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映画原作派のためのアダプテーション入門

フィッツジェラルドからピンチョンまで

¥1,980(税込)

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著者 波戸岡 景太
ジャンル 《フィギュール彩》  > 《フィギュール彩Ⅰ》
文学/文芸の世界  > 英米文学批評・評論
芸能/アートをたしなむ  > 映画・演劇・戯曲
出版年月日 2017/10/12
ISBN 9784779170997
判型・ページ数 4-6 ・ 213ページ
定価 1,980円(税込)
在庫 在庫あり

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内容紹介

小説が映画になるってどういうこと?『ギャツビー』から『インヒアレント・ヴァイス』まで、近現代米国の文学と映画を中心に、ピンチョンの専門家が判り易く解説!文学と映画の関係性が学べるアダプテーション論の入門書。

目次

序 章 映画化とは原作化のこと

第1章 アダプテーションとトランスレーション
1、文学は映画に勝るのか
2、映画のような原作小説『ファイト・クラブ』
3、『オン・ザ・ロード』は「原作の原作」を追い求める
4、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のラディカルさ

第2章 原作者の反応
1、原作者が「ミスキャスト」と嘆いた『ティファニーで朝食を』
2、原作者とは誰か?
3、オレ(映画に)殺されたよ︱︱ブレット・イーストン・エリスの場合
4、『帝国のベッドルーム』の逆襲

第3章 アダプテーションと進化論
1、脚本家カポーティの失敗
2、「アプロプリエーション」は、単なる「盗用」ではない
3、アダプテーションと進化論
4、映画『アダプテーション』の理論

第4章 インターテクスチュアリティの快楽
1、バズ・ラーマンのアダプテーション
2、『華麗なるギャツビー』と『キャッチャー・イン・ザ・ライ』
3、ブラックソックス・スキャンダルのインターテクスチュアリティ
4、二人めのジェイの「一〇〇ドル紙幣」

第5章 長すぎる「原作」はどうすればいいのか 
1、映画の時間的制約
2、原作のカメラワーク『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
3、キューブリックの芸術的圧縮 『シャイニング』 
4、映像化不可能な文体に挑む 『インヒアレント・ヴァイス』

第6章 アダプテーションの固有の瑕疵
1、アンダーソンの「圧縮」
2、「悪」を相対化する 
3、ジョアンナ・ニューサムの起用とジャメブ的感覚
4、カプグラ的世界における「生」

終 章 原作が作者不詳となる日まで 

付録1 アダプテーション論リーディング・リスト
付録2 小説と映画のシーン比較

あとがき
映画原作派のためのアダプテーション入門