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現代アメリカ社会のレイシズム

ユダヤ人と非ユダヤ人の確執・協力

電子版あり

¥3,300(税込)

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著者 広瀬 佳司 編著
伊達 雅彦 編著
ジャンル 文学/文芸の世界  > 英米文学批評・評論
出版年月日 2022/03/29
ISBN 9784779128158
判型・ページ数 4-6 ・ 288ページ
定価 3,300円(税込)
在庫 在庫あり

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内容紹介

ユダヤ系作家はホロコーストなどの差別や暴力を直に経験し、人種差別に対する憤りから、様々な反対運動において中心的役割を果たしてきた。本書では作家達の差別に対する表象を取り上げ、他者との確執や協力の実相を論じる。

目次

第1章 エリ・ヴィーゼル『ゾンダーバーグ裁判』:〈他者性〉を求めて
 ──現代米国の「ユダヤ人」と「ドイツ人」の敵対から共感へ(広瀬佳司)
第2章 対立の果て
 ──『犠牲者』(佐川和茂)
第3章 ソール・ベローのブレイクスルー
 ──レイシズムを超える『オーギー・マーチの冒険』のケアの倫理(井上亜紗)
第4章 アーサー・ミラーの『焦点』における差別の構造(鈴木久博)
第5章 初期ロス作品に見られる人種意識(坂野明子)
第6章 フィリップ・ロスはアメリカの人種問題をどのように描いたか
 ──「アメリカ三部作」を中心に(杉澤怜維子)
第7章 ポール・オースターの描く他民族社会における他者との共生
 ──『ミスター・ヴァーティゴ』と『スモーク』を中心に(内山加奈枝)
第8章 ジュリアス・レスターの改宗
 ──黒人ユダヤ人へ(大森夕夏)
第9章 ジューイッシュ・クランズマンの不可視性と人種的両義性
 ──『ブラック・クランズマン』におけるサイドストーリー(中村善雄)
第10章 被差別者としての確執と融和
 ──アメリカ映画に見るユダヤ系とアイルランド系表象(伊達雅彦)
現代アメリカ社会のレイシズム