内容紹介
2014 年、7 月公開のハリウッド映画『ゴジラ』(TOHO系列) にあわせ、完全書き下ろしの小野俊太郎の最新作です!
ゴジラファンのみなさま、お待たせしました!
2007 年『モスラの精神史』(講談社現代新書)、2010 年『大魔神の精神史』(角川one テーマ21 新書)、そして、誕生から還暦を迎える今年、『ゴジラの精神史』が登場します!
これまでの著作同様、目からウロコのウンチク満載!
究極の深読み、そして、新たなゴジラ像が出現する!
なぜ、ゴジラは死ななければならなかったのか?
1954年の第一作には、ゴジラのすべてが込められていた。
この本を読んだ瞬間、もう一度、映画を観たくなる!
版元から一言
【編集担当から一言】
これは強烈! 誰しもが「ゴジラ」は知っている。だけれど、これほど深い意味が読み込める叙事詩だったということは、初めて知りました。原稿を読んだ瞬間、映画を見直しました。そして、実感!
著者プロフィール
- 小野 俊太郎(オノ シュンタロウ)
Shuntaro Ono
1959 年、札幌生まれ。東京都立大学卒、成城大学大学院博士課程中途退学。文芸評論家、成蹊大学などでも教鞭を執る。
著書に、多くのファンから賛否両論を巻き起こしたベストセラー『モスラの精神史』や『大魔神の精神史』のほかに、『〈男らしさ〉の神話』(講談社選書メチエ)、『社会が惚れた男たち』(河出書房新社)、『日経小説で読む戦後日本』(ちくま新書)、『明治百年 もうひとつの1968』(青草書房)、『『ギャツビー』がグレートな理由』『本当はエロいシェイクスピア』(ともに彩流社)など多数。
目次
●はじめに 「ゴジラが還暦を迎える」・ゴジラが60 歳になる日・あらすじ、等
●第一章「叙事詩としてのゴジラ」・北緯21 度東経141 度・複合恐竜としてのゴジラ等
●第二章「海に潜むものの影」・海上保安庁と飢餓作戦、香山滋のゴジラ創造の背景等
●第三章「最終破壊兵器どうしの対決」・ゴジラ本土上陸・江戸城から皇居へ等
●第四章「原始怪獣か、原子怪獣か」・古生物学と進化論・恐竜映画の系譜等
●第五章「ゴジラ=ゴリラ+クジラ」・『キング・コング』と『ゴジラ』等
●第六章「アメリカとしてのゴジラ、日本としてのゴジラ」
・ゴジラとGODZILLA・『ゴジラ』を読み替えるアメリカ等
●第七章「ゴジラのその後の足跡」
ジャッロエイガノセカイ 978-4-7791-1962-0 9784779119620 4-7791-1962-6 4779119626 0074 ジャッロ映画の世界 IL MONDO DEL CINEMA GIALLO 安井泰平 ヤスイタイヘイ 1976 年、東京生まれ。専門は応用心理学とイタリア映画。『イタリアン・ホラーの密かな愉しみ 血ぬられたハッタリの美学』(2008 年、フィルムアート社)の総合協力、『ホラー映画クロニクル』(同年、扶桑社)の共著などがある。日本のジャッロ研究・関連グッズ収集の第一人者。 彩流社 サイリュウシャ 第Ⅰ部 ジャッロgiallo とは何か?
1.ジャッロを巡る混乱
2.ジャッロ小説とジャッロ映画の類似と相違
3.ジャッロ映画の歴史
4. イタリア本国に於けるジャッロ映画研究
5. 諸外国に於けるジャッロ映画研究
6.ダリオ・アルジェントのジャッロ映画
第Ⅱ部 1960 年から 1996 年までの主要ジャッロ映画作品
第Ⅲ部 1990 年代以降のジャッロ映画主要作品 アルジェント、バーヴァ、フルチらによる名演出の下、キャロル・ベイカー、エドウィジュ・フェネシュ、ララ・ウェンデルなど国際的人気女優が華を添えた、ジャッロ映画の世界の全貌が今ここに明かされる!日本未公開を多く含む約250 作品を、多数の図版を添えて徹底解説!
決して一人では読まないでください……
日本では最も有名なサスぺリア、ジャッロ映画を代表するデボラの甘い肉体、サスペリアPART2など、1960年代以降、イタリアで爆発的な勢いで製作された、フロイトの精神分析理論の映像化を原点とする、エロ・グロをふんだんに盛り込んだホラー・サスペンス映画群を徹底研究。イタリア本国の研究書、ポスター、ロビーカード、プレスシート、パンフなど膨大な資料から、その全貌を明らかにした日本では類を見ない決定版入門書。エロ・グロ・心理劇・スリル・スプラッターの諸要素が混じり合った、怪しい魅力渦巻くジャッロ映画世界に引き込まれること請け合い!
ジャッロ(giallo)
ジャーロとも。イタリア語で「黄色」の意。アルノルド・モンダドリ・エディトーレ社が売り出したミステリ小説シリーズが大当たりし、その表紙の色が黄色で統一されていたため、いわゆる黄表紙モノとしてジャンルを表す語に転用され、定着した。
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