済州と沖縄・奄美を中心にして東アジアの 間地方交流の過去と現在

琉球大学 人の移動と21世紀のグローバル社会 V
東アジアの 間地方交流の過去と現在 済州と沖縄・奄美を中心にして

津波 高志 編
A5判 / 499ページ / 上製
定価:4,500円 + 税
ISBN978-4-7791-1674-2 C0020
奥付の初版発行年月:2012年04月 / 書店発売日:2012年04月02日
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内容紹介

在日済州人をインターローカル(間地方的)な内なる視点から捉え直し、その移動と交流の過去と現在を問う。合わせて、琉球弧の島々の周辺地域との交流史も取り上げ、島の目線で東アジアにおける人の移動と交流の構図を描く。

「小さな島々の間でも政治の中心と周縁は形成される。しかし、その中心も大陸部やより大きな島々の政治権力を圧倒するほどにはならない。いや、実際上、なりえない。逆に、押しつぶされ、吸収されてしまう。その事実は、日本では琉球弧の島々の歴史が、韓国では済州道の島々の歴史が、それぞれ我々に語るところである。」(本書「第19章」より)

版元から一言

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著者プロフィール

津波 高志(ツハ タカシ)

現職:琉球大学法文学部教授
専門:社会人類学・民俗学
主要著作:
『沖縄社会民俗学ノート』(単著、第一書房、1990)
『変貌する東アジアの家族』(共著、早稲田大学出版部、2004)
『中心と周縁から見た日韓社会の諸相』(共著、慶應大学出版会、2007)
『大和村誌』(共著、大和村、2010)

目次

第1部 人の移動と韓国人  
第1章 韓国人の移動をめぐる状況論と文化的要因  伊藤亜人 
第2章 ディアスポラとグローバリズムの民流学  全京秀/神谷智昭訳 
第3章 東アジア地域間人的交流と移住民の人権  金富燦/神谷智昭訳 
第4章 在日済州人の生活と精神  李昌益/神谷智昭訳 
第5章 済州島のダン(堂)と壱岐島のお堂  原尻英樹 

第2部 関西の在日済州島人  
第六章 済州の人々の生活世界における「日本」  庾喆仁/神谷智昭訳 
第七章 在日済州島人の移動と生活  伊地知紀子 
第八章 第二次大戦後における済州島民の日本への「密航」について 藤永壯 
第九章 在日済州島出身者と学校教育  鄭雅英 
第10章 日帝下在日済州人の形成と移住史的意味  李暻遠/神谷智昭訳 

第3部 済州文化の諸相  
第11章 済州島の生態文化  尹龍澤/神谷智昭訳 
第12章 済州潜嫂(海女)の漁撈文化  安美貞/神谷智昭訳 
第13章 済州島一村落におけるクェンダン関係の変化  金昌民/津波高志訳 
第14章 済州島における村落共同体祭儀の現代的意義  姜京希/津波高志訳 
第15章 済州と琉球の神話比較  許南春/神谷智昭訳 

第4部 琉球弧の間地方交流史  
第16章 琉球列島と韓半島  池田榮史 
第17章 東アジアの稲作の拡散と人の移動  後藤雅彦 
第18章 移動と漂流史料における民族の接触と文化の類縁関係  黄智慧/稲村務訳 
第19章 薩摩侵攻と奄美の文化変容  津波高志 
第20章 沖縄最初の韓国人慰霊碑青丘之塔  趙誠倫/神谷智昭訳 

第5部 近距離移動を考える  
第21章 韓国における都市化と人の移動  神谷智昭 
第22章 済州道における人口移動の実態と特徴  鄭光中/神谷智昭訳 
第23章 奄美大島大和村における人口移動  津波高志

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