孫子とクラウゼヴィッツを現代に生かすために戦史に学ぶ軍事戦略

戦史に学ぶ軍事戦略 孫子とクラウゼヴィッツを現代に生かすために

姜 聲鶴  著, 尹 永洙 訳, 滝田 賢治 日本語監修
A5判 / 352ページ / 上製
定価:3,800円 + 税
ISBN978-4-7791-1967-5 C0031
奥付の初版発行年月:2014年05月 / 書店発売日:2014年05月01日
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内容紹介

クラウゼヴィッツの『戦争論』と『孫子兵法』の融合!
21 世紀に対応したより実践的で調和のとれた軍事戦略理論の構築と国際平和のために!多くの韓国軍将校を弟子に持つ韓国国際政治学界の重鎮が、それぞれの理論の有効性と限界を、日清戦争から最近の韓勢まで、具体的事例を通してわかりやすく解説する新視点からの軍事戦略論。

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

姜 聲鶴 (カン ソンハク)

1948 年生まれ。
高麗大学終身名誉教授。高麗大学で政治学学士及び修士学位を取得し母校で2 年間講師を務
めた後、フルブライト奨学生で渡米、ノーザンイリノイ大学で政治学博士学位を取得。1981
年から母校の政治外交学科教授。在職中に高麗大学英字新聞社主幹、政治外交学科大学院主任、
学科長及び政経学部教学部長、政策科学大学院国際関係学科長、教学部長、財団法人高麗大
学校BK21 事業支援財団常務理事、平和研究所長、高麗大学校教務処長と政策大学院長など
を歴任した。
1986 年、イギリス外務部のフェローシップを受けロンドン経済政治大学の客員教授、1998 年
には日本外務省の国際交流基金(Japan Foundation)からのフェローシップで東京大学の東洋文
化研究所で客員研究員、そして1998 年と2006 年春学期には早稲田大学の交換教授をつとめた。
また、韓国フルブライト同門会会長及び韓国シェブニング同窓会初代会長を歴任した。その間、
韓国国際政治学会常任理事及び韓国政治学会理事、韓国世界地域研究学会理事、韓国国連体
制学会(KACUNS)の設立事務総長と第2 代会長を歴任。この母体であるアメリカの国連体制
学会(ACUNS)の理事として活動した。
著書、編訳書30 冊以上。『カメレオンとシジフォス』で1995 年第1 回韓国国際政治学会著
述賞を受賞。代表作は『シベリア横断列車と侍』、『人間神と平和のバベルの塔』、『カメレオ
ンとシジフォス』の学術3 部作。 近著に『Korea's Foreign Policy Dilemmas: Defining State
Security and the Goal of National Unification』(2010 年、イギリス、グローバルオリエンタル)がある。

尹 永洙(ユン ヨンス)

1969 年生まれ。
東北福祉大学総合マネジメント学部准教授。
早稲田大学博士課程単位取得満期退学(政治学専攻)。
著訳書に『大杉栄自叙伝』(韓国語訳、実践文学社、2005 年)、『積極的健康・社会サービスの構想―フィ
ンランド・モデルとの対話―』(共著、福祉工房、2011 年)、『高齢社会をめぐる諸課題とアジア共
同体』(共著、芦書房、2014 年)がある。

滝田 賢治(タキタ ケンジ)

滝田 賢治(たきた・けんじ)
1946 年生まれ。
中央大学法学部教授。(アメリカ外交・国際政治史)
1977 年、一橋大学大学院法学研究科博士課程(国際関係論専攻)、単位取得満期退学。
主著に『太平洋国家アメリカへの道』(有信堂、1996 年)、『21 世紀東ユーラシアの地政学』(編著、
中央大学出版部、2012 年)、『アメリカがつくる国際秩序』(編著、ミネルヴァ書房、2014 年)がある。

目次

第1 章 21 世紀軍事戦略論
  ― クラウゼヴィッツと孫子の融合の必要性
 Ⅰ . 序論
 Ⅱ . テロ行為の理解とクラウゼヴィッツを通して考える対テロ戦争
 Ⅲ . クラウゼヴィッツの「重心」を通した直接接近法
 Ⅳ . 21 世紀孫子の帰還
 Ⅴ . 戦争遂行での孫子の間接接近法
 Ⅵ . 対テロ戦争と孫子の戦争原則
 Ⅶ . 孫子式間接接近法の限界
 Ⅷ . 結論: 融合理論を向けて
第2 章 日清戦争の軍事戦略的評価
― 日清戦争の軍事戦略的評価
 Ⅰ . 序論
 Ⅱ . 戦争の勃発過程
 Ⅲ . 朝鮮での清の敗退過程
 Ⅳ . 中国本土での戦闘過程
 Ⅴ . 中国国防戦略の特徴
 Ⅵ . 戦争における軍事戦略の原則と日清の戦争遂行
 Ⅶ . 結論
第3 章 日露戦争の過程と軍事戦略
 Ⅰ . 戦闘の過程: 海と陸にて
 Ⅱ . 軍事戦略の評価
第4 章 北朝鮮の安全保障政策及び軍事戦略
 Ⅰ . 北朝鮮の安全保障
 Ⅱ . 韓国戦争における北朝鮮の軍事戦略
 Ⅲ . 北朝鮮における革命戦争の戦略的反省
 Ⅳ . 北朝鮮における革命戦争への評価
 Ⅴ . 朝鮮戦争終結後の北朝鮮の安保政策及び軍事戦略
 Ⅵ . 結論
第5 章 北朝鮮における軍事戦略の歴史と展望
― トロイの木馬からロシアンルーレットへ?
 Ⅰ . 北朝鮮軍事戦略の誕生―スターリンからの贈り物
 Ⅱ . 北朝鮮における軍事戦略の原型―スターリンの 軍事戦略
 Ⅲ . 北朝鮮における軍事戦略の実践―スターリン戦略の有用性と限界
 Ⅳ . 韓国戦争以降の北朝鮮の軍事戦略―戦争終結からニクソンドクトリンまで
 Ⅴ . 緊張緩和時代においての北朝鮮の軍事戦略―対米平和攻勢を通じた米韓分裂の模索
 Ⅵ . 新冷戦から冷戦く結まで:―再びトロイの木馬のために
 Ⅶ . 湾岸戦争以降の北朝鮮の軍事戦略― ロシアンルーレット?
 Ⅷ . 結論
第6 章 中国と日本の海軍力増強と東北アジア地域の安定化
 Ⅰ . 歴史の転換と海軍力
 Ⅱ . 海洋環境の変化と海軍力の有用性
 Ⅲ . 中国の防衛政策と海軍力増強計画
 Ⅳ . 中国が直面する紛争の可能性
 Ⅴ . 日本の防衛政策と海軍力増強計画
 Ⅵ . 日本が直面する紛争の可能性
 Ⅶ . 結論
第7 章 空軍力と戦争
― アキレウスかそれともヘーラクレースか?
 Ⅰ . 序幕: 神話から歴史へ
 Ⅱ . 先覚者たちの航空思想と空軍の出現
 Ⅲ . 第2 次世界大戦と空軍力
 Ⅳ . 冷戦時代における空軍力
 Ⅴ . 湾岸戦争と空軍力の威力
 Ⅵ . 空軍力の役割の将来
 Ⅶ . 結論
第8 章 韓国の安全保障条件と空軍力の将来― 韓国の安全保障のアトラスに向けて
 Ⅰ . 空軍力の秘密‘: ドゥーエ(Giulio Douhet)’の復権
 Ⅱ . 韓国戦争においての空軍力の役割
 Ⅲ . ベトナム戦争での空軍力: 核対決構造の中での制 限された役割
 Ⅳ . 湾岸戦争で固辞された空軍力: ジュピターのような威力
 Ⅴ . コソボの蒼空で:強制外交の手段としての空軍力の登場
 Ⅵ . 韓国の安全保障条件と空軍力の将来
 Ⅶ .韓国安全保障のアトラスに向けて

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