ドストエフスキーとマルクス

ドストエフスキーとマルクス

河原 宏 著
四六判 / 264ページ / 上製
定価:2,500円 + 税
ISBN978-4-7791-1793-0 C0010
奥付の初版発行年月:2012年05月 / 書店発売日:2012年05月30日
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内容紹介

「何も信じられない」現代日本の、「ドストエフスキー的状況」
十九世紀に、二人の偉大な革命家がいた――ドストエフスキーとマルクス。二人に共通する偉大さは、その生きた時代を超える革命家だったことにある。しかし、1990年代以降のソ連と社会主義圏の解体以後、近代的な戦争も革命もなくなり、すべての思想が持つものだったはずの革命的性格は既存の体制維持の用具へと変貌し、思想は死んだ。これはマルクス、ドストエフスキーの予想もしなかったことである。本書は、古い「革命」概念にしがみつくのを止め、古い「革命」主義を革命する指針をしめす。マルクスとドストエフスキーの二人を並べ、理論としても現実的にも、「近代」の革命論を総括したマルクス。しかしそのマルクスに欠けていた神と宗教の問題を、ドストエフスキーによって補う。本書ではマルクスとドストエフスキーを考えていくなかで、「神」「解放」「自由」「革命」「素朴」などの概念を問い、最後に「笑い」の問題をとり上げていく。

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

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著者プロフィール

河原 宏(カワハラ ヒロシ)

1928年東京生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。政治学博士。早稲田大学理工学部にて助教授、教授。1998年、退職し、名誉教授。日本政治思想史、また日本文化論について著書多数。2012 年2 月28 日没。主な著書に、『転換期の思想-日本近代化をめぐって』(早稲田大学出版部、1963)、『西郷伝説─「東洋的人格」の再発見』(講談社現代新書 1971)、『昭和政治思想研究』(早稲田大学出版部 1979)、『伝統思想と民衆-日本政治思想史研究1』(成文堂 1987)、『「自在」に生きた日本人』(農文協 1998)、『素朴への回帰―国から「くに」へ』 (人文書院、2000) 、『科学文明の「信」を問う─ 存在・時間・生命の情理』(人文書院、 2003)、『空海 民衆と共に─信仰と労働・技術』(人文書院、 2004)、『日本人はなんのために働いてきたのか』(ユビキタ・スタジオ 2006)、『新版 日本人の「戦争」─古典と死生の間で』(ユビキタ・スタジオ、2008)、『秋の思想』 (幻戯書房、2012 )、『日本人の「戦争」――古典と死生の間で (講談社学術文庫)』 (講談社、2012) など。

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