誰もがみんな子どもだった

フィギュール彩 47
誰もがみんな子どもだった Feeling Like a Kid

ジェリー・グリスウォルド 著, 渡邉 藍衣 訳, 越川 瑛理 訳
四六判 / 131ページ / 並製
定価:1,800円 + 税
ISBN978-4-7791-7050-8 C0398
奥付の初版発行年月:2016年02月 / 書店発売日:2016年02月16日
 ※PayPalでのクレジット払いか代金引換着払いがご利用いただけます
※受注翌々日営業日までに発送します。地域によりますが、2~5日ほどでお届けします。International shipping is not available.
注文・返品などについて詳しくは「特定商取引法に基づく表示」のページをご確認ください。
 

内容紹介

児童文学の作品には5つのテーマが出てくる。

「(1)心地よさ」
子供たちはテーブルの下で遊んだり、ブランケットや
椅子でテントを作ったりするのが好きだ。
それは子供たちに共通する行動。

「(2)怖さ」
怖さもまた、居心地悪いけど、楽しみの一つだ。
児童文学の世界は、狼が赤頭巾ちゃんに言い寄ってきたり、
ミスター・マグレガーがピーター・ラビットを
捕まえようとしたり、マックスが野獣たちに出くわしたり、
魔法使いのヴォルデモート卿がハリー・ポッターの後を
そっと追いかけたり、といった恐ろしい領域だ。

「(3)小ささ」
オモチャの世界に魅せられて、絨毯の上でミニチュアの
フィギュアを動かしながら
幼児たちは小さな人間をこよなく愛する。

「(4)軽さ」
児童文学のユニークな特徴の一つとして、軽々と風に乗って
飛ぶ登場人物が(ピーターパンからメアリー・ポピンズまで)
いっぱいいるというのは、驚くに値しないかもしれない。

「(5)元気のよさ」
子供たちにとって宇宙はまるごと生きており、
仲間でいっぱいだ。絵本作家モーリス・センダックが
インタビューで、あなたのように子供のいない作家が
これほど子供の気持ちがどうして理解できるのかと訊かれ、
「わたしは子供だった」と的を射たことを言う。
児童文学の最高に優れた作家たちは、大人になっても、
自分の子供時代とつながっていて、それを大事にしているので、
子供に向かって話すことができるのだ。

版元から一言

おとなのため〔だからこそ〕の
「児童文学」入門!

「私もかつては子どもだったのです」(モーリス・センダック)

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

ジェリー・グリスウォルド(ジェリー グリスウォルド)

Jerry Griswold.
コネチカット大学名誉教授。
専門は児童文学。
「ニューヨーク・タイムズ」紙の書評等、多くのメディアに寄稿。
サンディエゴ州立大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校
及びサンディエゴ校、ゴールウェイアイルランド国立大学等の
教授を歴任。
全米人文科学基金、米諸学会評議員会から多くの賞を受賞。
現在、児童文学研究のためのナショナルセンター・ディレクター。

渡邉 藍衣(ワタナベ アイ)

Ai Watanabe.
わたなべ・あい
東京女子大学大学院人間科学研究科在籍。
アメリカ文学専攻。
主な論文:
「『ミシガンの北で』における女性の性的欲望の
表象とその時代背景」など。

越川 瑛理(コシカワ エリ)

Eri Koshikawa.
こしかわ・えり
筑波大学大学院人文社会科学研究科在籍。
日本学術振興会特別研究員。ドイツ文学専攻。
主な論文:
「取り換えられる言葉 : 多和田葉子作品における
翻訳の問題」など。

目次

(第1章)心地よさ
(第2章)怖さ
(第3章)小ささ
(第4章)軽さ
(第5章)元気のよさ

関連書

ページの上部へ▲