書店をたずねて三千里

最新の記事5件

このコーナー内を検索

月別一覧

今日は19時から、小菅さん対談です!(新宿南店紀伊國屋3F)

もしこれをご覧になった方は、既に終了しているであろうと

思われますが、本日2014年3月20日(木)19時から新宿で

下記の本の著者・小菅信子さんと島田聡さんとで対談

行います。タイムマシン希望となり恐縮ですがご容赦下さい…978_4_7791_7010_2.jpg

2014年2月中旬刊のこの書籍、『放射能とナショナリズム』(小菅信子 著)

ですが、元々歴史認識問題を追及してこられた小菅先生が、原発事故後、

居ても立ってもいられず福島通いをし、今後(未来)を考えるためには、

過去(歴史)に人間がしてきた認識のあり方を検討することで、同じ過ちを

看過しないで、いかに在ることができるか、ご自身の生き方、研究を通して、

歩きつつ考えた本では、と思われます。

社内では、「登壇者がしゃべっているだけでは、いつもの授業と

同じなので、質問時間決めず来場者の方にどんどん質問してもらって、

ライブに応答することのできる会にしよう」という方針などが

モレ聞こえました。

 

私も今からお伺いするのですが、ちゃんと読んでないので、下記、

予習します。

「・・・「とんでもないやつ」だということらしい。・・・「うむ。なにから

なにまで間違っている。というかそれ以前に論理展開が

ぜんぜん追えない。」・・・私の論考についての批判である。・・・

放射能汚染への恐怖を絶対化して不安を煽り、人びとの理性を

喪失させるのは擬似宗教だと思う。そもそも原子力であれ、

核であれ、放射能であれ、放射線であれ、こと日本では

神話的に、神秘的にしばしば語られてきた。たしかに、広島と

長崎への原爆投下(以後)・・・何よりも神聖にして不可侵なものは、

天皇から被爆体験へとシフトした。・・・

侵略国で敗戦国でありながら、日本国民は犠牲者として、

神聖な記憶の担い手として、東西冷戦の時代に、反核・世界平和を

謳うことが許された。

そして、「唯一の被爆国」というナショナル・アイデンティティ

(自覚的でしっかりした日本人であるということ)は、実は、原子力の

神秘的で迅速かつ完全なる壊滅力から生起した神話のアナロジーに

支えられていたのだ。・・・

そんなふうに観察すれば、反原発熱にうかされ、暴言や失言を

くりかえす一部の学者や論者、彼(女)らをもてはやすメディア界

の奇矯さも、私には妙に納得できた」

(カッコ内一部、引用者付加文、序章P18辺り)と書かれております。

実は、さきほど、歴史認識問題でリンクを貼らさせて頂いた

春海二郎さんが書かれているこの本の書評の着眼点があった

部分ですが、この春海さんと小菅さんとの対談も某書店様で5月に

開催する予定です。

10分読書から察するところ、人間の認識は、一旦正当化されると、

すぐに熱を帯び、暴力とデマの盛り場になってしまうので、「認識」

という事態そのものの「確かさ」を「不確か」と捉え直し、

本当に「確か」な認識に成るまで、看過されている重要な現実を

引き受けながら、歩きつつ「考えを推し進める」べき、ということが

この本の主張点の一つなのかもと思いました。では、今から、

満員だったら通りすがりにしようかと思いますが、

対談にお伺い行って参ります(玉崎)。