毎夏吉例「柳家権太楼一門会」雑感
2011 年 7 月 22 日 金曜日先週末(2011年7月16日)の土曜、茹だるような猛暑の中、昨年より会場を池袋・芸術劇場から水天宮にある日本橋劇場に場所を移して開催されている「柳家権太楼一門会」にスタッフとして参加した。 (続きを読む…)
先週末(2011年7月16日)の土曜、茹だるような猛暑の中、昨年より会場を池袋・芸術劇場から水天宮にある日本橋劇場に場所を移して開催されている「柳家権太楼一門会」にスタッフとして参加した。 (続きを読む…)
忙中閑あり、待望球春。というわけで、3月4~6日の3日間
開催された「IKEBOOKRO」古書市に行ったのだった。
主に早稲田界隈の古書店の有志が出店しているので、品
ぞろえは学術・文藝モノが多いが、なかには「オオ」と瞠目
するような掘り出しものがあるのだ。それがあるため古書市
通いはやめられないのである(ある種の麻薬である)。
今回は『洋子へ 長門裕之の愛の落書集』(データハウス、
1985年)であった。

本書については、愚生が敬愛してやまないプロインタビュアー
吉田豪氏(インタビューの技術、内容構成、ゲラ作成・まとめの
技術はいまや斯界最高の技術者、まさに「プロフェッショナル」)
が常々絶讃しており、最近も南田洋子さんが亡くなられたとき
だったと思うが、「週刊現代」か「週刊ポスト」だったかは失念
したが、吉田氏は長門氏にロングインタビューしていた。
これがまたいうまでもなくイイ内容なのだった。
吉田氏がいうように、本書には長門氏の「本音」しかない。
剛速球のみ。そりゃ、書かれた人から訴えられて絶版になる
のも当然という内容なのだ(読者にとってはウレシイかぎりだ)。
冒頭から艶福家・長門氏のアクセル全開。関係した方の実名
があげられている。宝塚のO千Kさん、昼メロ女優のI内J子さん。
歌舞伎役者との結婚を決意したOさんと長門氏はホテルで会う
のだが、いきなり「……全身がわなわなと震えるような感激に
浸りながら、ぼくは彼女のなかで激情した」ですからね。
こういう逸話が1冊まるまるですから。いやあ、スゴイのひとこと
につきます。
とにかく吉田氏がススメル「タレント本」にはハズレはまずない。
興味をもたれた方は是非、街の古書店の「100円コーナー」
で打ち捨てられた「本」をひろってみたらいかがでしょう。
新たな「コンテクスト」に「モノ」を置いてみたとき、またひとつ
楽しみが増えると思います。
[筆・南葵亭樂鈷]