シャーロット・ブロンテの素顔『ジェーン・エア』の作者って、どんな人?

『ジェーン・エア』の作者って、どんな人? シャーロット・ブロンテの素顔

中岡 洋 著
A5判 / 122ページ / 並製
定価:1,200円 + 税
ISBN978-4-7791-1803-6 C0098
奥付の初版発行年月:2012年06月 / 書店発売日:2012年06月11日
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内容紹介

男性絶対優位社会にあって、“カラー・ベル”というペンネームで登場し、
英文学史上に輝く金字塔を遺した
シャーロット・ブロンテの生きた時代と
生きざまを分かり易く描いたガイドブック。

ジェーン・エア』の作者って誰? と訊かれれば、ほとんどの人は
「ブロンテ!?」と答えるだろう。
英文学に素養のある人は「シャーロット・ブロンテ」という名前で、
ペンネームは「カラー・ベル」だったと答える方もいるだろう。
 さらに詳しい人は名前が普通でなくて、
語尾に「ë」が付いていることまで教えてくれる。
 しかし、どんな人って? と訊かれると、答えは
なかなか容易ではない。
 さて、少しばかり調べてみてはどうであろうか。

前書きなど

 欧米で新しい映画『ジェーン・エア』が封切りされ、非常に評判のいい映画であると聞いたが、東日本大震災が襲って来て、その悲惨さに映画のことはすっかり忘れていた。去年から今年にかけて日本はそれほど未曽有の不運に見舞われていたのである。
 しかしやっと落ち着きを取り戻しつつある現在、その映画もわが国で封切りされるようになったので、本書を書く機会に恵まれて、うれしく思う。

 あの広島の新型爆弾による雲を瀬戸内海の島で見た日から七〇年めの年が近い。わが家を焼かれた悲惨さを私は知っている。戦争はいけない。世界に無二の被爆国である日本がなぜいま核の放射能で悩む道を歩くのか、理解に苦しむ。
 世界に率先して、自然を愛し、自然の恩恵を有り難く享受し、自然を崇拝し、自然を畏れて生きていく道をなぜ説かないのか。情けない世の中である。
 いま世界の経済はたいへんな困難のなかにある。それにもかかわらず「愛」の物語の『ジェーン・エア』が映画化されたこの機会に、「愛」の作家シャーロット・ブロンテについて一書を刊行することができて、ほんとうにうれしい。(本書「あとがき」より)

版元から一言

6 月公開映画「ジェーン・エア」関連本!(2012.06.02 ロードショー
TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか順次、全国上映)。

★シャーロットは美人か、不美人か? 諸説入り乱れ、どうにかその落ち着き先は…………。
 映画のヒロインはいつも、美人揃いだが。
『ジェーン・エア』の出版社の社長ジョージ・スミスは「正直に申し上げなければなりませんが、私がシャーロット・ブロンテの容姿について抱いた第一印象は、それが魅力的というよりはむしろ興味ぶかいということでした。彼女は非常に小柄で、風変わりで、古風な様子をしていました。頭部はからだの割には大きすぎるように思われました。美しい眼をしていましたが。」という。つづきは本書で。

著者プロフィール

中岡 洋(ナカオカ ヒロシ)

ブロンテ文学研究家。
主な著書に『エミリ・ブロンテ論――荒野へ 荒野へ』(国文社)、『「嵐が丘」コンコーダンス』『ブロンテ姉妹の留学時代』『シャーロット・ブロンテ論』『「ジェイン・エア」を読む』『「嵐が丘」を読む』(以上開文社)、『ブロンテ姉妹 その知られざる実像を求めて』(NHK文化センター)。
訳書にメアリ・ヴィジック著『「嵐が丘」の起源』『エミリ・ジェイン・ブロンテ全詩集』(以上国文社)、『嵐が丘』(みすず書房)、エリザベス・ギャスケル著『シャーロット・ブロンテの生涯』(みすず書房)、『ジル・ディックス・グナッシア著『エミリ・ブロンテ 神への叛逆』(彩流社 共訳)、ジュリエット・バーカー著『ブロンテ家の人々』(彩流社 共訳)、『シャーロット・ブロンテ書簡全集/註解』(彩流社 共訳)など。

目次

目 次
Ⅰ 蟇蛙 
Ⅱ 生涯 家庭教師生活 
Ⅲ カウアン・ブリッジとロウ・ヘッドでの学校生活
Ⅳ 白昼夢 ロウ・ヘッド・ジャーナル 
Ⅴ シャーロットの友人たち 
Ⅵ よ恋愛指南——シャーロットの結婚観 
Ⅶ シャーロットの恋愛──「失われていた手紙」
Ⅷ 結婚 
Ⅸ 『ジェーン・エア』フィーヴァーと文壇との交際
Ⅹ 弟妹の死 
Ⅺ シャーロット・ブロンテの死 
Ⅻ 映画になった『ジェーン・エア』………… 芦澤久江
あとがき 

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