イソクラテスの哲学と民主主義批判倫理のパフォーマンス

倫理のパフォーマンス イソクラテスの哲学と民主主義批判

柿田 秀樹 著
四六判 / 300ページ / 上製
定価:2,500円 + 税
ISBN978-4-7791-1621-6 C0012
奥付の初版発行年月:2012年01月 / 書店発売日:2012年01月24日
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内容紹介

文字を演説とは異なるメディアとして利用し、テクストを読者に再帰的に解釈させるイソクラテスが発したメタメッセージ「レトリック」を考察する!
プラトンの「アカデメイア」に先んじること数年、アテナイにもうひとつ高等学問機関が開設された。イソクラテスの学校だ。法廷弁論の代筆家だった彼は、「アカデメイア」同様、その教育理念の中心にピロソピアー(ギリシャ語「知を愛すること」)を据えていた。二つの学校は、カリキュラムの面でも、教育の方針についても、そして身につけるべきであるとする知のあり方についても、大きな違いがあった。プラトンがそのイメージを数学者・神秘家ピタゴラスに求めたのとは反対に、イソクラテスがいうピロソピアーは、政治家であり賢者であったあのソロンや同じくすぐれた政治家であったペリクレスについて、古代ギリシャ人が抱いていたイメージに起源がある。イソクラテスは、「教養ある人」とはどのような者であるかと自ら問う。すなわち「教養ある人」とは、よき思慮・賢慮(プロネーシス)を持った者であり、それゆえに彼はすべての実際的行動・実践を立派に行うことができるはずである、と。これが、イソクラテスが希求した「知」に他ならない。

版元から一言

(社)日本図書館協会 選定図書

著者プロフィール

柿田 秀樹(カキタ ヒデキ)

1991年明治学院大学卒業。1993年NY大学大学院修士課程修了。2001年アイオワ大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。現在、獨協大学准教授。主な著書に『現代コミュニケーション学』(共著、有斐閣)がある。

目次

【第1章】 隠れたレトリックの伝統
【第2章】アリストテレス『弁論術』の脱構築
【第3章】 主体創出のコミュニケーション空間
【第4章】言説としての「哲学」
【第5章】倫理・実践・権力関係
【第6章】行為媒体と反転した自己統治
【第7章】レトリックと哲学

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