夕霧花園
英国統治時代のマラヤ連邦を舞台に、戦争で傷ついた人びとの思いが錯綜する。同名映画原作。マン・アジア文学賞受賞。
¥3,850(税込)
著者 |
タン・トゥアンエン
著 宮崎 一郎 訳 |
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ジャンル |
文学/文芸の世界
文学/文芸の世界 > その他の各国文学 |
出版年月日 | 2023/02/21 |
書店発売日 | 2023/02/24 |
ISBN | 9784779127649 |
判型・ページ数 | 4-6 ・ 496ページ |
定価 | 3,850円(税込) |
在庫 | 在庫あり |
内容紹介
この記憶は いつまで わたしに残るのだろうか
天皇の庭師だったアリトモと、日本軍の強制収容所のトラウマを抱えるユンリン。
1950年代、英国統治時代のマラヤ連邦(現マレーシア)。日本庭園「夕霧」を介して、ふたりの人生が交錯する──
同名映画『夕霧花園』【トム・リン監督/リー・シンジエ(李心潔)、阿部寛出演】原作(2019年映画化、2021年7月24日~日本公開/DVD発売元:マクザム+太秦)。
マン・ブッカー賞最終候補に選ばれ、現代アジア文学で最も優れた小説に贈られるマン・アジア文学賞等を受賞。17ヵ国語に翻訳され、高い評価を受けている。
【あらすじ】
封印していた数々の記憶が、「夕霧」でふたたび流れ出す──
1980年代のマレーシア。
連邦裁判所判事の職を離れたテオ・ユンリンは、キャメロン高原の日本庭園「夕霧」を再訪する。
そこは、30数年前、日本庭園を愛する姉の慰霊のために、日本人庭師ナカムラ・アリトモに弟子入りした場所だった。
日本軍のマレー半島侵攻、戦後マラヤの「非常事態」を背景に、戦争で傷ついた人びとの思いが錯綜する。
目次
著者による注釈
訳注
訳者解説
訳者あとがき