書店をたずねて三千里

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ホテル・カリフォルニア

昨年の11月、書店や版元や取次ぎの人達が中心となって開催されたライブイベント「ブックンロール(ブックなし)」というイベントに、亜紀書房のS氏(ボーカル)、長崎出版(当時)のY氏(キーボード)、新文化のT氏(ベース)、ゴマブックスのY氏(ドラム)とPANDA音楽隊というバンドを組み、私はこのバンドのリードギターとして出演しました。
それで、このイベントで対バンをさせていただいたThe”B”Nutsという福島のみどり書房と神保町の東京堂書店の書店員さんがメンバーのバンドがあったのですが、たまたま最近、東京堂書店さんでトークライブを企画しようとして新しい店長さんに連絡を取ったところ、その新しい店長さんのKさんが、このThe”B”NutsのギタリストをやっていたKさんということが分かり、思わず「おお~今後は普通ちょっとハードルが高い店長さんにも会いやすくなって営業しやすくなる~」と一人うれしくなってしまいました(営業活動に利用すんなよって)。

やっぱりオヤジになっても、「ロックを愛する」という共通項があれば、いっきに仲良くなれてしまうものであります。営業の仕事にも結構使えますね(笑)。そんな私、いまでこそ版元営業という仕事をしていますが、何を隠そう私の最終学歴は、出版業界ではちょっと変り種の、音楽の専門学校「ミューズ音楽院」(人気バンド、B’zのギタリストの松本孝弘が卒業生で有名)のロックギター専攻中退です(松本が卒業生ということと自分は関係ないし、中退なんで、全然自慢にならんが・・・)。

まあ、それはさておき、私がギターにはまりだしたのは、姉が買って、ちょっと弾いた後に放り投げたままになっていたクラシックギターを、時々爪弾いて『禁じられた遊び』を覚えることから始まりましたが、その後、弾き語りにはまって長渕剛にはまり、中島みゆきにはまり、そして当時深夜に放送していた「ベストヒットUSA」を観てから、ついに洋楽の世界にはまっていくことになったわけです。

「ベストヒットUSA」では、時々70年代のライブ映像を流したりして、私は中でも、ニール・ヤングの1976年の武道館でのライブ、それとイーグルスのこれもたぶん70年代の『ホテル・カリフォルニア』のライブ映像の虜になり、VHSに録画した映像をたぶん100回以上は観たと思います。

このライブ映像は結構有名で他でもよく放送されてきましたが、曲も切なくていいし、ボーカルのドン・ヘンリーがドラムでボーカルというめずらしいバンドで、ドラムを叩きながら歌う姿もカッコよいのですが、なんといっても(この映像では4:02から始まる)長いギターソロが、とにかく涎もので、たまりませんでした。ジョー・ウォルシュとドン・フェルダーの掛け合いは、まるでギターで歌うかのように、泣くかのように、本当に耳に残るギターソロでした。当時高校生だった私は、さっそくイーグルスのバンドスコアを購入し、このイーグルスの『ホテル・カリフォルニア』の最後のこのギターソロの部分だけをひたすらコピーしまくる毎日でした。

そんなわけで、ロック・ギタリストの音と神技に魅せられた若者は日本に当時も今もたくさんいると思いますが、その中でもちょっと異常と思えるほどはまってしまった男、LPレコードを自宅に10万枚以上(いまでは数えられないとのこと)所蔵している音楽評論家のかまち潤氏に書き下ろしてもらった、久しぶりに私が企画編集をしたロック・ギタリストのウンチク本がついに刊行されます。

題して『ロック・ギタリストまるかじり』

本書を読めば、有名どころだけでなく、一般的には無名でも、いぶし銀のギタープレイを聴かせてくれる隠れたロック・ギタリストの名手まで知ることができます。ロック・ギタリストファンのあなたにも必ずあらたな発見があることでしょう!!
乞うご期待!!

ロック・ギタリストまるかじり
かまち 潤 著
A5判 / 208ページ / 並製
定価: 2000円 + 税
ISBN978-4-7791-1981-1 C0073
奥付の初版発行年月:2014年05月 / 書店発売日:2014年05月23日