パレスチナで何が起こったのか……
人間の心には獣が棲んでいる、そんなことを思わせてくれる映画である。
しかし、古居の映画は少しずつトーンが変わっていく。
子どもたちの心が変わり始める。
――――鎌田實(医師・作家)
序章 ポスト・フェミニズム時代の男性像 11
第Ⅰ部 女は軍人、男はカウンセラー
第1章 マスキュリズムと男性差別–男性映画としての『G・I・ジェーン』
第2章 パワーに依存しない男性の創造–『グッド・ウィル・ハンティング』
第Ⅱ部 男を求める男たち
第3章 同性愛恐怖が引き起こした殺人劇–『アメリカン・ビューティー』
第4章 同一化の憧憬と同性愛的表象–『リプリー』
第5章 「男」になるためのイニシエーション–『ファイト・クラブ』
第6章 身体描写をとおして描くマチズモの挫折の物語–『アメリカン・ヒストリーX』
第Ⅲ部 見られる男、見つめる女
第7章 記号としての「男性裸身」とそれをめぐる視線–『ハート・オブ・ウーマン』を中心に
第8章 女性性の表出と女性性からの脱却–『トゥルーマン・ショー』
第9章 生殖なき時代のマスキュリニティ–『マトリックス』が描く男性表象
終章 九本の映画から見えてくるもの
参考文献
あとがき (社)日本図書館協会 選定図書 「男らしさ」とはなにか?
90年代のハリウッド映画に映し出されたのは、
「男」としてのアイデンティティに惑い、苦悩する姿― ―!?
「男性学」の視点で「マチズモ」の国・アメリカのハリウッド映画を読み解き、ポスト・フェミニズム時代の男性のアイデンティティ構築の難しさや、父性の喪失、同性愛といった問題がどのように表象されているのかを、ストーリーや構図、男性裸身(メイルボディ)の描かれ方を丹念に探ることで、浮かび上がらせる試み。
ハリウッド映画9作品から、現在の男性ジェンダーのありようが見えてくる!
(社)日本図書館協会 選定図書 時代を超えて、世代も超えて感動と感涙!1950年代から90年代まで、ちょっと昔、各時代の息遣いが聞こえてくる101作品をセレクト。観る気にさせる監督、俳優で納得の1冊。図版も多数収録!