文学/文芸の世界 現代社会を考える 歴史から学ぶ 思想/哲学に触れる 芸能/アートをたしなむ ビジネス/経済を読む 豊かにくらす 《フィギュール彩》 宮沢賢治の世界(CD) 売れ筋の本 太平洋戦争 北欧/東欧/中央アジア 韓国/中国/東アジア

歴史のなかのラディカリズム

電子版あり

¥2,970(税込)

Amazon
honto
紀伊國屋書店ウェブストア
e-hon 全国書店ネットワーク
セブンネットショッピング
楽天ブックス
HMV&BOOKS online
TSUTAYA オンラインショッピング
ヨドバシ.com
著者 新谷 卓 編著
中島 浩貴 編著
鈴木 健雄 編著
ジャンル 現代社会を考える
歴史から学ぶ
出版年月日 2021/06/09
ISBN 9784779127571
判型・ページ数 A5 ・ 218ページ
定価 2,970円(税込)
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ

内容紹介

現状打破の為の認識と行動…ラディカリズムの担い手達の思想と行動とは?本書は、それらを抵抗/対抗ラディカリズムに大まかに分け、現実に何が起こり、反抗の運動形態が如何なるものだったかを検証する、現代への架け橋である

目次

 主な目次
序 論 歴史の場としての「ラディカリズム」
  第一部 「対抗ラディカリズム」
第一章 三王国戦争期イングランド王党派ネイション概念と
ラディカルな契機──『月面の男』を手掛かりに………小島望
1 問題の所在
2 『月面の男』におけるネイション概念
第二章 ドイツ帝国の「反軍国主義」とプロイセン・ドイツ軍
における「対抗ラディカリズム」……………………中島浩貴
1 多様性のなかの「反軍国主義」──「対抗」文化としての
社会主義、自由主義の軍事論と平和主義
2 「反軍国主義」とプロイセン・ドイツ陸軍──研究史上の
問題と軍の現実認識
3 「反軍国主義」的軍事論と「対抗プロパガンダ」
終わりに──「反軍国主義」に対抗する対抗ラディカリズム
の形成
第三章 日本における反動右翼のラディカリズム──
「イデオロギーの内戦」1917 ~ 1941 年…………………新谷卓
1 「イデオロギーの内戦」とアンティ・共産主義
2 右翼とは何か
3 第一次世界大戦後の「イデオロギーの内戦」
4 急進化するイデオロギー
5 「イデオロギーの内戦」の終結と「想像の敵」
第二部 「抵抗ラディカリズム」
第四章 政治を超えたラディカリスト 福本和夫……清水多吉
1 後年の「フランクフルト学派」の人たちとの交叉
2 論壇に登場──「山川イズム」を批判
3 「コミンテルン」の非難で「水に落ちた犬」へ、そして逮捕
4 獄中一四年で得たもの
5 柳田国男を超えて──『日本ルネッサンス論』
6 検証されるべき遺産
第五章 1920/30年代 反体制派のなかの反対派──「転向」と
「山川イズム」、左派社会主義労働組合運動……ティル・クナウト
1 山川イズム
2 本所における左派社会主義的労働運動
3 人民戦線と転向
第六章 1920/30年代ドイツ小規模社会主義組織における
ラディカリズム──ISKとノイ・ベギネンを中心に……鈴木健雄
1 ISKのラディカリズム
2 ノイ・ベギネンのラディカリズム
おわりに代えて:二つの「ラディカリズム」から見えてくるものとは?
第七章 「戦後派文学」にとっての「戦後」理念──佐々木基一と
60年安保闘争…………………………………………………坂堅太
1 平野謙の「変質」
2 「近代」批判の反復とその意味
3 六〇年安保闘争に見出されたもの
4 安保闘争の二重性とその問題点
5 「戦後」理念の失効
歴史のなかのラディカリズム