創造批評の《受胎告知》小林秀雄のリアル

小林秀雄のリアル 創造批評の《受胎告知》

佐藤 公一 著
四六判 / 184ページ / 上製
定価:2,400円 + 税
ISBN978-4-7791-2225-5 C0095
奥付の初版発行年月:2016年04月 / 書店発売日:2016年04月08日
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内容紹介

日本近代文学最大の批評家のひとり、小林秀雄は、
現代社会において、いかに読まれるべきか。

40 年もの間、小林秀雄に内包する「文学の聖なる火」に
取り憑かれた著者が、小林秀雄の評論のなかに、
「ひきこもり」「監視社会」などを見出した、
現代社会におけるアクチュアルな読み方を提示!

本書はボードレールの影響を受けた
文壇デビュー作品「様々なる意匠」を代表とする
「印象批評」から始まった小林秀雄の文学を、
一般の文芸時評にあきたらず、
ドストエフスキーの魅力に憑かれるとともに
「創造批評」を産み出すまでの営為を基軸に、
批評作品を時間にほぼそったかたちで構成した。

「創造批評」の成果としては、
評伝作品『ドストエフスキイの生活』が著名であるが、
筆者は、
批評文「レオ・シェストフの『悲劇の哲学』」や
ドストエフスキーの作品についての
戦前のみずみずしい批評文、『罪と罰』論や
『地下室の手記』論の現代的可能性に注目した。
(「はじめに」より)

著者プロフィール

佐藤 公一(サトウ コウイチ)

さとう・こういち 
1954 年秋田県生まれ、1977 年早稲田大学教育学部卒業、
1982 年北海道大学大学院文学研究科修士課程修了、
1995 年秋田大学教育学部非常勤講師、現在、文芸批評家。
著書
『講座 昭和文学史 第2 巻』(有精堂 1987 年、分担執筆) 、
『モダニスト伊藤整』(有精堂、1992 年)、
『エクリチュールの横断』(無明舎、1993 年) 、
『小林秀雄の批評芸術』(アーツアンドクラフツ、2013 年)
など多数。

目次

はじめに
第一章 「様々なる意匠」のポテンシャル
第二章 風雲児小林秀雄への大谷崎の逆襲
第三章 ドストエフスキーによる《受胎告知》
第四章 『文學界』の序章
第五章 レオ・シェストフへの固執
第六章 「「罪と罰」について Ⅰ」より始めて
第七章 一九三四年の間奏曲
第八章 創造批評へ向かって

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