『戦乱三国のコリア史』が「世界日報」(12.4.8付)にて大きく書評されました。

2012 年 4 月 18 日 水曜日

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韓流ドラマ「太王四神記」(ペ・ヨンジュン主演)「朱蒙」でも知られる古代朝鮮の草創期から三国鼎立の時代へ。朝鮮半島を囲む東アジアの微妙な関係の中で繰り広げられた古代王族・将軍たちの興亡物語。

「感心するのは、王家に生まれ儒教文化で育ちながら、民への思いの強さと科学的な頭脳だ。朝鮮語を正確にやさしく表記するため、多くの才能を集め、ハングルを創製していく過程は興味深い。日本のひらがなの発生、普及と比べると、国柄や国民性の違いが面白い。意外だったのは、ハングル創製の大きな動機が、中国からの文化的独立にあることだ。漢字を使う両班の多くは強く抵抗するが、彼らの中にも共鳴者がいたのだろう。中国との間合いが重要なのは、日本も同じである。」(「世界日報」12.4.8付より)

『無形文化遺産とは何か』が「読売新聞」(12.4.1付)にて紹介されました。

2012 年 4 月 4 日 水曜日

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無形文化遺産条約は、みんなでつくるD.I.Y.感覚の条約である
「無形文化遺産条約」(無形文化遺産の保護に関する条約)は2003年にユネスコ(国際連合教育科学文化機関)で採択され、「無形版・世界遺産」として知 られている。しかし実際はどのような内容なのか。世界遺産の本は多いが無形文化遺産の解説書はほとんどない。無形文化遺産の「一覧表」には例えば、スペイ ンの「フラメンコ」、「インドネシアのバティック」、「グルジアの多声歌唱」、マリの漁業儀礼「サンケ・モン」が、日本からは「能楽」「アイヌ古式舞踊」 「早池峰神楽」などがある。「世界遺産」の成功の要因に、条約がスケルトン構造だったことが挙げられる。スケルトンである条文には、概念や定義、条約のコ アの制度について、最小限度の事項しか記載されていない。無形文化遺産条約も、モデルとなった世界遺産条約と同じく一覧表制度を採用しているが、その意義 と形には違いがある。無形文化遺産には単に世界遺産の無形版とはいえない独特の性質がある。それが「伝承者であるコミュニティの役割」「セーフガーディン グの保護」である。本書は、無形文化遺産が生まれた背景、条約のしくみ、リストについて、世界遺産と比べながら解説する。

「世界遺産にはない、保護活動の模範例を選定したリストも特徴の一つ。世界遺産も無形文化遺産も登録ばかり注目せれるが、本来の目的は保護であることに改めて気づかされる。」(「読売新聞」12.4.1付より)