1936年生まれ。早稲田大学第一文学部英文学科卒業、早稲田大学大学院修士課程修了。
【著書】『ゲセル王物語──モンゴルの英雄譚』(彩流社、2012年)、『光の子ゲセル──モンゴルの伝説』(審美社、2009年)ほか。 Turburam SANDAGDORJ
モンゴル切り絵作家。1969年ウランバートル生まれ。1991年モンゴル国立美術大学卒業。父サンダグドルジが復活させた「ツァーサンバル(モンゴル切り絵)」の技を受け継ぎ、1990年、「モンゴル帝国成立750周年記念芸術コンクール」で優勝、「モンゴル秘史成立750周年記念出版本」の挿絵・装幀を手がける。モンゴル切り絵を芸術の域まで高め、ノルウェー、ポーランド、ドイツ、フランス、日本等で個展を多数開催。現在、アメリカ在住。【切り絵制作】『ゲセル王物語──モンゴルの英雄譚』(彩流社、2012年)、『光の子ゲセル──モンゴルの伝説』(審美社、2009年) 彩流社 サイリュウシャ 「さあ、お座り、お座り」
おばあちゃんが炉のまわりに座布団を並べた。
「ゲセルの勇士、ナンツォンクの話。
若きナンツォンクと馬の話の始まり、始まり!」
おばあちゃんは馬みたいな顔をしていた。
馬みたいに、眼が大きかった。(本文より) (社)日本図書館協会 選定図書 モンゴル切り絵とともにおくる、モンゴルの豊かな口承物語の世界。
千年もの長い間、口承で伝わる英雄譚『ゲセル王物語』(12年、小社刊)のエピソードを収める。
◉「モンゴル切り絵」の第一人者、トゥルブラム・サンダグドルジ氏の切り絵を見開きページごとに掲載(左に切り絵、右に本文)
◉本文は総ルビ対応
◉『ばかな狼』と同時刊行!
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