書店をたずねて三千里

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京都出張『憎悪と和解の大江山』直納営業作戦道中記

もう気がついたら2年以上前の出張営業の記録だが、やはり文章として残しておきたいので、記憶を辿りつつ書いてみることにする。

2009年7月に小社から刊行された、第二次大戦中、日本軍捕虜となった英国軍兵士が体験した、京都・大江山俘虜収容所での強制労働。苦悶の戦争体験と和解を綴った手記、『憎悪と和解の大江山 あるイギリス兵捕虜の手記』(フランク・エバンス 著/糸井定次、細井忠俊 訳)を販促するため、発売日にあわせて、大江山俘虜収容所があった、現在の京都府与謝野町と、その周辺の宮津市、京丹後市、福知山市などを2009年7月27日~30日にかけて、車に本を積んで東京から現地まで行き、営業してまわった。

今回も、車(ちなみに自家用車・・小社には社用車は無い)に本を積んで、直接現地の書店に営業し、ご注文いただいた部数をその場で直接納品してくるという手段をとった。

 

【7月27日(月)・出発当日。営業第一日目】

前に同じように車で営業してまわった北但馬地方(兵庫県北部)よりは、いくらか近かったが、やはりかなり遠方。到着までは相当時間がかかることを覚悟しなくてはならない。本を車に積み込み。気合を入れ、いざ自宅を早朝午前5時に出発した。

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車に積めるだけ積む

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こんな早朝に車運転するなんて滅多にないね

 

初日の今日は、とりあえず与謝野町に向う前に、京都に立ち寄って、京都の大型書店に営業することにした。その後、今夜は舞鶴のホテルに宿泊し、明日から訳者の糸井先生と細井先生と合流し、大江山周辺を営業することとした。

午前5時に自宅(埼玉県鳩ヶ谷市)を出発したものの、京都市内に到着したのは午後3時半だった。しかし…京都についたらゲリラ豪雨だった…。

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一番最初に訪問した「ジュンク堂書店京都BAL店」にて担当の井上さんに会う。すでに『憎悪と和解の大江山』の事前注文をいただいてあって、これから取次経由(本の卸し問屋のような会社)で3冊入荷予定だが、わざわざ来てくれたということで5冊追加で直納させていただく。井上さんは彩流社も参加している「平和の棚の会」のフェアでもお世話になっている。とても気さくに対応してくださる。

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「平和の棚の会」のブックフェア

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とても目立つ陳列をしていただいている

 

その後、京都BAL店からちょっと離れたところにある「ジュンク堂書店京都店」を訪問。BAL店よりも若干小規模な店舗ではあるが、繁華街の中心にあり客入りも良い。ここも事前に3冊注文をいただいてあって近々入荷予定だが、担当に馬渕さんに書評や広告が出ることを話すと5冊追加注文をいただき、さっそく直納する。馬渕さんいわく彩流社の本は地味に売れているとのこと。

その後「ブックファースト四条大宮店」なども訪問するも担当者さんが不在。もう夕方になり時間もなく長時間の運転の疲労もあり、この日はこれら3店舗を訪問するに留め、夜までに舞鶴のホテルに向かうため早々に京都市を後にする。

 

京都から舞鶴まで道路が少なく、かなり渋滞にあいつつも夜中にホテルに到着、ビールを飲んですぐに寝ることとする。

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舞鶴に向ってひた走る

 

今日は計3軒訪問。

営業第一日目の『憎悪と和解の大江山』の納品部数は10冊。

 

 

【7月28日(火)・営業第二日目】

この日は訳者の糸井先生と細井先生に与謝野町と京丹後市の地元書店の営業に一緒についてきてもらう。糸井氏はかつて地元の高校などで校長をしていたこともあり、顔が広いということもあって、好意的に迎えてくれる地元書店が多かった。ただ、どこの書店でも2500円という価格は高いとのことで、現実的に店舗で普通に売るのが難しいという反応も多々あり…。

 

書店をまわる前に、本の舞台となった日本三景の天橋立近くの大江山俘虜収容所や日本治金工業岩滝製錬所があった場所を眺めることができる岸辺や、著者で捕虜だったエバンス氏などが降り立ち、また帰国するために出発した岩滝口駅を案内してもらう。

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天橋立がうっすら見えます

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今もある強制労働をさせた会社…

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ご一緒していただた地元出身の訳者の糸井先生と細井先生

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岩滝口駅

 

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ここで捕虜達が降り立ち、また帰国していった…

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最初に訪問したのは「浪江書店」。社長の浪江様は訳者の昔なじみの書店。高校時代に通っていたとのこと。宮津の商店街の中にあり、宮津の地方版元「あまのはしだて出版」の本を多くとりあつかっている。

次に訪問したのは「まるぜん野田川店」。与謝野町周辺に4店舗チェーン展開されている書店。かもがわ出版の郷土史の本が平積みされている。ありがたいことに門中店長から他のチェーン3店舗分各10冊の注文をいただき、さっそく直納する。

次に、「まるぜん書店本店」に社長に会いに行く。本店は旧加悦町商店街内にある。野田川店は駐車場を備えた郊外型の書店だったが本店は商店街内で、やはり郊外型の方が売上がいいとのこと。ここの社長も訳者と長い付き合いとのことで、快く対応していただく。

次にちょっと離れて、北方の京丹後市へ加悦町から車で30分ほど北に向かい、海沿いの街の中の商店街にある老舗書店の「東書店」を訪問。地域の学校などの外商で昔から有名とのこと。応対していただいた東社長から、価格が高いので不安はあるが頑張って20冊は売りたいと言っていただく。社長は80歳代と思われるが、眼光鋭く、まだまだ元気。

次に向ったのは、「淀徳商店・本部」。福知山、峰山などにチェーン展開している地元の有力書店。文具や什器も販売しており、結構大きい会社。応対していただいた古橋専務から、チェーン店一括注文で40冊も注文をいただく。感謝です。

ここらで、訳者の糸井先生と細井先生とお別れ。お二人のお陰で、今日はすでに110冊も注文をいただき、すべて直納した。普通はここまでいっきには売上は伸びない。ありがたやありがたや。

夕方ちょっと天橋立により、しばし観光気分…。

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天橋立に向う。途中なにから動く橋がある…

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おお~橋が回転してるぞなもし

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なんじゃこりゃ~

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おお~戻ってきよった。どうやらこの橋、「廻旋橋」というらしい。天橋立の大橋立と小橋立を結んでいて、橋の中央部分が90度回転する可動する橋とのこと。遊覧船などの大きな船を通すために橋を回転させていたようだが、最近は遊覧船が減って、ただ回転してるだけらしい…。

橋を渡ると、もう天橋立。地上から見ると、橋立は大き過ぎて、イマイチその雄大さが分かりません…

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天橋立を渡っているところです

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ずっと続く砂浜が天橋立の右岸です

 

二人と別れ、今日も宿泊する舞鶴に向う。

舞鶴にはいくつか書店があるので、夜まで営業してまわることにする。舞鶴の商店街はかなり大きくかつては賑わったようだが、今ではかなりシャッターが閉まっており、やはり厳しさを感じる。そんな商店街のなかにあった「村田舞鶴堂」を訪問。舞鶴では老舗らしく、店も80坪ほどあり品揃えも良い。社長から10冊注文をもらって直納する。

次に舞鶴の駅近くにある、「なみえ書店」を訪問。宮津の浪江書店とは親戚関係らしいが、それぞれ独立し、会社としては別会社とのこと。海上自衛隊の基地が舞鶴にあるためか、自衛隊関連書とミリタリーコーナーが充実。浪江店長も突然のよく分からない版元の営業マンの訪問にも関わらず、いろいろとお話をしてくれて3冊直納させていただく。

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なんと村上春樹の『1Q84』より上に陳列!!感謝感激

その次に、駅から少し離れた住宅街の中にポツンとある。145坪と結構大きい書店の「宮脇書店舞鶴店」を訪問。店長が不在とのことで、また明日訪問することにする。

 

気がつけば外は真っ暗。

今日は長かった。計8軒訪問。

営業第二日目の『憎悪と和解の大江山』の納品部数は123冊。

絶好調!!

 

 

【7月29日(水)・営業第三日目】

今日は舞鶴を後にして、山を越え綾部と福知山、そして亀岡を営業する。

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舞鶴のホテルを出てすぐにあった細川忠興の城「丹後・田辺城」

山を越えたすぐのところに古墳があるらしく、ちょっと寄ってみる。驚いたことに山の中腹にあって、古墳の頂上から綾部の前景が見下ろせる。私市円山古墳というらしい。小高い尾根にあって、よくこんなところに作ったなあとしばし感動のひと時…。

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埴輪も復元されて整然と並べられておりマニアにはたまらんのう。でもちょっと復元しすぎか…。

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タイムスリップしそう…

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石棺があった場所

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こんなところによう作ったもんだ

 

 

休憩を切り上げて、綾部に向うとしていたら携帯がなる。会社からだ。昨日チラシを渡した「宮脇書店舞鶴店」から注文があったとのこと。急遽、舞鶴に高速で引き返し、舞鶴店を訪問、5冊注文をいただいて直納する。舞鶴店の店長は綾部店と2店舗で店長を兼任しているとのことだったので、ついでに綾部の分もお願いする。綾部に電話しておくので、綾部に本を5冊直納しておいてくださいと、嬉しい追加注文をもらう。

舞鶴から高速道路で20分ほどで綾部の市内に行く。先程の「宮脇書店舞鶴店」の店長から注文をいただいた「宮脇書店綾部店」を訪問。この街の書店は郊外型がほとんどだが舞鶴よりも活気がある感じ。この書店も180坪ほどあり、かなり広く感じる。

次に綾部では老舗と思われる商店街のそばにひっそりとある「BOOKLANDたかくら」を訪問。奥様から2冊注文をもらって直納。奥様から綾部はあの下着の会社グンゼの起業した地らしく今も工場があるとの話を聞く。そういえば京都の北部地域には、今全国規模の大企業に成長した企業が結構あるなあと思う。

次に、国道沿いにあるTSUTAYAと併設された書店、「ブックセンターすばる綾部店」を訪問。一般書中心の品揃えだが、店内は綺麗で、ちゃんとした棚を作っている。塩見副店長から2冊注文をもらって直納する。これで綾部の書店はすべて訪問し尽したので、福知山に向う。

福知山は京都北部では交通の要衝でもあり、昔から栄えてきた街だけあって活気がある。最初に訪問したのは「AVIX福知山店」。この書店からは以前から小社によく注文が来ていたので一度訪問してみたかった書店。事前にDMで3冊注文をもらっていたが、担当の能勢さんに京都新聞の取材が入ったことと広告のことを話すと、それならばと10冊追加注文をいただく。TSUTAYAと併設されているが、品揃えはかなり良い。人文書のコーナーもかなり広々ととってあった。

次にこの書店もよく小社に注文をいただく書店の「福島文進堂サンライズ店」を訪問。てっきり大きい書店かと思いきや、スーパーの片隅にあるような書店で驚く。こういう小規模の書店でも担当者さんの熱意で小社のような零細版元の本が店頭に並べれ、読者の手に届いていると思うと、本当に感謝感激だ。この書店からは既にDMで10冊も注文をいただいいるが、配本が遅れる可能性もあるのでと、3冊注文をいただき即直納する。店長の永田さんはやる気に満ち溢れた人で、頑張って売ってくれそうな感じだ。

かなり疲労のピークに達したのでしばし休憩を取る場所を探すと良い場所を見つけた。また城だけど…。

福知山の街の中心には小高い丘陵の上に城がある。福知山城だ。なんとあの信長を倒した明智光秀の城らしい。

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小高い丘陵の上に立つ福知山城

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この橋、写真だといまいち伝わらないが、相当デカイ

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城内にあった井戸、「豊磐井」(とよいわのい)。相当深いと思ったら、なんと50mもの深さがあるとのこと。
なんと現在も満々と水をたたえている。伝説では井戸の底に抜け穴があるとのこと。

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福知山はこれで終わりにして、次に亀岡に向う。
最初に「宮脇書店亀岡店」を訪問。担当の店長は不在とのことでチラシを渡すにとどまる。少し中心地より離れているが150坪ほどあり、中に入ると見た目よりも大きく感じる。

次に「信長書店亀岡店」を訪問。単純に書店地図を見てこの書店に入ってビックリ! ここは基本的にアダルトDVDやアニメグッズを売っている店で、本といってもアダルト本かアニメ関連しか置いていない書店だということを知る…。私は以前彩流社の本の注文が信長書店からあった記憶があったが、もしかしたら記憶違いかもしれない。いずれにせよ。『赤紙と徴兵』を置くような書店ではない。AVを買っている暇もないので、そそくさと退散。

というわけで、わりと大きな市だと思っていて、期待していた亀岡市が完全に不発におわり、そして日が暮れる。営業第三日目はこれにて終了。

事前注文が多かった福知山市は与謝野町と大江山を隔てて反対側にあり、やはりかつての炭鉱を知っている高齢者が多く住んでいるのかもしれない。宮脇書店舞鶴店と綾部店は店長が一人で150坪もある書店二つを切り盛りしているのには驚いた。地方とはいえ、かなり激務であると思われる。

今夜は京都市内のホテルにて宿泊。何かタイやマレーシアを思わせる空気感の京都に若干戸惑いながら真夏の寝苦しい夜をホテルの部屋で一人ビールを飲んですごす。

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京都市中心部

もう体もクタクタ…。ホテルを探していて自転車の女性とぶつかりそうになる。危なかった…。

本日は計8軒訪問。

営業第三日目の『憎悪と和解の大江山』の納品部数は27冊。

若干不調。

 

 

【7月30日(木)・営業第四日目】

朝起きたらホテルが本能寺のまん前だと知る。といっても織田信長が明智光秀に討たれた本能寺は当時はこの場所にはなくて違う場所にあったらしい。

京都市内の営業は車だとかなり困難を極める。道も狭く、人通りも観光客等でかなり多い。

しかも困ったことにカーナビが役に立たない。カーナビに向う先の住所を登録しようとしたら、書店の住所録には「京都市中京区河原町通三条下る」としか書いていない。これでは登録できない。「カーナビには、そういう住所は無いんです!京都ってなんて排外的!」と思わず叫びたくなるほど、地元民しか分からない住所表示。書店に電話で住所を確認しても、案の定「通三条下る」とか「三条入る」とか言ってくるので、「そうではなくて、何々町何番地って正式な住所がありますよね?」って訊いても、「は?」という答えしかかえってこないので、もう諦めて、地図を見つつ書店を探す。カーナビほとんど役に立たず(京都の独特の住所のシステムをカーナビに入れなかったメーカーにも責任あり)。

まあそんなこんなで、最初に、大口を期待して取次会社の「トーハン京都支店」を訪問。店売は無く、建物はちょっと古いが、トラックが乗り入れ可能な大きな倉庫を有している。京都の有力書店の多くがトーハン帳合のような印象を受けるのは、こういう大きな支店があるからかもしれない。担当の柳さんは快く対応してくださり50冊直納させていただく。京都新聞の紹介記事に期待しますとのことで、チラシも200枚ほど渡し、トーハンの書店営業マンに配っていただけることに。このトーハン京都支店で、市内の書店の分として50冊注文を取れたことで、京都市の小さい書店はほぼカバーできそうではある。ありがたい。

次にトーハンのライバル取次の「日販京都支店」を訪問。トーハンと違って事務所機能のみとのこと。資生堂のビル内にあり、銀行のような雰囲気。応対していただいた村松さんは直接の担当ではないが熱心に話しを聞いてくれ、書評の効果などこまめに観察して、書店にもチラシの案内していただけるのこと。

次に、京都タワーのビル内にある、「ふたば書房京都タワー店」を訪問。運悪く今日は棚卸しとのことで注文はもらえず。日販の村松さんに「郷土本コーナーがすごいですよ」と伺っていたので見に行くと、確かにかなりの充実度。フロアのかなり大きな一区画を郷土本が占めていた。惜しい。

次に、京都で一番人文書を売っていると思われる、「アバンティブックセンター京都店」を訪問、残念ながら担当の方は不在だったが、噂に聞いていた人文書の棚は本当にきめ細かく分類されており、郷土本コーナーも地元以外の関東の本まで網羅していた。これは相当本の知識のある方が担当されているに違いない。

次に、京都駅内にある「三省堂書店京都駅店」を訪問。146坪とそれほど広くはないが立地が良くて客入りも良い。担当の安達さんはから5冊注文をいただき京都本のコーナーに置いていただく。

次に、というかこれで最後の訪問書店となる、立命館大学内の生協にある「立命館大学・存心館ブック&サービス」を訪問。生協にしては大きく115坪もあり、品揃えもかなり充実。いまどきめずらしく(?)本を見る学生も多い。アジアの本の会フェアも開催中で、彩流社は「日韓関係と韓国の対日行動」などが3冊も売れたとのこと。担当の篠原さんはとても快く対応してくださり、とても期待できる書店人。

いろいろと篠原さんと楽しく話をして、最後を飾る10冊の注文をいただいて今回の出張で最後の直納をする。

 

夕方から小社が関西訪問の営業を委託しているOJTの岩崎さんと会合。京都はやはり独特な土地柄とのこと。大阪と京都の、不況からくる元気の無さはまだ続いていて、依然厳しい状況でしょうとのこと。京都は狭い範囲にまだまだ多くの書店があり、良い書店人も多くいるので、もっと頑張ってほしいと思う。

 

最終日は6軒訪問。

営業第三日目の『憎悪と和解の大江山』の納品部数は65冊。

 

そして、今回の出張の最終的な累計の成績は、注文冊数合計225冊に達した。

訳者の糸井先生と細井先生の力添えが大きかった出張営業だったが、まずまずの成果にホッとする。

これで思い残すこともなく東京に帰ることができる。

 

京都で対応していただいた書店員の方々、本当にありがとうございました。深く御礼申し上げます。

【文責:春日俊一】