著書:『トゲトゲオーラばあちゃんとの20年戦争―私の介護日記から』(清流出版)。
2005~06年、ウェブサイト「東芝ケアコミュニティ」に「介護のお話」を連載、好評を得て延長連載になる。
家族は夫、ネコ4匹、うさぎ1羽。 彩流社 サイリュウシャ 第一章 お葬式ってヤツは
・いざ、臨終
逝きそうで逝かない/臨終の付き添いは、最小限の家族で/さあ、私の番/静かに、サヨナラ/とうとう覚悟のときが/古木が朽ちるように
・死んだら、寝かせて
体力の限界です/とにかく寝る
・ちょっと待って、葬儀屋さん
お金ないし/さまざまな選択/いい葬儀屋って?/丁々発止/お棺、おいくら?/寝ました
・お葬式に流儀なし
こぢんまりと/戒名に気をつけて/お通夜/告別式/ある程度の現金を用意する
・あっ、と驚く香典返し
香典さま/お金返し
第二章 お墓ってヤツは
・どこに眠ったって、いいじゃない
お墓拒否/マイお墓/そのお墓、気をつけて/やめますから
・ここ、お墓ですか?
花園ですか?/納骨は、ささやかに/納骨は、たったの一〇分!/お墓も個性的に
第三章 全てが終わったその後で
・こんなことになるなんて
来ました、ウツ/シロかあさん/死刑から無罪/孝行娘といっていいんじゃない?
・みんなチョボチョボ
これでいいかも/また会えるかも きれいごとは言っていられません。介護し看取るあなたが疲弊したら始まらないのです。20年間親の介護をし、見取り後ウツになり、回復した著者が、日常の介護から葬儀屋・マイ葬儀・マイお墓の選び方まで体験エッセイでアドバイス!
身内に死なれるのは辛いです。呆然自失です。涙止まりません。
でも、そんなことばかりもいっていられない問題が、死にはあります。
死はドラマ、死は儀式。ドラマと儀式には、お金がつきもの。手間もかかります。
十年前に母を自宅で看取ったとき、私は喪主として、その後の儀式モロモロも取りしきらなければなりませんでした。
身体は介護で疲れきってボロボロ。なのに、やらなければならないことが山積みです。
❖看取る側、看取られる側ともに納得の介護と葬儀にするために編み出した原則とは…
①手抜きできるところは、手を抜く
②逝く者より、生きている者の身体が大事
③無駄なお金をかけない
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