法政大学大学院兼任講師、明治学院大学、国立音楽大学ほか
非常勤講師。専攻は社会学、ポピュラー文化研究、
カルチュラル・スタディーズ。
著書に『ライブハウス文化論』、編著に『発表会文化論』、
共編著に『「文化系」学生のレポート・卒論術』、
共著に『ライブシーンよ、どこへいく』(いずれも青弓社)、
翻訳書にスージー・ J・タネンバウム
『地下鉄のミュージシャン』(朝日新聞出版)など。 彩流社 サイリュウシャ (序)J – POPを再考する
(1章)J -POPをめぐる諸相
(2章)工業製品としてのJ – POP
(3章)ジャンル概念の混乱
(4章)J – POPの存在価値
(5章)アイデンティティの行方
(6章)J – POPの立ち位置
(7章)「J」が意味するもの
(8章)「平成歌謡」J – POP
音楽論の古典、ベンヤミンやアドルノの思想を超えて!
本書は「社会背景がJ – POPに影響をもたらす」という視座にもとづいて
J – POPについて、これまで行われてきた数多ある議論を再確認。
社会科学的アプローチ、さらに独自の調査法を用いて、
J – POPが産業によってつくられる商品であることを前提として
ポピュラー音楽論を検証する。
時代の変化にともなって変容する
社会環境とアイデンティティの関連を考察し、J – POPの
アイデンティティを明らかにする。
「平成」という時代とともに歩んできた大衆歌謡であるJ – POPを
「平成歌謡」と位置づける。