政治行動としての情報戦争諜報の現代史

諜報の現代史 政治行動としての情報戦争

植田 樹 著
四六判 / 392ページ / 上製
定価:3,500円 + 税
ISBN978-4-7791-2139-5 C0030
奥付の初版発行年月:2015年07月 / 書店発売日:2015年07月15日
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内容紹介

諜報は情報の戦争である。他国との常なる、見えざる戦いだ!
それ故に「諜報の戦いも他の手段を以ってする政治の継続」だ!

わが国を取り巻く国際環境は平和主義の理想郷には程遠い。
諸国家には厳然たる境界線があり、互いにその存亡を賭けて
安全保障と最大限の国益を確保するために水面下で熾烈に争っている。
国際政治の場での隠れた戦いは極めて深刻である。

 本書は「政治行動としての情報戦争」という視点に立って、
個々の事件と国際政治や政治権力との関わりを中心にまとめ、
国策としての諜報や情報活動の複雑極まりない陰の世界に光をあてる。

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

植田 樹(ウエダ シゲル)

1940 年東京生まれ。1964 年東京外大ロシア科卒業、
同年NHK放送記者、入局1974 〜79 年モスクワ特派員、
1992 〜2000 年解説委員、
その後、モスクワ会(在東京マスコミ各社ロシア専門記者会議)
代表幹事。日ロ交流協会 顧問、副会長など歴任。

【主な著訳書】
『ロシアを動かした秘密結社』 彩流社 2014 年
『キャラバン・サライのロシア』(上・下巻) 東洋書店 2008 年
『チェチェン大戦争の真実』 日新報道 2004 年
『コサックのロシア』 中央公論新社 2000 年
『最後のロシア皇帝』 ちくま書房(新書)1998 年
『カーター回顧録』(上・下巻)共訳 日本放送出版協会
『新・ロシア人』(上・下巻)共訳 日本放送出版協会

目次

まえがき

第一部 スパイは生きている

第一章 寒い国から来たスパイ
仮面を被った役者たち
FBIの防諜作戦
政治決着──スパイ交換
“英雄”たちの凱旋
第二章 喜劇“ジェームス・ブロンド”
第三章 ドイツの潜伏スパイ〉
第四章 “ブロンドの女性スパイ”

第二部 政治権力と謀略

第一章 暗闘
第二章 モスクワの深い霧
“第二次チェチェン戦争”とプーチン
ロンドンの深い霧
後日談

第三部 国家権力と情報機関

第一章 ロシアの秘密警察と諜報
歴史と役割
ソ連・ロシアの諜報機関
東西冷戦の時代
特殊任務部隊
ソ連邦崩壊とKGB解体
新生ロシアの情報・諜報機関
対外諜報局(SVR)
冷戦後の衰退と再興
プーチン体制下の組織と戦略
第二章 アメリカの情報機関
CIA(アメリカ中央情報局)
今日のCIA
FBI(連邦捜査局)
NSA(国家安全保障局)
第三章 イギリスの秘密情報機関
SIS=MI6
MI5
第四章 中国の情報機関と活動
第五章 北朝鮮の情報機関と活動

第四部 狩りと罠の世界

日本を舞台にした主なスパイ事件
KGBの暗殺録
CIAの“家族の宝石”
孤独な回転木馬
冷戦下の外交と諜報
冷戦後の主なスパイ事件

第五部 情報戦争の行方

国家機密と内部告発
情報産業の繁栄
始まっているサイバー戦争
中国のサイバー戦略と作戦
中国の攻撃にさらされるアメリカ
アメリカの対策
ロシアのサイバー事情

あとがき

関連年表

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