サロン・芸術・セクシュアリティ『失われた時を求めて』と女性たち

『失われた時を求めて』と女性たち サロン・芸術・セクシュアリティ A la recherche du temps perdu et les femmes

吉川 佳英子 著
四六判 / 379ページ / 上製
定価:4,000円 + 税
ISBN978-4-7791-2209-5 C0098
奥付の初版発行年月:2016年03月 / 書店発売日:2016年03月31日
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内容紹介

マルセル・プルーストは、女性をどのように創造し、
女性を通して何を表現したのか。

20 世紀を代表する小説『失われた時を求めて』は、
作者のプルーストによって幾重にも推敲を重ねられている。
これまでの研究ではあまり触れられることのなかった脇役とはいえ、
物語進行上大きな役割を担う女性登場人物に着目し、
その構想がどのように変更されていったのか、
プルーストの意図は何であったのかを、
草稿から決定稿に至るまで探る。
また、同時代の作家コレットとの性や生のテーマにおける比較から、
二人が交錯する地平も明らかにする。

著者プロフィール

吉川 佳英子(ヨシカワ カエコ)

Kaeko YOSHIKAWA.
パリ第三大学博士課程修了。博士( 文学)。
現在、京都造形芸術大学教員。
専攻はフランス文学、フェミニズム文学、ジェンダー理論。
著書に Les Cambremer dans A la recherche du temps perdu,
Sogensha, 1998.
訳書に
アンリ・ラクシモヴ『失われたパリを求めて―
マルセル・プルーストが生きた街』(春風社、2010)。

目次

第1部 プルーストの描き方——人物造形を探る

第1章 カンブルメール創造のプロセス―
シュミゼイをめぐって
第2章 「スワンの恋」におけるカンブルメール創造のプロセス
―ルヌーベをめぐって
第3章 カンブルメールの誕生―
シュミゼイからカンブルメールへ、ルヌーベからカンブルメールへ

第2部 プルーストと女性たち―女性をとおして描かれた社会・文化

第1章 カンブルメール夫人たち―
「芸術」と「社交」、「同性愛」の周辺
第2章 ジルベルト―オペレッタの影響
第3章 オデット―文化としての結婚制度

第3部 プルーストとコレット
― 同時代を生きた二人の作家たち

第1章 性/生を描く二人の作家プルーストとコレット
第2章 猫と花
―コレットの「動物」とプルーストの「植物」と

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