよくH書店を後にする。
この時点での注文は計206冊。まだ午後3時過ぎだから、まだまだ他の書店にも営業できそうだが、かなり満腹状態。嬉しい限り。
しかし・・・、この後はうって変わって天も味方をしなくなり、蒲郡に向かおうとするも工事渋滞でひたすら待たされるは、ちょっと横道に入ったら道に迷って時間を食いまくり、やっと蒲郡についてら駅前には書店がほとんどなくなっていて、郊外店のA書店だけ訪問するも、担当者不在で、そのまま陽が沈んでしまった。

まあ良いか。今日は主目標を二つ攻略できたから。大満足。早くホテルに帰って、ゆっくり休もう。

営業第二日目の営業成績、『天武天皇の秘密と持統天皇の陰謀』本体価格2000円×180冊、
『古代新都東三河』本体価格1845円×20冊、『倭国の真相』×3冊、『消された古代東ヤマト』×3冊、計206冊、本体価格計408,600円なり

<2月1日(水)・(愛知県豊川市・新城市)>
昨日は豊橋の主要チェーン店を二つとも攻略してしまったので、あと豊橋周辺で営業が必要な書店はかなり少なくなる。それでも数店、小社の書店からの過去の受注データを見ると、『古代東三河』シリーズを過去に多く注文していただいた書店があるようなので、そこを重点的に訪問する。まず豊川駅に向かう国道沿いにN書店を発見、早速訪問するも店長不在でとりあえず奥様らしき人に注文書を渡す(後日この書店からは注文があった)。
次に訪れたのは、国道をちょっと横道に入った住宅街の中にあったS書店。小さい書店ではあったが郷土本コーナーもあったので、いけそうかなと思ったが、担当のMさんは「いやあ難しいよねえ」とのこと。とりあえず棚差しで各1冊置いてもらう。
次に訪れたのは都内にも進出している大手チェーンのA書店。かなり広い売り場(270坪ぐらいある)。書店員さん達はみんな忙しそうに雑誌の品だしや、他の作業でバタバタしている。その中で、社員らしき人を見定め、声をかける。
「彩流社ですが」「ああ!どうも」どうやら小社のことはよく知っているみたいだ。
雑誌の品出し中であったが、少しの時間をいただいて営業トーク。「じゃあとりあえず5冊ください」とのこと。直納させていただく。さっきから、「この人何処かで会った気がする・・・」と、思っているのだが、うまく思い出せない。名刺をいただいて、ハッとした。「高田馬場で会ったことのある書店員だ!」。聞いてみるとやはりそうだった。4年前ぐらいに転勤になってこっちへきたとのこと。偶然の再会。忙しそうだったのであんまり話す時間もなかったが、「東京の店も忙しくて大変だけど、豊川の店は一店舗あたりの社員が少ないから、あんまり休めなくて、ある意味もっと大変だよ」とのこと。ああ書店員の労働条件、もっとなんとかならないものか・・・。実は私は以前某大手書店チェーンで4年ほど働いたことがあるので書店員の労働条件の厳しさは身にしみて感じることができる。

次に豊川駅前に向かう。結構古い街並み。木造の書店を2軒ほど訪問するも店長不在で注文は貰えず。
次にちょっと豊川の郊外に攻略目標を移して、以前から『古代東三河』シリーズをよく注文してきていたB書店を訪問。さほど大きな店でもなく、商品構成もコミックと雑誌主体なので、いまではもう人文書など扱ってないのかな・・・と思いつつも担当のIさんとお会いする。「ああ、この『古代東三河』のシリーズはずっと私が注文してましたよ」とのこと。Iさんはなんと12年もこの書店で働いている大ベテランらしい。確かに棚をよく見ると、ほんの少しある人文書のコーナーにちゃんんと小社の『倭国の真相』が1冊差してあった。「なんか良く売れるので、ずっと置いてましたよ」とのこと。こういう書店、たまにあるので結構驚く。意外なところで本って売れ続けているようです。とりあえず新刊3冊と既刊本各1冊注文をいただく。後日この書店から追加注文がすぐにある。初回の分はすぐに売り切れたとのこと。またまた売れたようだ。
この後は新城方面を営業。A書店から『古代東三河』の注文がポツポツきていたので、新刊も置いてもらう。地元本コーナーは充実していて、鳳来町(合併により今現在は新城市)の写真集は20冊ぐらい売れたとのこと。
雨はあいかわらず降りやまず、夕暮れを迎える。今夜中に予約している三島のホテルに向かわなくてはいけないのでここで東三河出張は切り上げる。東名高速にのり、一路三島へ。

営業第三日目の成績、『天武天皇の秘密と持統天皇の陰謀』×12冊・本体価格2000円、『古代新都東三河』×4冊、『消された古代東ヤマト×3冊、『倭国の真相』×2冊、計21冊、本体合計41,180円なり。

<2月2日(木)・(静岡県三島市・神奈川県小田原)>
あっという間に最終日。今日は再度『虚けの舞』を打ちもらした地域に営業をかける。昨晩は三島の駅前のビジネスホテルに一泊した。早速午前中から車で飛び出す。まず三島の隣町の長泉町から営業をかける。このあたりの書店は郊外店が多いようだ。国道沿いを潰していく。
最初にS書店を発見。売り場はかなり広いが家電やCD、DVDが幅をきかせており、ちょっと営業しにくい状況。
次に訪れたのは都内にも進出している大手チェーン店のフランチャイズ店のB書店。周辺には多くのショッピングセンターが連なり、駐車場も車でいっぱいだ。B書店ではTさんから5冊注文をいただき、歴史小説のコーナーに平積みしていただく。

次に三島駅周辺に目標を絞る。まず駅の近くのショッピングセンター内にあるI書店を訪問。地元本コーナーは無い。結構大きい書店だけど、ちょっと寂しい。とりあえず2冊注文をもらう。
次に駅の近くの駐車場付きのT書店を訪問する。地元本コーナーはわりと充実。ただあんまり売れていないとのことで2冊の注文に留まる。
次に駅前商店街にあるかなり老舗っぽいF書店を訪問するも店長不在のため奥様らしき人にチラシをお渡しする。
これで三島の主要店はあらかた訪問しつくした感じ。
時間がどんどん過ぎていって当初の予定だった小田原の営業が厳しそうな感じだ。とりあえず箱根方面に車を走らせる。景色は最高。途中北条氏が豊臣方と激戦を繰り広げ、たった一日で落城したという山中城址を通りかかる。この城も韮山城のように山城で石垣を使ってなく、土塁・空堀中心の城。でもかなりの規模。堀もちょっとかわっていて堀の底にさらに障害を造ってある障子堀(しょうじぼり)・畝堀(うねぼり)などがある。このあたりに北条氏、豊臣方、合わせて10万の兵が蠢いていたことを想像しようとするも、ちょっと想像がつかない(やはり10万人というのは誇張かも…実際は5万人とか3万人ぐらいだったのではないだろうか…)。こんな山の上に城をつくって、ここまで登ってきて激戦をしたとは・・・・・。

【山中城の障子堀】
山中城の障子堀
【畝堀(うねぼり)】

畝堀(うねぼり)

箱根を抜け、一路小田原へ向かう。小田原に到着した頃はすでに日没の後だったが、駆け足で4軒ほど周る。どこも大手書店ばかりで、担当者がもう帰ってしまっていたり不在が多く、唯一R書店のC店長様から、5冊注文をいただく。小田原は思っていたよりかなり大きな街という印象を受ける。ただそれでもちょっと大手書店3店の出店、加えて地元の老舗書店。ここまであるとちょっと多過ぎるかも・・・。
最終日は小振りに終わり。ついに小田原で力尽きる。といってもこのあと東京まで車を飛ばさなくはならないが・・・。まあなんとか無事に終わった。

営業第四日目、最終日の成績は、『虚けの舞』×14冊・本体価格1900円 本体合計26,600
円なり。

そして、今回の出張の最終的な累計の成績は、注文冊数合計276冊、本体価格計542,800円に達した。前回の和歌山出張に比べると若干落ちるものの、いろいろと手応えも感じられた良い出張となった。

伊豆、東三河、小田原の書店員の方々、本当にありがとうございました。またいつかお会いできることを楽しみにしております。

(筆・春日)