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北京国際ブックフェア2012(BIBF)に出展!!

「ついにこの日がやってきた!」という感慨。今年二度目の北京行きを、念願の「海外の国際ブックフェアに出展」、という形で早くも実現できたことを本当に嬉しく思う。

前回の北京行きはまだつい最近の5月のこと、あれからいっきに私のなかでは中国ブーム到来ということで、中国語教室にまで通い始め(といっても今回の北京訪問ではほとんど勉強の成果をいかすことはできず、「イー、アール、サン、スー…」と、数字が少し通じたぐらいではあったが(笑))、今もてるすべての人脈と情報をつかって、出展の宣伝と準備を進めてきた。

北京国際ブックフェア2012(以下BIBF2012)がはじまるまでに、彩流社の宣伝をできるかぎりしておかなければ、もしかしたらブースは閑古鳥になるかもしれない…。今回のBIBF2012に出展する予定の小社以外の日本の出版社は、誰もが知っている大手やディスカバリー21のようなベストセラーを連発して、勢いのある有名な中堅出版社ばかり。彩流社は日本国内であっても、よっぽど専門書や海外文学書のヘビーユーザーにしか知られていない社員14人の零細版元。こんな無名の出版社の本を果たして中国の版元が欲しがるのかどうか…そんな不安を払拭するためにも宣伝するための方策を足らない脳みそをひねって考えてきた。

ただ今回の出展は、みためは単独ブースに見えなくもないが、実際は、今アジア訪問の版権取引でいっきに勢いをつけている版権エージェントのクリーク&リバー社のブースの一部を借りた出展ということで、このエージェントのクリーク&リバー社の宣伝力がかなりあるはずなので、そこまで心配することもないだろうという期待もあった。

でも油断は禁物である、いまできる限りの事前の準備を三方面からしてみることにした。前回の5月に訪問して関係を深めた、北京の海外版権取引紹介サイト「inbooker」さんに頼んで、BIBF2012までに中国や台湾の版元に向けて、彩流社のBIBF2012出展の宣伝をしてもらうこと、あと前回5月の北京出張の際、北京をくまなく案内してくれた中国の大手版元に繋がりのあるフリー編集者を通じての情報収集と宣伝のお願い、それと、偶然最近中国の学者から翻訳の申し込みがあった書籍2点の発売先になりそうな中国の人文書の大手版元、中国社会科学出版社に事前に会う約束も取り付けた。特にinbookerさんの宣伝の効果は大きく、宣伝翌日から中国や台湾の会社からのBIBF2012での商談申し込みが多数入ってきた。あまり英語が得意でない私は四苦八苦してメールで対応し、最終的な商談や契約などの難しい部分はクリーク&リバーに振ることで事前打ち合わせを進めることができた。

というわけで、BIBF2012開催当日までに、約10社の中国版元と商談の約束をとることができた。準備は万全である。特に最初の3日間は商談の予定がかなり埋まっていて、そうとう忙しいことになりそうだ。

 

今回のBIBF出展(中国他アジア進出計画のとっかかり)目的を整理しておこう。

中国進出の主な目的は、今後も続くと予想される日本国内の需要の落ち込みを少しでもカバーすること、そして今後ますます重要となる、中国をはじめ、台湾・韓国、そしてその他アジア諸国とのビジネスに、すぐに対応できる体制をつくることにある。ここ数年、小社だけでなく日本の出版界全体にいえることだが、年々1点あたりの売り上げ部数の伸びも鈍くなり、ますます1点あたりの利益も減る傾向にある。その減った分をどこかでカバーしなくてはならない、中国やアジア進出によって、既刊本のさらなる利益を生み出し、同時に著者の先生方にも、願わくば世界に向けて飛び立ってもらいたい。そんな目的と想いが私の中で、大陸へ向けて沸き立ってきたからである。

そんななか…尖閣諸島領土問題である。まったく何も今この問題が浮上しなくても…困ったものだ。家族や周囲の人間から中国に渡ることについて心配されたが、ここまで準備してきて中止するなってことは断じて許されない、というか許さない! とにかく渡ると決めた以上、渡る。渡りたい。

そして、予定通りの8月29日、北京行きの飛行機に同僚の高梨と乗り込んだ。

 

【2012年8月29日水曜日】BIBF2012・北京出張第一日目

降り立った北京は晴れ。けっこう暑い。34℃はあるようだ。空は黄砂なのか、どんよりとモヤがかかっていてスッキリした青空は見えない。

とりあえずホテルにチェックインして荷物を置こうということになり、北京国際空港からタクシーに乗りこむ。
タクシーの運転手は英語も通じず、住所を見せても理解できず、カーナビもない…こんなんで本当にホテルまで辿りつけるのか…いきなり不安な北京出張のはじまりである。

とはいっても空港からホテルまでは、地図で見る限りではかなり近い2キロぐらい、10分ぐらいで行けるはずだ。運転手は適当に車を走らせたようにみえるが、徐々にホテルらしき建物が見える通りに辿りつく、運転手が「ここだろう!」という感じで適当に見つけたホテルに向かおうとするが、どこも違う名前のホテルだ。これはやべえなあと、高梨と二人で乗客にもかかわらずタクシーの窓から必死に滞在予定のホテルを探す。

そして「あ!あった、あそこだ!運転手さん、あそこに向かってくれ」と指差しで、やっと見つけたホテルに向かう。かなり大きなホテルでよかった。結構遠くからでもホテルが大きいので看板も巨大で見つけられたが、小さいホテルだったら、たぶん…辿りつけなかったと思われる。恐るべし北京のタクシー。

ホテルは英語も通じて、無事チェックイン。荷物を置いて、BIBF会場に徒歩で向かう。ホテルから会場までは徒歩で15分ぐらい。近くてよかった。

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BIBF2012の会場。かなり大きい。東京国際ブックフェア(TIBF)の会場の倍はありそうだ。

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入場口

入場口は、ゲートになっていて、どうやら入場用のカードチケットのようなものがないと入れないらしい。エージェントさんからそんな話聞いてなかったので、入れない…。

エージェントのC&R社のIさんに電話するもなぜか繋がらず、焦る。

なんとかいろいろやっているうちに、こうなったらC&R社の日本の本社に電話してIさんに取り次いでもらって、なんとか電話が繋がった。Iさんに入場口まで来ていただいて、カードチケットをもらって、無事入場。入場するだけで、一苦労。とほほ。

Iさんいわく、「もう朝からてんてこ舞いで、大変なことになっています。商談の予定がひっきりなしですし、飛び込みもくるし、同僚が机に置いていたiPhone盗られるしで本当にもう」と息を切らしていた。BIBFは、もうこの時点で早くも東京国際ブックフェア(以後TIBF)とは違う様相です。

とりあえず小社のブースを間借りしているC&R社のブースに向かう。

会場が広過ぎてIさんも迷うほどだったが、なんとかブースにたどり着いた。彩流社の特製看板を確認。なかなか目立っていて良い。

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エージェントのC&R社のブース内に設けた彩流社のブースと看板

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彩流社の紹介文を日本語と中国語(簡体字)で併記(なぜか厳しそうな顔をして看板の前に座っている小社オールドルーキー高梨)

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初日から商談が立て続けに始まって活気のあるC&R社のブース。弊社以外の版元さんはバラバラに棚に本の陳列のみで、小社のように一ヵ所に大きく間借りはしていなかったが、他社は扶桑社さん、総合法令さん、イーストプレスさんなど、みなさんヒット作も多い日本のメジャー版元ばかり。たぶん中国の出版業界にはまったくの無名の彩流社の看板が一番デカクて目立っていたのが可笑しかった。小社社長の口癖の「出版業なんて虚業だからね…」が頭をよぎる。とりあえず目立てばいいか!中国の版元の方々も「この彩流社って日本の有名版元なのかな?」と勘違いして飛び込み営業してきたらラッキーです。

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展示会内には迷彩服を着た軍隊のような警備員がいて目を光らせていました(何に?)

 

もうあっという間に夕方になって、inbookerさんのブースで商談する約束時間がきてしまった。

急いでinbookerさんのブースに向かう。今回のBIBF出展にあたって、中国の版元への宣伝を積極的にやっていただいたinbookerさんのブースにちょっと遅れて到着。5月にお会いした内モンゴル出身の高娃さんに再会。再会の喜びも束の間、予定時間通りにブースに到着していた中国の版元の中南出版传媒集团・北京涌思图书有限责任公司の方々と商談開始。先方は若い女性二人で編集者の方とライツマネジメント担当の方らしい。中国の版元は、「集団」という形で地域等でグループ化しているらしく仕事も集団内で提携することもあるらしい。この版元は中南出版传媒集团というところに所属しているとのこと。得意ジャンルは主に文芸書、心理学、教育書など幅広く出版しいて、日本の作家の本も、浅田次郎や清少納言の枕草子などを刊行しているとのこと。小社の図書目録をみせたところ、中国でも人気のある村上春樹、大江健三郎の評論に興味を示したようだが、inbookerの高娃さんを介して日本語で通訳してもらったり、英語ができるとのことで同行した小社ルーキー高梨に英語で受け答えしてもらったりで(私は英語も中国語も中途半端で込み入った話になるとまったく自信なし…)、なんとか話を進めるも、なかなか具体的な商談まで行かず、今後の契約など細かい部分については後日、C&R社の中国人スタッフがいる小社のブースまでご足労願うことにして、とりあえず今日のところは終了。

inbookerから戻ったら、あっという間に閉会時間の17:00になってしまったので、今日はこれで終了。夜は、5月に北京を案内してくれたKさんと会う約束をしているので、ホテルに戻ることにする。

ホテルのロビーでKさんと再会、もう一人、この方も5月にお会いした中国の大手版元の電子工業出版社のGさんとも再会。さらに某日本のエージェントのSさんとも合流し、北京の中心部の台湾料理屋で食事会をすることになった。結構高い店みたいで台湾料理も美味しかった。中国の業界の話や中国と日本の関係について、いろいろと情報交換できて有意義な時間を過ごす。台湾料理のあとはさらにKさんのおごりでドイツビールが飲める店に移動、夜遅くまで中国と日本の出版談義に花をさかせて、最後はKさんの自家用車(運転手付き)でホテルまで送ってもらって終了。初日から盛りだくさんでおなかいっぱい。

 

【2012年8月30日木曜日】BIBF2012・北京出張第二日目

この日は会場時間から中国の版元との商談の予約がたくさん埋まっている状態。はたしてちゃんと全てこなすことができるのか?と不安と期待の入り混じるなか、さっそく第一弾目、9:30に商談相手の五洲传播出版社さんが時間通りにブースに来場されました。この版元は、ビジネス書から歴史関係、紀行書など、幅広く出版しているようですが、ちょっと変わった版元で中国語ではなく、中国に在住の欧米や日本人向けに英語や日本語で書籍を刊行している版元ということだった。そんな版元もあるのか!いきなり一発目で早くも中国の出版業界の奥深さを垣間見た気がしました。翻訳にかかる経費を国で補助してくれることもあるとか、いろいろと国から補助金が出るらしい。中国は文化の輸出入に重要な役割を果たす出版に、国をあげて支援をしているみたいですね。

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五洲传播出版社さんと商談中の私(右)。真中はC&R社の通訳のWさん

五洲传播出版社さんと商談していたらあっという間に次の版元との商談時間になってしまい、そそくさと五洲传播出版社さんとの商談は終了。10:00からは、最近村上春樹の『1Q84』の版権を取得したことで話題になった新经典文化有限公司さんとの商談開始。村上春樹の他にも、東野圭吾なども翻訳出版しているとのこと。台湾や上海にも支社がある大手版元。得意ジャンルは文芸の他に実用書、教育書など売れ筋中心らしく、なかなか小社のラインナップに合う商談ができないまま、  五洲传播出版社さんの会社の話と書籍の話を聞くことにほとんど時間が費やされて終了。このまま終わるのも面白くないので、 中国の出版事情について知りたかったので、五洲传播出版社の中国での本の売れ方などを聞いてみると、大型書店が1/3、ネット販売が1/3、中小書店が1/3という感じで売れているとのこと、他の中国の版元も同じような傾向らしい。日本よりもネットでの購入が1/3ということで、かなり進んでいるらしい。

10:30からは、日本にもありますが大学出版社系の浙江大學出版社という版元の方達と商談。科学、医療、人文書など、わりと堅いジャンルが多いらしく、はじめからあたりはよさそうな感じで商談は進む。この版元の読者層は、学歴が高い読者がメインターゲットとのこと。社員は180人もいて、年間1300点も新刊を刊行しているというから、ここも大手のようだ。人文書・文芸評論など堅い本が多い小社とはジャンル的にもうまく付き合っていけそうな感じを受けた。数点興味を示してくれた本の見本書や売れ行きや書評等のデータを送る約束をして商談終了。

さて、11:00から休憩する暇もなく次の版元との商談開始。今度の版元はちょっと趣を変え、中国の伝統的な書や印など、美術工芸品のカタログや本を刊行している荣宝斋出版社のブースに、こちらから訪問しての商談。荣宝斋出版社さんは約400年の歴史がある、筆、硯、墨、紙の文房四宝と印章、書画骨董などを取り扱う老舗の会社の荣宝斋の出版部門とのこと。書に関する書籍を中心に芸術系の歴史書が多い。政府の要人も書画を購入にくるほどの歴史と権威のある会社で、資産も豊富で出版部門などは割合でいうと売上的には小さく、その役割は主に宣伝にあるらしい。ただ逆に小社の本の版権をこの版元に売るのは、ジャンル的に書や印の本などまったく出してないので難しい。この版元でも海外に版権を売って翻訳する場合等は国から補助金が出るとのことで、例えば小社がこの版元の本を日本で日本語に翻訳して刊行する場合でも申請すれば補助金が出るとのことで、翻訳コストは無しで刊行ができるかもしれないとのことだった。小社ではまだほとんど未開のジャンルだが、もし可能ならいつか挑戦してみたい気もする。書などのジャンルを開拓できれば、この荣宝斋出版社と提携していろいろ多角的にビジネスができるような気もする…。もしここで中国語が自由自在に話せたら、もっと面白いのになあ、と悔しいばかりである。通訳の人は本当に頑張ってくれているけど、すべて通訳を通してなので、言葉の行きと返りで二段階コミュニケーションが遅れるのと、通訳の内容が本当に正確にされているのか確認できないもどかしさも、ちょっと辛い。はやく中国語を喋れるレベルまで勉強してもっていかなくてはと、気は焦るばかりだ。

荣宝斋出版社のWさんは、よかったら会社まで来てください。ご案内しますよ。とのことだったので、時間があったら伺いますとのことで、商談は終了。

ということで、やっと午前中の商談の予定はクリア。午後にもまだ数社商談する予定が入っているが、とりあえず昼飯食ったり、ゆっくり見れなかったブース見学をしてみることにする。

 

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BIBFの会場内にあった中国のマクドナルド。中国の場合はカタカナがないから漢字で当て字になってますね

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中国の版元のブースは、どこもデザインに凝っていて結構見ていても楽しい

 

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昼間をマクドナルドで食おうかと思ったら、ものすごい行列で断念。会場内にある売店でカップラーメンを買って食べる。ちょっと味が薄い…。

 

午後、13:00から、先日小社の本を翻訳したいという中国の先生から、中国での翻訳刊行するにあたって指定をうけた版元の、中国社会科学出版社のブースを訪問しての商談。中国で最大手の人文系の版元らしいが、パソコンで見たHPの豪華さとは違ってブースは極めて質素で出版物の装幀もイラストや画像はほとんど使っていなくて堅い教科書のようなものが多かった。ここも国とのつながりが深い版元らしく、国からの助成金がおりやすい版元とのこと。歴史書等、人文・社会科学がメインで小社とジャンルが似ているので、何かお互い版権の売り買いができたら理想だが、それほど小社の他の出版物には興味をしめしてくれなかった。なかなか難しい…。とりあえず数点興味も持ったような本の見本書を送ることで商談は終了。

このあと、初日に会って後日詳しい話を小社のブースで話すことにした北京涌思图书有限责任公司の方達がブースに来たので、初日の商談の続きをC&R社の中国人スタッフの通訳を介してする。通訳のレベルが高いせいか、よりつっこんだ商談ができる。小社で刊行している村上春樹の評論すべてと、他にも大江健三郎など、中国で有名な日本作家の評論の見本書と売れ行きデータなど送ってほしいということで商談は終了。ただ…問題は小社の本の売れ行き部数となると、やはりどうしても大手版元に比べてかなり見劣りするので、そのへんの心配は残った。

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初日にinbookerのブースで商談した、北京涌思图书有限责任公司のRさんとLさんが小社ブースに来場。
いろいろとつっこんだ熱い商談をくりひげた。

 

夜は、この日商談した中国社会科学出版社主催の出版記念パーティーにC&R社の方達ともども招待されているので、送迎バスにC&R社と乗って北京市内の中心部に移動。バスの中で通訳のGさんと中国と日本について熱く語り合う。Gさんは親の仕事の関係で中学時代を日本で過ごしたということで、とても親日的で話もしやすい。中国にはない日本の素晴らしいところもいろいろと語ってくれた。

北京の中心部の豪華なホテルにバスが到着。どうやらここで出版記念パーティーを開催するらしい。来賓は、なんとアメリカ大使はじめ、中国の政府の要人も多く、本当に国との関係の深い版元だと改めて認識させられる。ただ、面白かったのは、この会社の方々や来賓者の中国の方と話していて、当時尖閣諸島の領有権問題で急速に関係がしつつあった我々日本人に対しても、本当に紳士的に優しく声をかけてくれる方が多かったことや、日本の学者が書いた中国の歴史に関する書籍のレベルの高さを賞賛していたり、日本にいると偏った報道のせいで中国人はかなり日本に対して怒っているような印象を受けるが、まったくといっていいほど反日的な空気を感じることはなかった。中国に来てみて本当によかったことにはこういうこともある。

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中国社会科学出版社主催の出版記念パーティー会場内

北京ダックなど、豪勢な料理もたくさんふるまっていただいて、私も好きなだけ飲み食いして、ほろ酔い気分で気持ちくなって今日も終了。実に楽しい北京出張だ。

 

【2012年8月31日金曜日】BIBF2012・北京出張第三日目

前日は激しすぎる商談ラッシュだったが、この日は少し緩めなスケジュール。ただ、基本的にBIBFもTIBFと同じく、最初の水曜日から金曜日が業界関係者のみ入場できる期間で、土日は一般客に開放するとのこと。なので今日でC&R社もブースをほぼ撤収するとのこと。小社も今日で基本的に商談は終わりにすることとする。

まず本日第一回目の商談は、10:00から文物出版社という版元のブースを訪問しての商談。ブースには中国の歴史的な骨董品など美術品の写真集や、おもに考古学関連の書籍や年表などがずらりと並んでいた。どの本もオールカラーだったりとかなり豪華本が多いので、弊社の企画にはあまり興味をしめしてもらえなかったが、戦国武将の旗指しを紹介した小社の本には少し興味をしめしてくれたので後日見本書をお送りすることにする。この版元も国から補助金が出るとのことで、豪華本で印刷コストがかかる本でも低コストで出せるようだ。

このあと昼飯を食ってから、ちょっと余裕があったので会場内をブラブラしてみたが、やはり会場が広く、通路も広いのでTIBFのように見て歩くのにストレスを感じないのがとてもいい。トークライブをやっていたり、中国語がわかったらもっともっと楽しいのに、とつくづく思う。

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トークライブ?テレビ局らしきスタッフが映像を撮っている

午後我々のブースに戻ると、ブースに日本から持ってきて展示していた小社刊の『図説軍服の歴史5000年』を見つけて飛び込みで商談の申し込みをしてきた版元の人民邮电出版社版さんと急遽商談開始。この人民邮电出版社版さんはPC書籍では中国でシェアNo.1で結構大きな版元らしく、これからミリタリー関係の本の刊行を強化していきたいということだったので、まさにピッタリな本書をぜひ、ということで売りこんだら、かなり本気で手ごたえがありそうな雰囲気で帰って行った(後日この版元からは正式に版権購入の申し込みがあった)。

やはりイラスト等が多い本の場合は現物をみせて営業しやすいのでやりやすい。北京まで本を持ってきて本当によかった。

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人民邮电出版社版の方に『図説軍服の歴史5000年』の内容について説明する私

この後、中華書局という版元さんとの商談の予約が入っていたが、なぜか約束の時間になってもブースに現れない。30分待ってもこないので、こちらから中華書局さんのブースに押しかけることにする(どうやら担当者が約束を忘れていたらしい。でも今回こういうのはこの一件だけだった。基本的に中国の版元の方たちは約束の時間は守るようで、90%は時間通りか、それより5分前ぐらいに商談場所に来てくれていた)。

ブースには、ライツマネジメントの担当者が不在で編集の人しかいなかったが、いろいろと小社の本も持って行って見せたら、意外と好印象のようで、興味を示ししてくらた本の見本書と書評等のデータを後日送ることになった。中華書局の得意ジャンルは主にノンフィクションで、日本人が書いた中国の歴史や世界的な文化史のコンテンツを求めてるとのこと。図説ものなどいいようなので、小社のその手の本を提案してみる。ここで全部決まれば結構大きい利益になりそうな予感。

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中華書局の編集者の方達と商談中

この後、15:30から北京贝贝特出版顾问有限公司という版元と商談。ここは母体が大学出版社らしく、小社の人文書にも興味を示していた。ただ大学出版社といっても、この北京贝贝特出版顾问有限公司は年間120点の新刊を刊行する結構大きな版元で、デザイン関係や、人文社会科学、紀行書などジャンルも多彩。面白かったのは版権責任者が、小社刊行の『ダイドー・ブガ』に興味を示し、どれだけ売れるかはわからないが、内容がとても良いので前向きに検討したいと言ってくれて、中国にも売れ行き重視だけではない本の見方をする土壌は形成されているのだなと感じた。この版元の方々とは、たんに商談の話だけではなく、お互いの出版業界についてもちょっと語り合うことができたのが収穫だった。みなさん私の話にも熱心に耳を傾けてくれて、こちらもつい商談時間をオーバーして話してしまったが、驚いたのは、この北京贝贝特出版顾问有限公司の平均返品率は約12%で、たぶん他の中国の版元もだいたいそれぐらいだそうだ。そのわけをいろいろと質問してさぐってみたが、まず日本との違いは中国には再販制度がないので、書店で売れ残った場合はディスカウントして売り切ってしまうことが可能なのと、日本のように取次があって、送返品を毎日頻繁におこなえるような物流がなく、無理なパターン配本もないようだ。基本的に売れる場所に売れる分がいきわたっているということなのか、ちょっとまだまだ分からないことが多い。ちなみに日本と小社の平均返品率を言ったら、北京贝贝特出版顾问有限公司さんのみなさんは「ええ!それでどうやって採算が合うんですか?」と驚かれたが、まあ驚いてもしょうがないぐらい日本の返品率って世界の出版業界のなかでも飛びぬけて悪い。その中で小社はさらに悪い版元のひとつだから…なんとかしなくてはね…本当に。

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北京贝贝特出版顾问有限公司の若き編集者達との商談。どうやら20~30歳代の女性がほとんどのようだ

この後、北京贝贝特出版顾问有限公司と商談中に、もう一社飛び込みで『ケネディと冷戦』をブースの棚で見つけて商談を申し込んできた盛世新华文化传媒(天津)有限公司のSさんと商談。

Sさん、見た目がかなり強面なので、ちょっと身構えたが、軍事関連でベストセラーを出している民間の版元ということで、ぜひいろいろと小社と軍事関連本について話がしたいということだったが、閉会時間が迫ってきてしまったので、明後日の日曜日に盛世新华文化传媒(天津)有限公司に招待するということで、ここはお別れした。

この日の夜は、慰労会(?)ということで、C&R社の方達の他に、同じC&R社のブースに本を出展していた扶桑社さんやイースト・プレスさん達と、北京の店で飲めや歌えの大騒ぎをして、北京出張の疲れを吹き飛ばし、BIBFで最も重要な最初の三日間を無事終えることができた。

 

【2012年9月1日土曜日】BIBF2012・北京出張第四日目

BIBF2012は、この土曜日と日曜日は版元同士の商談会はほぼなく、一般客に解放されるとのことだったが、ちょっと午前中に行ってみて覗いてみたところ、かなり閑散としていてお客さんは少ない。そういえば中国の版元のブースには本が積まれていたりとか、売りまくるような雰囲気はなかったということに気付いた。どうやらBIBFは本当に版元どうしの商談がメインの国際ブックフェアらしい。でもこれが本当の国際ブックフェアなのではないか?と、私は思ってしまった。TIBFでは、こちらも悪いのだが、ほとんど海外のブースとの行き来がなく、肝心の版権取引についての商談もなかなかうまくいかないことがほとんどで、海外の版元の方達もなんのために出展しているのか、ちょっと見えない印象をずっと持っていた(ただ、どうやらそういう問題に主催のリードさんも気づいたのか、今年のTIBF2012ではリードさんから通訳の申し入れがあって、一緒に海外の版元のブースをまわって、いろいろと商談することができた。来年からはこちらももっと積極的にTIBFを海外版元との出会いの場として活用したいと思う)。

午後、北京の中心部に地下鉄を使って向かう。

 

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BIBF2012の会場近くの最寄駅「国展站」

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地下鉄に乗るにはこのカードを2元で購入しなくてはならない。北京の地下鉄はこのカード型の切符で一律2元でどこまでも行けるようだ。
入場時は改札にこのカードをタッチして入り、出る時は改札にこのカードを通して、そのまま回収されます。まあエコですかね。
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あの悲劇の天安門事件のあった天安門広場

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天安門

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毛沢東が大きく掲げられています。ちなみに私は毛沢東と同じ12月26日生まれ!なんたる奇遇(たいした奇遇ではないか…)

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映画『ラスト・エンペラー』を観て以来憧れの故宮をついに拝む

 

故宮の周囲を徒歩で歩いてまわった後、北京市内最大手の書店、王府井書店に行く。入口近くに平積みしてある売れ行き良好書や話題の本はビジネス書が多い。 日本人では稲盛和夫、大前研一、アメリカの本も多い、ジョブズやFBI関連書が目に付く。文芸書棚にはちゃんと日本コーナーもあり、村上春樹、東野圭吾、 島田荘司、渡辺淳一の簡体字版が並んでいる。欧米書のコーナーには、ハリー・ポッターは当然のこと、ジェイン・オースティン、シャーロット・ブロンテ、オ スカー・ワイルドなどが並んでいる。ぺーパーバックや豪華本など造本も多種多彩。ミリタリー本も日本と同じく結構大きな売り場スペースが割かれている。ま た自己啓発物、心理学、スピリチュアル系、美容、ダイエット、グルメなど、日本と同じような売れ筋ジャンルの棚には活気がある。

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王府井書店

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盛世新华文化传媒(天津)有限公司の軍記本のベストセラーもSさんがいうように平積みで売っていました

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稲盛和夫とジョブズ本が並んでいます

 

 

王府井書店のあとは、お土産を買おうということで、高梨と二人で人ごみのする裏通りに向かうとそこには市場が。
生きたサソリを焼いて売っていたりと、いかにも中国らしい市場には活気がありました。

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市場に潜入

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ありとあらゆる土産の小物が売っていた屋台

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その屋台で100元を80元に値切って買った毛沢東ジッポライター

いろいろと土産になるものをさがして市街を歩き回るも、なかなかこれといったものが見つからず、高梨と二人、足も棒になってきて腹も減ったので、中国のラーメンを食いに、中途半端なデパチカのようなところに行ってラーメンを注文して食べる。スープは結構美味しかったが、麺がソフト麺みたいで太いうえに、まったく縮れていなくて、日本のラーメンの方がやっぱり格段に美味い。あと盛り付けが適当過ぎて美味そうにみえない…。やはりこのへんが日本人の繊細さのいいところなんだろうなあ、と思う。

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ラーメンを食す。スープはまあまあだったが…麺が…。盛り付けも雑過ぎ

この日はちょっと歩き過ぎて疲れたが、北京市内を地下鉄と徒歩で移動することによって、やっと北京の全体像がなんとなく把握できたような気がする。車だと、やはりスピードがあり過ぎて見落とす部分も多いので、やはり旅は電車か徒歩に限る。

電車でホテルの近くの駅まで帰る。同行した高梨はそらで北京の地下鉄の駅を言えるぐらい、もう路線図を熟知してしまったようだ。恐るべしオールドルーキー(しつこいですかね)。

ホテルには特になにもないので、風呂に入って泥のように眠る。

 

【2012年9月2日日曜日】BIBF2012・北京出張第五日目

今日はBIBFで出会った時に「ぜひ来てください」と招待していただいた、荣宝斋出版社と、盛世新华文化传媒(天津)有限公司の会社訪問の予定が入っている。

とりあえず荣宝斋出版社に向かうことにして、またホテルから近くの地下鉄の駅までいって、そこから北京市内まで向かう。荣宝斋出版社の最寄駅は和平門という駅で、そこから徒歩10分程度で、琉璃廠という歴史の趣のある市街に入る。その中に荣宝斋出版社はあった。会社訪問といっても高梨も私も中国語はさっぱりできないので、日曜日の休みの日にも関わらず、C&R社の中国人スタッフのGさんにわざわざ出てきてもらって、一緒に荣宝斋出版社を訪問してもらうことになった。これで言葉の問題はクリア。本当にGさんにはお世話になった。Gさんはまだ若いけど、これからの日本と中国の出版界の橋渡しにずっと貢献していただけることを信じていますし、祈っています。

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今回のBIBFと、この日曜日の宝斋出版社訪問の時も通訳をしてくれたGさん
いつも笑顔でとても優しく真面目な好青年でした。

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清代の街並みを修復したという書画や骨董の店が並ぶ琉璃廠

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ありました荣宝斋!趣が違います

荣宝斋につくと、BIBFで商談させていただいた、美人編集者のWさんが出向かえてくれました。Wさんと荣宝斋の入口にある中国の有名画家が荣宝斋に贈呈したというとても大きな絵画の前で記念撮影したあと、荣宝斋のギャラリーや墨や筆が売っている店舗を案内していただきました。

 

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荣宝斋出版のWさんと記念撮影。私(右)、高梨(左)

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店内にあった巨大な硯。使ったことはないそうです

写真撮影はちょっと許してもらえなかったのですが、ギャラリー内には一点一億円以上する超高価な書も展示されていた。まさに大金持ち出版社というのはこういうことだったのですね。う~んすごすぎる。金の感覚がなくなるとWさんも申しておりました。まあとはいってもWさんはいたって質素で知的な雰囲気の漂う美しい人でしたが。

見学のあとWさんに近くの出版部の事務所で、中国の高級茶をご馳走していただきました。本当に癖のない美味しいお茶でした。高級な空気が漂っていました。日本で買うと相当な値段のお茶のようです。

 

 

荣宝斋出版のWさんと「再来!」と言って別れ、今度は強面Sさんに招待してもらった盛世新华文化传媒(天津)有限公司に向かうことする。

最寄りの駅で降り、車でSさんが迎えにくるということだったが、どうやらこの時間はそうとう交通渋滞がひどいとのことで、タクシーを拾ってくれということになり、タクシーを探すも、なかなか捕まらず、中国はタクシーが日本みたいに多く走っていないようで、通訳のGさんも頑張ってくれて、なんとか一台捕まえることができ、盛世新华文化传媒(天津)有限公司に向かうことにする。

駅前ではなく、中国の知らない街の奥地に入っていく感じからすると、ちょっと大丈夫なのか盛世新华文化传媒(天津)有限公司?と不安もよぎってきたが、15分ほどで盛世新华文化传媒(天津)有限公司に到着。Sさんが会社のビルの前まで出迎えてくれました。

盛世新华文化传媒(天津)有限公司には日曜日にもかかわらず、Sさんと、顧問の方、営業責任者の方、編集責任者の方など、多くで出迎えてくれました。オフィスはもっと小さいかと思っていたら、どんでもなく、小社なんかの数倍はありそうで、社長室もかなり大きく、社員も50名ぐらいいるそうです。幻冬舎など、日本の中堅版元並の規模はありそう。

Sさんは会議室に我々を通したあと、盛世新华文化传媒(天津)有限公司の会社案内のビデオをプロジェクターでみせてくれる。これがまた凝っていて、自社のヒット作や新刊情報などを、プロのナレーション入りで動画を駆使してかなり作り込んであった。ちょっとやり過ぎではと思うほどの出来栄えでした。中国は本当にどこの版元も自社と自社商品の宣伝に本当にお金をかけているようです。我々も見習わないといけないと心から思いました。

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盛世新华文化传媒(天津)有限公司の会議室にて

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プロジェクターのスクリーンの前で記念撮影。
「我々の関係はこのスクリーンのようにまだ真っ白だが、これからいろいろと関係を深めましょう」とSさん。顔に似合わず詩人のようです。
ちなみにSさんは私と同い年の40歳だそうです。実は一番左の高梨がこの三人の中で一番年長。

盛世新华文化传媒(天津)有限公司は民間の出版社で、日本の作家では大前研一などを仕掛けてきたとのこと。これからはミリタリーを中心に展開していきたいということで、それで彩流社と近づきたいということらしい。BIBFのブースで小社が展示していた『ケネディと冷戦』に興味を引かれて声をかけてきたわけだが、その後の2日間で、アマゾンでの売れ行きや、レヴユーがついていないことなどチェックしたようで、なかなか売れ行き自体は厳しいので、売れ部数はどれぐらいを想定しているのかなど、矢継ぎ早に質問される。もっとガンガン突っ走るタイプかと思っていら意外にちゃんと調べて慎重なSさんでした。

ただ、決して無礼な態度はとらずに最後まで真剣にこちらの話も聞いてくれて、小社の図書目録に10冊ほどチェックして渡してきて、これらの本を前向きに検討したいとのこと。できればお互い版権を売り買いして相互に良い関係が築けたら、いいとせつに思う。

 

夜、Sさんがお気に入りの毛沢東の出身地でもある湖南料理をご馳走してくれるとのことで、Sさん自ら運転して湖南料理屋まで連れて行ってくれる。日本車が好きとのことで、自家用車も日産の高級車だった。

Sさん、営業責任者、編集責任者、顧問の通訳の方と会食。面白かったのは、この版元では、営業部、編集部がいつも意見がぶつかって、でもそれでいて前向きだということ。Sさんよりもっと強面で腕も太くてK-1のジェロム・レバンナのような営業責任者は、「市場がまずあって、その下に企画がある」と力を込めて力説していたのが、同じ営業責任者として、とても印象に残った。日本も中国も、営業と編集の関係は近いものがあるのか。

ジェロム・レバンナとビールでどっちが強いかの勝負をふっかけられそうになったが、なんとかやり過ぎないうちに夜も遅くなり会食も終了。

終始怖い雰囲気だったレバンナだが、別れ際には笑顔で握手を求めてきた。Sさん以外の方とはここでお別れ。

我々の滞在するホテルまでは、ここから1時間は車でかかると思われるが、Sさんは快くホテルまで送ってくれた。Sさんは副社長クラスのようだが、車で我々を送り届けるために、最後まで会食の時もジュースを飲んでビールすら一滴も飲まず、本当に関心してしまった。中国人のいままで抱いていた私の印象が大きく変わったのはいうまでもない。

この盛世新华文化传媒(天津)有限公司を訪問が、今回の北京出張の実質的な最後の仕事となり、これにて終了。明日は昼までに空港に向かって日本に帰るだけだ。

 

今回の北京出張、北京国際ブックフェア2012出展は、単純にビジネスという枠に収まりきれない何かを与えてくれたと深く感じる五日間だった。本当に楽しく毎日新鮮で、そして考えさせられることが多かった。今後の中国人と日本人の関係、世界の中の日本の出版、世界に発信するということ、また世界から受け入れるということ、これからもどんどん海外に出て行って、世界中の出版人達と交流できたらと、強く思った。

そして、帰国後…過熱していく一方の尖閣諸島領土問題…。

日本と中国は今領土をめぐって争っているが、いつかそれを乗り越え、隣人同士、一人一人が、ちゃんと心と体で向き合って、もっともっと切磋琢磨できる日がくることを心から願うし、そうしていきたいと思う。

本当にお互いの人民にとって必要なことは何なのか、直接中国の方達と触れ合うことで、人間同士が直接交流することが何よりも重要だと思い知った日々だった。

中国と日本の建設的な未来を目指して、微力ながら頑張っていきたいと思う。

 

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盛世新华文化传媒(天津)有限公司のビルから見た夕焼け。中国の夕焼けも日本と同じく美しい

 

【文責 春日俊一】