1942年、東京に生まれる。
1964年、東京写真短期大学(現東京工芸大学)を卒業。
卒業と同時に写真家杉山吉良に師事。
1980年、個展「寒流-雪国の女-」を開催。
1991年、日本画家・上村松篁の写真集『歩歩清風』
(中央公論美術出版社刊)
2001年、写真集『人間上村松篁』(小学館刊)
『あなたしか撮れない写真』(実業之日本社刊)
2007年、細川護煕作品集『晴耕雨陶』(新潮社)に写真掲載。
2010年、飯島幸永写真集『日本画家・堀文子 美の 旅人』を
実業之日本社より刊行。
2012年、写真集『寒流─津軽の女╱越後・雪下有情』(彩流社刊) 彩流社 サイリュウシャ 【収録内容】
一、黒潮のウミンチュ(漁夫)
❖前花正一さんのこと
❖下地昇さんとの出会い
❖カジキ漁と上原正且さん
二、時代を映す、子供達の笑顔
三、ミンサーを、織り繫ぐ人
❖比嘉律子さんと家族
四、波濤を超えて
❖異郷の人々との再会
五、心に残る再会
六、暮らしを継ぐ生業
七、「御霊しずめ」の仕来り
八、島への想い。「来る人、回帰る人」
九、今も、そしてこれからも
十、潮風に刻まれた、「相貌」
時代を繫ぐ映像力──ジャーナリスト/岡井耀毅
遠い祖先の声が、聞こえる──作家╱数学者 藤原正彦
屹立する、八重山人の精神性──飯島幸永
❖タイトル「暖流」/書家・西大舛宮子 《沖縄復帰45周年記念》 昭和48年から4年間の撮影取材、
そして40年後の平成25年から六回の訪問。
沖縄・八重山諸島の
自然のなかで生きる人との再会と
刻まれた豊かな表情を活写する!
この写真集には、苛酷な生活と歴史を堂々と
生き抜いて来たたくましさが詰まっている。
私達の遠い祖先の声が聞こえる。
作家・数学者 藤原正彦