沖縄の経験と21世紀への提言人の移動、融合、変容の人類史

琉球大学 人の移動と21世紀のグローバル社会 Ⅷ
人の移動、融合、変容の人類史 沖縄の経験と21世紀への提言

我部 政明, 石原 昌英, 山里 勝己
A5判 / 420ページ / 上製
定価:4,000円 + 税
ISBN978-4-7791-1677-3 C0020
奥付の初版発行年月:2013年03月 / 書店発売日:2013年03月14日
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内容紹介

移民、中琉交流、越境…沖縄を基点に世界を駆け巡った人々のエネルギーは、
何を生み出したのか!
「移動をめぐる人類史の視点が、今後の研究に反映されなければならない。こうした研究により、移動は、政治空間、社会空間、歴史空間、文化空間を形成・維持すると同時に、変化・復元させる力をもつ、ということが明らかになった。提言は、これらの形成・変化の方向のあるべき姿をめぐる議論であろう。それらが新しい言説であり、認識であり、そして一体感をどのように創造しているのかにあるのだろう。それらに対応するのが、情念であり、理性であり、感性であると考える。」(我部政明)

著者プロフィール

我部 政明(ガベ マサアキ)

琉球大学法文学部教授
沖縄返還をめぐる「日米密約問題」の資料をアメリカの公文書館で発見し、
注目を浴びる。
主要著書
『沖縄返還とは何だったのか』(講談社)『世界のなかの沖縄、沖縄のなかの日本』(世織書房)『戦後日米関係と安全保障』(吉川弘文館)、『日米安保を考え直す』(講談社)ほか。

石原 昌英(イシハラ マサヒデ)

琉球大学法文学部教授
主要著書
『〈オキナワ〉人の移動、文学、ディアスポラ』(編)(彩流社)、『ハワイ・沖縄 コンタクト・ゾーンとしての島嶼』(編)(彩流社)、『東アジアにおける言語復興 中国・台湾・沖縄を焦点に』(共著)(三元社)ほか。

山里 勝己(ヤマサト カツノリ)

琉球大学法文学部教授
主要著書
『〈移動〉のアメリカ文化学』(編)ミネルヴァ書房、『琉大物語―1947-1972』(琉球新報社)、『場所を生きる―ゲーリー・スナイダーの世界』(山と渓谷社)、『自然と文学のダイアローグ―都市・田園・野性』(編)(彩流社)、『〈オキナワ〉人の移動、文学、ディアスポラ』(編)(彩流社)ほか。

目次

 
まえがき 我部政明 

第一部 基調講演
第一章 人の移動と世界史の形成 ゲーリー・Y・オキヒロ/山里勝己訳 
第二章 ペルーへの沖縄移民 マヌエル・T・ヒガ 
第三章 新たな視点に見る中琉関係史研究 謝 必震/前田舟子訳 
提 言 情念と理性と感性に支えられる研究を 我部政明 

第二部 中国・台湾班
第四章 基隆社寮島の沖縄人ネットワーク(一八九五―一九四五) 朱 徳蘭 
第五章 中国大陸における中琉関係史跡調査と研究 頼 正維/前田舟子訳 
第六章 中国台湾研究班における連携融合調査研究の成果について 赤嶺 守 
提 言 調査研究を終えての提言 赤嶺 守 

第三部 ハワイ・アメリカ班
第七章 米国におけるプエルトリコ・ディアスポラ
――コロニアル移住かポストコロニアル移住か
ホルヘ・ドゥアニー/石原昌英・兼本円・島袋盛世訳 
第八章 人の移動と言語の移動――沖縄とハワイ・米国を中心に 石原昌英 
提 言 二一世紀のグローバル社会における「人の移動」の研究 石原昌英 

第四部 タイ・ラオス班
第九章 タイのヤソトーン県プラチャーコムバーンクムにおける
プラチャーコム形成のプロセス
ソムサック・シーサンティスック/鈴木規之、ワッチャラー・スヤラー訳 
第一〇章 タイの若者におけるジャパナイゼーション
      ――大学生の日本のポップカルチャーの受容とライフスタイルの事例から
ワッチャラー・スヤラー 
第一一章 越境するタイ・ラオス・カンボジア・琉球 鈴木規之 
提 言 活動のまとめと今後の課題 鈴木規之 

第五部 太平洋・島嶼班
第一二章 「資源再生管理システム」によって島の都市ゴミを土壌改良剤に変える取組                            モハメド・ゴラビ/廣瀬孝訳
第一三章 メラネシアの「イモ」と「魚」――食物生産にかんする生態地理学ノート 渡久地健 
第一四章 島嶼国の経済発展に対するグローバリゼーションの影響と政策に関する一考察
      ――フィジー共和国の事例 梅村哲夫 
提 言――グローバリゼーションという荒波を乗り越える個性豊かな島々であれ 渡久地健 

第六部 移民班
第一五章 在外ブラジル人――新たなディアスポラの生成過程 アンジェロ・イシ 
第一六章 移民研究の連携―資料の収集から活用まで 森本豊富 
第一七章 海からチムグクルがやってくる
      ――定量調査に見るウチナーンチュの越境的コミュニティ 金城宏幸 
提 言 ウチナーンチュ大会などが開催される沖縄だからこそ
     ――移民関係資料の収集に力を 町田宗博 

第七部 若手セッション
第一八章 映画『八月十五夜の茶屋』における人の移動
      ――異文化流入とオキナワ式復興 名嘉山リサ 
第一九章 戦後沖縄本島における台湾系華僑――一世の移住過程を中心に 吳 俐君 
第二〇章 琉球人の平潭漂着に関する一考察 前田舟子 
提 言 若手研究者の視点から 前田舟子 

あとがき 石原昌英 

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