政治作家の軌跡ジョージ・オーウェルと現代

ジョージ・オーウェルと現代 政治作家の軌跡 George Orwell and Today:the Footprint of a Political Writer

吉岡 栄一 著
四六判 / 210ページ / 上製
定価:2,200円 + 税
ISBN978-4-7791-2063-3 C0098
奥付の初版発行年月:2014年11月 / 書店発売日:2014年11月04日
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内容紹介

今なぜオーウェルを読むのか!

体験の昇華としての『一九八四年』『動物農場』『カタロニア讃歌』『ビルマの日々』…

「オーウェルは掛け値なしの「政治作家」であるということだ。いうまでもなく文学研究には多様なアプローチが可能だが、ただオーウェルを研究する場合には、とりわけ作家存在の原点にある「政治」を捨象することはできないといまでも思っている。」(「まえがき」より)

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

吉岡 栄一(ヨシオカ エイイチ)

Yoshioka Eiichi
1950年、北海道生まれ。法政大学大学院英文学専攻博士課程満期退学。
トルーマン州立大学大学院留学。東京情報大学教授。日本コンラッド協会顧問。
日本オーウェル協会会員。
『マーク・トウェイン コレクション全20巻』(彩流社)を責任編集。
著書に『村上春樹とイギリス―ハルキ、オーウェル、コンラッド』、
『青野聰論―海外放浪と帰還者の文学』、
『文芸時評―現状と本当は恐いその歴史』(以上、彩流社)、
『亡命者ジョウゼフ・コンラッドの世界』(南雲堂フェニックス)、
共著に『英米文学の仮想と現実』(彩流社)、
『イギリス文化事典』(丸善出版)、共訳に『オーウェル入門』、
『オーウェル 気の向くままに 同時代批評1943-1947』(以上、彩流社)
『思い出のオーウェル』(晶文社)など。

目次

Ⅰ ジョージ・オーウェルと現代

1.『一九八四年』―静脈性潰瘍の世界
2.「なぜ書くか」とオーウェルの文学観
3.オーウェル研究にみる最近のフェミニスト批評
4.『ビルマの日々』の「特権」と「排除」
5.『カタロニア讃歌』雑感
6.『動物農場』におけるアニマル・イメージャリー
7.オーウェルの知識人像
8.オーウェルとコンラッド
9.『一九八四年』―プロレは勝利の歌を唄えるのか
10.オーウェルとポストコロニアル批評
11.オーウェルの宗教観
12.オーウェルと開高健
13.植民地主義と日射病という迷信
14.オーウェルと社会主義
15.オーウェルは社会主義者か
16.オーウェルとコンラッド再考
17.オーウェルと帝国意識
18.小説家の予言
19.「象を撃つ」のフィクショナルな「私」
20.『ビルマの日々』と帝国意識
21.オーウェルの左翼知識人嫌い
22.オーウェルと伝記的批評の陥穽
23.オーウェルとマラケシュ
24.オーウェル―有能な軍事教練者
25.オーウェルと平和主義
26.オーウェルと第二次世界大戦
27.オーウェルとケストラー
28.政治作家としてのオーウェル

Ⅱ ジョージ・オーウェル論

第一章 オーウェルの思想形成―スペイン内戦の
トラウマを中心に
第二章 オーウェルの『一九八四年』―白人の重荷
母性神話
第三章 オーウェルの『ビルマの日々』―白人の重荷
第四章 オーウェルと『カタロニア讃歌』とPOUM―国際政治の
裏面
第五章 オーウェルと愛国心――ナショナリズムではなく
愛郷心

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