聖アウグスチヌスの光のなかでミケランジェロ 裸身の神曲

ミケランジェロ 裸身の神曲 聖アウグスチヌスの光のなかで

三輪 公忠 著
四六判 / 263ページ / 上製
定価:2,800円 + 税
ISBN978-4-7791-2210-1 C0071
奥付の初版発行年月:2016年03月 / 書店発売日:2016年03月09日
 ※PayPalでのクレジット払いか代金引換着払いがご利用いただけます
※受注翌々日営業日までに発送します。地域によりますが、2~5日ほどでお届けします。International shipping is not available.
注文・返品などについて詳しくは「特定商取引法に基づく表示」のページをご確認ください。
 

内容紹介

ヴァチカンの儀典長をあられもない姿に加筆したのは誰か?
英語文献を駆使して、ミケランジェロ芸術のミステリーを解く。

ミケランジェロ89年の生涯は信仰と美の追求であり、
そこに横たわる感動と罪の意識の葛藤であった。
その救いはアウグスチヌスの神学の人文主義的闊達さの内にあった。
アウグスチヌスは人は美の感動から神に到るとし、
また神が創造を終えられた時、“すべてよし” とされたことを
神学の根底においた。
 神は人間を神ご自身の似姿につくられた。
これが美の基準である。
ミケランジェロが描いた「最後の審判」で
キリストは裁いていない。ヨハネは言った、
“キリストを信ずる者は、裁かれることは無い”と。
死の直前まで手を入れ続けていた「ピエタ」は……。

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

三輪 公忠(ミワ キミタダ)

1929年長野県松本市生まれ、旧制松本高等学校卒、
上智大学中退 Georgetown University,B.S.S.S.及び
M.A. Princeton University, Ph.D(歴史学・博士)。

職歴 上智大学国際関係研究所長
;同 アメリカ・カナダ研究所長。
メキシコ大学院大学;プリン ストン大学;
マウント・アリソン大学;客員教授。
ハワイ大学東西センター・
コミュニケーション研究所プロジェクト
「コミュニケーションと太平洋の平和」コオディネーター
;ロックフェラー財団主催
「国際関係の研究テーマ並びに人材養成の優先順位」会議
日本人研究者代表。
ソ連科学アカデミー世界経済国際関係研究所;
ニュージーランド・
キャンタベリー大学 太平洋研究所;客員研究員。
ヴィクトリア大学(カナダ)アジア太平洋センター学外顧問。
日本カナダ学会会長を勤めた。
現在 上智大学名誉教授、東京・港ユネスコ協会会長、
太平洋美術会会員。

主要著書 『環太平洋関係史』(講談社現代新書、1968)
『松岡洋右−その人間と外交』(中公新書、1971)
『思想の冒険』(筑摩書房、1974)
『現代国際関係論』(東京大出版会、1980)
『資料 日本の1930年代』(編、彩流社、1980)
『日本・1945年の視点』(東京大学出版会、1986)
『権力と人間』(共編、彩流社、1988)
『オセアニア島嶼国と大国』(共編、彩流社、1990)
『カナダと日本』(共編、彩流社、1991)
『隠されたペリーの「白旗」』(信山社、1999)
『歴史の散索道』(彩流社、2000)
『日本・アメリカ-対立と強調の150年』(清流出版、2005)
『安曇野の空よ、大地よ 戦中戦後の観照と省察』
(彩流社、2007)
『新装版 日本・1945年の視点 (UPコレクション)』
(東京大学出版会、2014)『Postwar Trends in Japan』
(University of Tokyo Press、1975)
『Mutual Images』(Harvard University Press、1975)
『Ambivalence of Nationalism』
(University of America、1990)
『Nitobe Inazo:Japan’s Bridge across the Pacific』
(Westview Press、1995)
『Pan-Asianism in Modern Japanese History』
(Routledge、2007)ほか。

目次

序 章
第1章 愉悦と懲罰の芸術
第2章 メディチ家のフィレンツェ
第3章 神はご自身の似姿に人間を創られたのだから
第4章 血脈の誇り
第5章 木彫の磔像
第6章 ローマへの道
第7章 説教師サヴォナローラの終末論
第8章 二十代で彫刻家として名声確立
そしてレオナルドとの確執
第9章 割礼の無いダヴィデ像とダヴィデの血脈
第10章 アダムに見るミケランジェロの男気
第11章 教皇ユリウス二世の霊廟
第12章 システィーナ礼拝堂のフレスコ画
第13章 異様な自画像と
美丈夫トンマーゾ・デ・カヴァリエーリとの邂逅
第14章 システィーナ礼拝堂のフレスコ画の
修復工事が完了して
第15章 鼻つぶれのミケランジェロと
ノアの次男ハムとその裔
第16章 ヴィットリアの愛に浸り
第17章 老いの知と老いる哀しみ
第18章 ミケランジェロ芸術の手段とかたち
第19章 思いつくままに
終 章
あとがき
文献案内

関連書

ページの上部へ▲