「フェアネス」と「武士道」日本野球はなぜベースボールを超えたのか

日本野球はなぜベースボールを超えたのか 「フェアネス」と「武士道」

佐山 和夫 著
四六判 / 195ページ / 上製
定価:1,800円 + 税
ISBN978-4-7791-1280-5 C0075
奥付の初版発行年月:2007年07月 / 書店発売日:2007年07月18日
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内容紹介

ホーレス・ウィルソン(米国)、フレデリック・ストレンジ(英国)、中馬庚(日本)、この三人が「日本野球」の基礎を築いた。日米の「野球」の違いとは何か。「プロ」主動の米国、「学生野球」が起源の日本。この野球観の違いが「野球」の原点にある。過激な言い方だが、メジャーリーグの歴史はイカサマ、インチキの歴史であり、フェアプレーの反対の「アンフェアネス」の歴史だ。「賭け」「八百長」に始まり、スピットボール(不正投球)、ビーンボール(威嚇投球)、サイン盗み、トリックプレー、自軍攻撃時の空調操作、そしてあとを絶たない薬物問題。このときにあって、その存在価値を主張できるのが「日本野球」というものだ。ベースボールは日本での創始のとき、当該校の教師や学生によって一段と高いものにされた。いま全国に散らばる有名無名の指導者たちや純真な球児たちによって、それはつねにより高いものへと変革が続けられている。これほど「クリア」で「クリーン」なベースボールが日本に保存されているというのは、まさに「世界遺産」級の話である。メジャーリーグで、イチローがあるいは松井秀喜がアンフェアなプレーをしたなんて聞いたことがあるだろうか。そんなことをする彼らの姿を想像することができるだろうか。彼らがグラウンドで唾を吐かないことだけでも際立っている。私たちは「日本野球」の歴史と伝統をつくってこられた先人に感謝しなければならない。それにはまず、その足跡を正しく理解することだ。その理解が、いつかは「世界野球」の真の推進に役立つ、と信じたい。

著者プロフィール

佐山 和夫(サヤマ カズオ)

作家。1936年、和歌山県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。日本ペンクラブ、アメリカ野球学会、スポーツ文学会会員。日本高野連顧問。選抜大会21世紀枠詮衝委員。NPBゴールデン・スピリット賞詮衝委員。1984年、第3回潮ノンフィクション賞、和歌山県文化奨励賞。1993年、第4回ミズノ・スポーツ・ライター賞。1995年、ホフストラ大学より『日本とベーブ・ルース』でジョゼフ・アストマン賞。1998年、アメリカ野球学会(ニグロ・リーグ)からトウィード・ウェッブ賞等を受賞。著書に『野球とシェイクスピアと』論創社 (2007/03)『大リーグが危ない』新潮社 (2006/2/16)『日米野球裏面史—美少女投手から大ベーブ・ルースまで』日本放送出版協会 (2005/09) 『野球、この美しきもの。—アメリカン・ベースボールと秋田野球』 (2005/03)『野球の英語A to Z—佐山和夫が語るアメリカ野球用語』三修社 (2003/10)『松井秀喜の「大リーグ革命」』講談社文庫 (2003/06)『野球とアンパン—日本野球の謎カウント・コール』講談社新書 (2003/05)『野球から見たアメリカ』 (文庫) 中央公論新社 (2002/10)『メジャー・リーグを100年分楽しむ』河出書房新社 (2001/08)『史上最高の投手はだれか』潮出版社 (1985/07)『野球とクジラ—カートライト・万次郎・ベースボール』河出書房新社 (1993/04)『黒人野球のヒーローたち—「ニグロ・リーグ」の興亡』中央公論社新書 (1994/03) 『ベースボールと日本野球—打ち勝つ思考、守り抜く精神』中央公論社新書 (1998/08) 『「ジャップ・ミカド」の謎—米プロ野球日本人第一号を追う』文藝春秋 (1996/04) ほか著訳書多数。

関連書

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