帝都・東京の精神病理を探索する脳病院をめぐる人びと

脳病院をめぐる人びと 帝都・東京の精神病理を探索する

近藤 祐 著
四六判 / 339ページ / 並製
定価:2,500円 + 税
ISBN978-4-7791-1919-4 C0021
奥付の初版発行年月:2013年10月 / 書店発売日:2013年10月02日
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内容紹介

戦前の東京地図に散見し、しかし現在はその場所から消失した「脳病院」とは何か!?

脳病院は戦前の文学史にたびたび登場する。芥川は青山腦病院の斎藤茂吉に診察を乞い、梅毒による進行麻痺となった宇野(浩二)は王子脳病院に、アルコール精神病となった辻(潤)は新宿脳病院に入院。高村智恵子はゼームス坂病院で生涯を終え、太宰や中原(中也)も一時期入院。芥川自死の昭和2年から智恵子が没した14年に至る期間に連鎖した「狂気」には共通の要因が存在するのか。明治から昭和に至る東京の精神病治療施設の変遷を、近代医療史の資料を参照し、病院の建築様式や平面図、また明治・大正・昭和の地図に刻印された脳病院とその周辺の変貌について地政学的に細部を明らかにする。彼らの脳病院体験を通して、どのような「時代風景」が見えてくるのか。

著者プロフィール

近藤 祐(コンドウ ユウ)

1958 年東京生まれ。建築家。慶應義塾大学経済学部卒業。アパレル企業の企画部に勤務した後、建築設計事務所での勤務
を経て独立。現在、建築デザイン事務所を運営。主な著書に『物語としてのアパート』『洋画家たちの東京』(彩流社)

目次

【第1部】
第1章・初期癲狂院
第2章・正系としての呉秀三
第3章・脳病院登場
第4章・郊外へ
【第2部】
第1章・芥川龍之介
第2章・辻潤
第3章・光太郎と智恵子
第4章・太宰治
第5章・中原中也 

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