書店をたずねて三千里

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「おばけ」と「わんぱくだん」

家では意外にイクメン(?)な小生は、夜五歳になる息子と一緒に寝ることができる土日だけは、この一年近く寝る前に「読み聞かせ」などをしている。

息子にを「本を愛する人間になってほしい」、という純粋な想いと、本を読み聞かせると普段家ではやんちゃ坊主の息子も、静かに聞いてくれて、そのうち寝てくれるので、「一番効く眠り薬」になるな、という実用的な側面が、自然に無理なく読み聞かせを継続してやることができる理由だろうか。

息子が図書館に行って必ず「これ読みたい」という絵本は、やはり私自身が子供の頃から人気のある、せなけいこの切り絵の絵本で、おばけが出てくるシリーズだ。切り絵の素朴さと単純な色使い、そしてなんといっても「可愛いおばけ」がいいのだろうか、長年変わらず子供に愛されるのは何か理由があるのだろう。

それと、せなけいこの他に息子が「これ読みたい」という絵本では、わんぱくだんのシリーズがある。三人組の子供達が、遊んでいる最中にタイムスリップしたり、違う国に行ったりの冒険ものの絵本だ。このシリーズも息子は大好きで、気がつけばシリーズはほぼ全巻借り切ってしまって、よほど好きなのだろう。

時代を越えて長く読み継がれる図書館の絵本を見ていると、出版の社会に対しての本当の重要性は、かなり広がりと深みがあると思うし、あらためて版元営業も世に発信する担い手となる自覚をもって、自分にも問い直して、進んでいきたいと思う。

[文責 春日俊一】