コーネル大学卒、ミシガン州立大学医科大学院修了。
ハーバード大学医学部を経て、開業医として診療
しつつ詩を作り始める。
既刊の詩集がアメリカ国内で高く評価されると同時に、
世界各地で詩作や朗読を行うなど、
国際的に活躍する新進気鋭の詩人
(年内には次の詩集を刊行予定)。 おおもり・かずてる
北海学園大学人文学部教授。
アメリカ黒人史専攻。
主著『アフリカ系アメリカ人という困難
―奴隷解放後の黒人知識人と「人種」』
(彩流社、2014年)。 彩流社 サイリュウシャ 【主な収録作品】
ただの黒人であることの重み
彼のシャツ
歴史
山の頂
恐ろしいほどの沈黙
私の名前
詩人の祈り
血に汚れた我らが手
ニガーのお医者さん
虚飾
私たちのせい
私の居場所
相当な理由 - III-XV, MMXVI
アメリカ合州国のダッハウ
ジェームズ・ボールドウィンのように
死ぬまでニガー
燃えさかる激情
9-11、24-7
一人芝居
時によって
時に縛られて
なぜ
ジョシュア
断崖絶壁はどこに 黒人差別の苦痛をえぐる、詩人の叫び。
移民排斥、ヘイトスピーチで揺れる現代に、
様々な人種と共に生きていく覚悟を問う詩集。
イタリア、ドイツ、インドでも紹介・出版され、
世界中で評価されている注目の現役黒人詩人、
初の邦訳出版!
重いのは黒人とは何者かを白人が決めること
「ただの黒人」とは誰かを決める、その決め方自体が
社会によって決められ、その社会は、ほとんど、白人が作る
(「ただの黒人であることの重み」より)