内容紹介
謎の文字「日十(ソカ)」大王に始まる国宝「人物画像鏡銘文」の48字に秘められた驚くべき日本古代史の全貌!銘文はどのように解読されたか?邪馬台国はどこか?万世一系天皇の神話とは?誰が石舞台古墳を暴いたか?
版元から一言
謎の文字「日十」大王で始まる48字国宝・人物画像鏡銘文に秘められた驚くべき日本古代史の全貌を明らかにする。
(社)日本図書館協会 選定図書
神保町の書泉グランデ4階の日本史コーナーに「林順治」棚が誕生しました!!
林順治の著書がたくさん陳列されております。
ご興味のある方はぜひ神保町に足を運ばれた際には、書泉グランデ4階へ!!
書泉グランデ
http://www.shosen.co.jp/grande/
住所 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-3-2
TEL 03-3295-0011
営業時間 10:00~20:00(金曜日のみ10:00~21:00)
定休日 年中無休
最寄り駅 都営三田線・都営新宿線 神保町駅
著者プロフィール
- 林 順治(ハヤシ ジュンジ)
1940年東京生まれ。早稲田大学文学部露文科から出版業界へ。出版社取締役編集部長を経て、現在、精力的に執筆活動中。
著書に『馬子の墓』(2001年)、『義経紀行』(2002年)、『漱石の時代』(2004年)『ヒロシマ』(2005年)。『アマテラス誕生』(2006年)『武蔵坊弁慶』(2007年)いずれも彩流社から出版。
目次
【収録内容】
第一部 国宝・隅田八幡人物画像
第一章 銘文はどのように解読されたか
1─1 考古学者高橋健自
1─2 神人歌舞画像鏡
1─3 「癸末年」論争
1─4 私家版『日本古代国家の成立と百済』
第二章 運命の鏡
2─1 由緒
2─2 妻村の伝承
2─3 謎の豪族紀氏
2─4 藤原氏と隅田八幡神社
2─5 銘文の「男弟王」はだれか
第三章 八幡神
3─1 清和源氏の祖応神天皇
3─2 「吾は日本の神と成れり」
3─3 ワカタケル大王
3─4 稲荷山鉄剣銘文
3─5 『日本書紀』巻一九「欽明紀」
第四章 邪馬台国はどこか
4─1 神功皇后
4─2 異端の考古学者原田大六
4─3 卑弥呼がもらった鏡
4─5 謎の三角縁神獣鏡
第二部 日本古代国家の実像
第五章 東アジアのなかの倭国
5─1 加羅系渡来集団
5─2 倭の五王「讃・珍・済・興・武」
5─3 百済から渡来した王子昆支
5─4 応神陵の被葬者「日十大王」
第六章 誰が石舞台古墳を暴いたか
6─1 百舌鳥古墳群と古市古墳群)
6─2 蘇我馬子は大王だった)
6─3 ヲケとオケの物語)
6─4 「大化改新」の真相
第七章 万世一系天皇の神話
7─1 母国百済の滅亡
7─2 異腹の兄弟天武と天智
7─3 壬申の乱
7─4 『古事記』と太安万侶)
7─5 皇国日本の神話
ヒロシマ 978-4-7791-1134-1 9784779111341 4-7791-1134-X 477911134X 0021 ヒロシマ 進歩と殺戮の20世紀 林順治 ハヤシジュンジ 林 順治
1940年生まれ。郷里は秋田県平鹿郡雄物川町深井。旧姓福岡。県立横手高校から早稲田大学文学部露文科へ。現在、出版社役員。著書に『馬子の墓」(2001)『義経紀行』(2002)『漱石の時代』(2004、いずれも彩流社)がある。欲望・権力・侵略・戦争・国家・支配における人間存在と善悪の彼岸を探求する。 彩流社 序 章 べルリン
第一部 ホロコースト
第1章 アドルフ・ヒトラー
『わが闘争』/反ユダヤ主義/第一次世界大戦/ナチ党
第2章 アウシュヴィッツ
一九三三年/ヒトラーの取り巻きたち/ジークムント・フロイト/ユダヤ人絶滅計画/ アンネ・フランク
第3章 引き裂かれたものたち
中性子の発見/核分裂/ウラン235
第二部 侵略
第4章 毛沢東
辛亥革命/国共合作/井岡山の闘争/蒋介石/長征
第5章 二・二六事件
天皇機関説/日本の軍閥/天皇ファシズム/天皇統帥権
第6章 日中戦争
日中戦争 近衛文麿/宇垣一成/盧溝橋事件/最後の関頭/『生きている
兵隊』
第三部 反撃
第7章 ダグラス・マッカーサー
ダグラス・マッカーサー/太平洋/マゼランの世界一周/フィリピンのマッ
カーサー/脱出
第8章 ミッドウェー海戦
連合艦隊司令長官山本五十六/ソロモン珊瑚海海戦/誤った奇襲作戦/空
母四隻撃沈
第9章 ガダルカナル
跳ね上がる芋虫/イル川河口の惨劇/密林迂回作戦/決死の輸送作戦
第10章 昭和天皇ヒロヒト
伊勢神宮参拝/昭和天皇の発言/マッカーサーの反撃/「絶対国防圏」
第四部 ヒロシマ
第11章 マンハッタン計画
戦争を終わらせる兵器/B29と原爆投下実験/東京大空襲
第12章 特別攻撃隊
『お伽草紙』/レイテ沖海戦/『英霊の声』/梓特別攻撃隊
第13章 ポツダム宣言
ハリー・トルーマン/「赤ん坊が満足に生まれた」/エノラ・ゲイ
第14章 写真家福島菊次郎
『ピカドン』/第五師団広島西部第一〇部隊/蛸壺壕のなかで/フレーアス
タックの炎
終 章 夢の島 本文より
日本がアメリカとの戦争で壊滅的な敗北に帰してから60年になる。日本はこの間、戦争に負けた原因と意味をよくよく考えてこなかったために、敗北のトラウマを癒すことができずにもがき苦しんでいる。…60年という歳月は国の歴史の一巡でみたら、まだ12分の1程度だ。しかし世界史の視点でみたらどうなるか、もっと速く、もっと鮮明にその傷を細密に見ることができるかもしれない。 (社)日本図書館協会 選定図書 戦後60年記念出版!
アウシュヴィッツからヒロシマまで、ヒトラーから昭和天皇ヒロヒトまで。第二次世界大戦を世界史的視点から捉え返し、ヒロシマに至った道、そしてその後の日本を検証する。進歩と殺戮の世紀を振り返り、人類は、日本人は20世紀をいかに生きたのか? 今後我々は何処へ行くのか?を問う。
タグ: 日本史(近代), 林順治