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<新しい女>の系譜

2003 年 9 月 1 日 月曜日

『<新しい女>の系譜』表紙\
書籍名   : <新しい女>の系譜 ジェンダーの言説と表象
(アタラシイオンナノケイフ)
著者名   : 武田美保子(タケダミホコ) 著
発行日   : 2003-05-30
税込価格 : ¥2625
本体価格 : ¥2500
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★『英語青年』9月号 植松みどり

「本著は「新しい女」に焦点を当て、今までにないほどの重点をそこに置いて、考察したものであり、著者の博士号取得論文をさらに膨らませたものであり、新鮮な視点からの意気込みにあふれたものである。パラダイム、言説に興味がある著者は文学作品を文化的に、社会的に読みこむことによって、新しい女の系譜を探求しようと試みる。……「新しい女」が実は営々とその姿を現代、未来にまで投影させており、モダニズム、ポスト・モダン創出へと、英国小説への影響を与え続けていることの発見の楽しさが随所に語られている。」

★産経新聞 6/22
「十九世紀末、イギリスに誕生した「新しい女」の概念。その成立の過程や社会に与えた影響を小説を通して読み解く。貞淑で家庭的な妻という既存の女性像を覆したのが進歩的な考えを持ち、あえて結婚しない生き方を選んだ女性たちだ。社会から白い目で見られる一方「新しい女」像は当時の小説に色濃く影響を与えた。ハーディの作品に象徴されるように、性道徳の厳しい拘束を逃れ、さっそうと生きるヒロインが登場するようになったのだ。同時に女性化する男性や同性愛などのテーマを扱う小説も出現。ほかにもロレンスやウルフなど、斬新な女性像を描いてみせる作家が次々に誕生した。しなやかに変容し続ける女性像は、小説や歴史をひもとく新しい視点を提供してくれる」

アルゲダス短編集

2003 年 9 月 1 日 月曜日

『アルゲダス短編集』表紙\
書籍名   : アルゲダス短編集
(アルゲダスタンペンシュウ)
著者名   : ホセ・マリア・アルゲダス(ホセ・マリア・アルゲダス) 著
杉山晃(スギヤマアキラ) 訳
発行日   : 2003-06-19
税込価格 : ¥2625
本体価格 : ¥2500
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★『スタジオ・ボイス』9月号・越川芳明
「20世紀のペルーを代表する小説家であり、民俗学者でもあったアルゲダスが描くのは二つの文化(山岳文化と海岸文化)のぶつかり合いである。ここに訳出された13編の短篇のほとんどの舞台が山岳でもなく海岸でもない、その中間の麓の草原地帯であるのも、そうした理由からだ。麓の草原にこそ、二つの文化がぶつかりあうペルーの現実が見られる。その端的な例が水の権利だ。ごく少数の白人農場主は自已の経済力にまかせて、インディオの長老と手を組み、軍隊や警察を抱きこみ、水の権利を一人占めする。熱帯の草原では、水は命の次に大切なものだが、水を確保できない多数のインディオの小作人たちの畑は干からび、トウモロコシも実が小さく貧弱なものしか出来ない。アルゲダスは慈悲心に欠けた強者の海岸文化(白人農場主、軍隊)への怒りを隠さない。かれらはインディオと寝た自分の女を崖から突き落としたり(「復讐」)、村一番の乳をだす牝牛をインディオの手から強引に奪いとったり(「小学生たち」)、未成年の少年を力ずくで軍隊に徴用し善良な母親を狂気に陥らせたり(「ドニャ・カイターナ」)するような「悪魔の心」をもつ人間として描かれる。

★「産経新聞」7/28
「ペルーに生まれた白人の作家が、白人とインディオの二つの文化のはざまで暮らすアンデスの人々の姿を描く短編集。恋い焦がれていたインディオの娘を白人の農場主にとられた事件を通して、少年が大人の世界の汚さを垣間見る「ワルマ・クヤイ」。毎年洪水をおこす雄大な川やパンパを舞台に、自然と共存する村人の素朴な生活を礼賛する「ケルカタイ・パンパ」。浮気性の妻を使用人に寝とられ、復讐を決意する男の心情描写が鬼気追る「復讐」。優しく信心深いインディオのお針子が、最愛の息子を亡くした悲しみから狂気に向かってゆくさまを少年が見つめる「ドニャ・カイターナ」など。生活の中に迷信や伝説がいまも息づく世界と、情感豊かな人間の姿を鮮烈に描いた十三編。」

夢を追って

2003 年 8 月 17 日 日曜日

『夢を追って』表紙\
書籍名   : 夢を追って ランゴーレンの貴婦人たち
(ユメヲオッテ)
著者名   : メアリ・ゴードン(メアリ・ゴードン) 著
古木宜志子(フルキヨシコ) 訳
発行日   : 2003-06-30
税込価格 : ¥2940
本体価格 : ¥2800
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★『産経新聞』8/17
「18世紀後半のアイルランド。レズビアンという言葉もなかった当時、ウェールズに出奔し、50年間ともに暮らした二人の貴婦人の実話。政略結婚が日常茶飯事で、結婚こそが女の幸せと考えられていた時代にエレナーとセアラは出会った。裕福な日々を送りつつも孤独だったエレナーと、幼くして孤児になり、一族からは結婚の抑圧をかけられていたセアラ。読書や思索に喜びを見つけ、自立心を持っていた二人は心を通わせ合い、駆け落ちする決意をする。故郷でスキャンダラスなうわさが渦巻く中、ランゴーレンに居を構えた二人は地元の人々に敬われ、穏やかな生活を確立していった。家族も名誉も捨て、自分らしい生き方を貫いた誇り高い女性の姿を、生き生きと描く。」

アイルランド建国の英雄たち

2003 年 7 月 20 日 日曜日

『アイルランド建国の英雄たち』表紙\
書籍名   : アイルランド建国の英雄たち 1916年復活祭蜂起を中心に
(アイルランドケンコクノエイユウタチ)
著者名   : 鈴木良平(スズキリョウヘイ) 著
発行日   : 2003-06-24
税込価格 : ¥2940
本体価格 : ¥2800
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★「毎日新聞」 7/20 富山太佳夫

「 そのときジェイムズ・ジョイスは大学生であった。もちろん、20世紀を代表する小説家になってゆく彼のことだから、ひねくれた、頭のいい学生であったに違いない。ところが、教えに来た三歳上の教師というのがアイルランドのゲール語至上主義者で、英語も英文学も不用と主張してはばからない人物。若き日の大作家はあきれかえって、教室を出てゆくしかなかった、という言い伝えがある。別にジョイスでなくても、今風の学生による授業評価をやればさぞかし悪い点のつきそうなこの教師の名前は、パトリック・ピアス。今日のアイルランド共和国の建国の父とも言ってよい人物である。コンピューター産業の成長によるあと押しもあって、現在では経済的な安定を維持できるようになったこの国も、第一次世界大戦のさなかまで、何世紀にもわたってイギリスの属国であり、植民地であった。その状態から脱するための武力蜂起をひきいた人物のひとりが、ジョイスの眼から見れば、ダメ教師だったのである。1916年4月24日(月)、復活祭の休日でにぎわうダブリン市の中心街の平和な雰囲気をつき破るようにして、数百人からなるアイルランド義勇軍とアイルランド市民軍が中央郵便局の建物に入る。その蜂起軍の総司令官として「アイルランド共和国樹立宣言」を読みあげたのが、ピアスだったのである。レーニンの先導したロシア革命の一年半前のことである。しかしこの蜂起は、ロシア革命とは違って、一週間もたたないうちに鎮圧されてしまった。この有名な復活祭蜂起についてはすでにいろいろなことが書かれている。共和国樹立宣言に署名したピアス以下の七人についても、またジョイスや詩人イェイツ他の文学者たちの姿勢についても。だが、一方で、これは大変書きにくい事件でもあるのだ。なぜならば、この武装蜂起にいたるまでの歴史的な背景をまず説明しなくてはならないし、この蜂起を可能にした第一次大戦下の状況を説明しなければならないからである。いや、何よりも、それにからんだ人物たちの思想的な背景がばらばらで、ゲール語至上主義の教育者もいれば、社会主義者もいるし、シン・フェイン党の創設者もいる、アラビアのロレンスを敬愛した男もいるし、のちに共和国大統領となる「二枚舌のマキャヴェリスト」もいる、とても簡単に整理できるものではないのだ。鈴木良平の『アイルランド建国の英雄たち』はまさしくその整理をやってみせた本である。それはピアス、コノリー、コリンズを含む五人(劇作家ショーン・オケイシーのための一章もある)の評伝と思想を簡潔にまとめた、言葉の最もすぐれた意味における紹介書である。わが国ではこのような本がとかく軽視されがちであるが、この本は分量と細密さを誇りとする以外に何の能もないいわゆる専門書何十\冊分もの価値をもつ。しかも話はアイルランドの内側だけに限定されていない。フェニアン問題などをかいしてアメリカとのつながりが説明されるのは当然として、コノリーの政治的立場を説明するために、同時代の幸徳秋水や大杉栄との比較がされたりする。当時の世界各地における国際的な社会主義、民族主義、労働運動などとのからみも十分におさえてある。著者の両足はしっかりと地についていて、この紹介書のかたちをとった本がひとつの確固たる信念の表\明であることを示している」

日本に住むザビエル家の末裔

2003 年 6 月 28 日 土曜日

『日本に住むザビエル家の末裔』表紙\
書籍名   : 日本に住むザビエル家の末裔 ルイス・フォンテス神父の軌跡
(ニホンニスムザビエルケノマツエイ)
著者名   : 鈴木れいこ(スズキレイコ) 著
発行日   : 2003-05-23
税込価格 : ¥1575
本体価格 : ¥1500
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★「キリスト教新聞」6/28
「ルイスさんはスペイン生まれ。ザビエルが日本からパリに送った手紙を16歳の時に読み感動、日本へ渡ることを決心した。25歳でマドリッドの神学大を卒業後に来日。20年間、上智大や早稲田大で倫理学や比較宗教論を教え、84年から10年間は福岡県の高校で教師として働いた。ザビエルの兄ミゲルはルイスさんの父の祖先でフランス系。ちなみにルイスさんの母はケルト系で、祖先にはスペインの画家ゴヤが肖像画を描いている、プラド美術館の創設者ホセ・モニノ・イ・レドンドがいる。ルイスさんは現在、山口県下松市在住。日本での司牧生活はすでに50年以上になる。現在は、字部市アストピアに完成した、チャペルを備えたブライダル施設「フェリース」で働いている。本の著者である鈴木れいこさんは、ルイスさんのスペイン語教室の生徒。「聖フランシスコ・ザビエルがお手本」というルイスさん。神に頼り切った飾らない人柄が、本の中からも十分に伝わってくる。

★『中国新聞』03年6月2日

(鈴木れいこ著 1500円 03年5月刊)
日本にキリスト教をはじめて伝えたフランシスコザビエルの兄の子孫で、下松市に住むルイス・フォンテス神父(72)のザビエルに導かれた運命的な半生を、光市のエッセイスト鈴木れいこさん(68)が執筆した。「日本に住むザビエル家の末裔」のタイトルで彩流社(東京)から出版された。
鈴木さんは4年前、海辺の風景が気に入って光市に移り住んだ。2年前から通う中国新聞カルチャーセンターのスペイン語講座の講師がフォンテス神父だった。スペイン語の講義のおもしろさや知識の深さに人間的興味を覚えたのに加え、ザビエルの子孫という事実が、創作意欲を刺激したという。
2001年6月ごろから聞き取りで取材を続け、ザビエル関連の書籍を求めて図書館通いをしながら、昨年10月に書き上げた。
神父自身が、ザビエルとのつながりを知ったのは六年前。『スペインの親類から送られてきた結婚式の案内状だった。覚えのない署名だったため手元の資料を調べるなどして、自分の14代前がザビエルの長兄ミゲルであることを知った。
ザビエルとのえにしは50年前にさかのぼる。
偶然手にしたザビエルの書簡集が日本への興味をかき立て、神学校を経て日本へと向かわせた。
こうしたエピソードや、宣教の足跡、人々との触れ合いなどを5章にまとめた。
これが3冊目の著書となる鈴木さんは「神父の取材を通じ、人間の信念というものを学べた」と話している。

★『西日本新聞』8/24
「山口県に住むようになった著者は、スペイン語を学ぶため語学教室を訪れる。そこの講師は神父のルイス・マギーネ・フォンテスさん。何と、日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルの子孫だった。ルイスさんは来日47年になるが、そのことは数年前まで本人も知らなかった。故国スペインから届いた結婚式の案内がきっかけで家系調べに熱中、系図をつきあわせていくうち、14代前の先祖がザビエルの長兄ミゲルだと分かった。ルイスさんは少年時代、長崎のキリシタン殉教者の絵に日本への興味を募らせた。さらに山口で宣教していた神父が書いた本に出合い、ザビエルの書簡集を読み、日本行きの気持ちを固めた。はるか昔のザビエル、そして今、同じように日本に来た末裔の自分─ルイスさんは「導き」と思う。本書は、宗教土壌の違いに戸惑いつつも日本で神父として歩むルイスさんの姿を追う」

炭焼きの二〇世紀

2003 年 6 月 23 日 月曜日

『炭焼きの二〇世紀』表紙\
書籍名   : 炭焼きの二〇世紀 書置きとしての歴史から未来へ
(スミヤキノニジュッセイキ)
著者名   : 畠山剛(ハタケヤマツヨシ) 著
発行日   : 2003-03-07
税込価格 : ¥2100
本体価格 : ¥2000
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★河北新報6/23
「全国一の木炭生産量を誇る岩手県の炭焼きの歴史をつづった「炭焼きの二十世紀」を、岩手県岩泉町の元中学校教諭畠山剛さんが出版した。木炭が盛衰する社会的背景をたどり、普及に心血を注いだ製炭者、技術者の群像を描く」

★「朝日新聞」03.4.20 堀江 敏幸評
炭焼き、あるいは炭火という言葉は、都会暮らしの人間のみならず、この国の大部分の住人にとって、もはやひとつの付加価値となりつつある。石油、電気、ガスに頼る現代生活において、木炭の使用は贅沢でもあるのだ。肉を焼いたり、珈琲豆を賠煎したり、ソーセージを燻したりするのにあえて炭火を用いれば、量産品にはない味わいが生まれるかわりに価格もそれ相応になる。
また、無煙にして純粋な木炭は、手間と暇をいとわないかつての暮らしのリズムを取り戻すための頼もしい鍵でもあり、雨水や汚水の浄化、木酢液の農業ヘの利用など、環境保護の面からも見直されるべき存在だ。しかし「かつての暮らし」とは消費者の視点にすぎず供給する側の、すなわち製炭者と、彼らを牛耳って大量の炭俵を都市圏に送り出していた業者たちのそれではなかった。世話になった熱源をあっさり見捨てたのも、遅まきながらその良さに気づいたのも消費者であり、製炭にかかわってきた人々ではないのである。
木炭の需要は、第一次世界大戦時の好景気で一挙に高まった。生産が追いつかず、家庭用木炭が手に入らなくなるほどだったという。そんな時期に全国一の生産量を誇ったのが北上山地の豊富な木々を抱える岩手県で、本書は、都市の日常を陰で支えていたにもかかわらず極度に貧しい生活を強いられていたこの地方の炭焼きたちの仕事に焦点を当て、「かつての暮らし」の他面をつつましく埋めてくれた。
読み物として興味深いのは、やはり岩手県が「木炭王国」となるにあたって尽力した男たちの系譜だろう。明治末期、全国をまわって技術指導をした広島県人、楢崎圭三にはじまる岩手の炭焼きは、小野寺がまの小野寺清七、岩手一号がまの佐々木圭\\\助らに受け継がれていくのだが、彼らの小伝も妙な感情移入がなく、訥々とした口調で語られており、それが平成に入って復活した炭焼きの現状を見据える眼差しとよく釣り合っている。記述の重複がいくらか気になるものの、中身は木炭のように渋い。

トナカイ牧畜民の食の文化・社会誌 

2003 年 6 月 20 日 金曜日

『トナカイ牧畜民の食の文化・社会誌 』表紙\
書籍名   : 千葉大学人文学叢書 1
トナカイ牧畜民の食の文化・社会誌
西シベリア・ツンドラ・ネネツの生業と食の比較文化
(トナカイボクチクミンノショクノブンカ・シャカイシ)
著者名   : 吉田睦(ヨシダアツシ) 著
発行日   : 2003-04-28
税込価格 : ¥2990
本体価格 : ¥2800
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★「週刊読書人」6/20
「西シベリア北部からウラル山脈を越えたヨーロッパロシア北部の広大な領域には、トナカイ遊牧民として知られるネネツ人の生活空間が拡がっている。ロシアの少数民族でもある彼らの言語は、ウラル語族サモイェード語派に属し、現在の人口は約三万五千人である。本書は、そうした中にあって西シベリア北部に位置するギダン半島に暮らすネネツ人の伝統的生業と食文化に焦点をあてた民族誌である。この本の特徴を一言で述べるならば、ソビエト民族学の良質な意味での継承と日本の人類学の調和となろう。綿密な現地調査によって得られた民族誌資料と広範にわたる文献資料の渉猟が見事に組み合わされているからである」

ピョートル前夜のロシア

2003 年 6 月 1 日 日曜日

『ピョートル前夜のロシア』表紙\
書籍名   : ピョートル前夜のロシア 亡命ロシア外交官コトシーヒンの手記
(ピョートルゼンヤノロシア)
著者名   : グレゴリイ・コトシーヒン(グレゴリイ・コトシーヒン) 著
松木栄三(マツキエイゾウ) 編訳
発行日   : 2003-04-14
税込価格 : ¥5000
本体価格 : ¥4800
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★丸善書店「學鐙」6月号
「本書は、ロシアの外交官が亡命先で外国人のために書き残した政府の内部情報。皇室の冠婚葬祭の儀式、貴族・宮廷官から大膳職・小姓にいたる職制、外交関係、財政、行政、軍事、さらに商業、交易、生活習慣にまでおよぶ。17世紀中頃、ピョートル大帝の父アレクセイ帝治世下のロシア研究に欠かせない資料。編訳者による原著者の経歴解説と当時の国家機構や社会制度などの詳細な訳註ほかも収載」。

精進料理紀行

2003 年 6 月 1 日 日曜日

『精進料理紀行』表紙\
書籍名   : オフサイド・ブックス26
精進料理紀行 全国「味とこころ」の寺めぐり
(ショウジンリョウリキコウ)
著者名   : 藤岡良(フジオカリョウ) 著
発行日   : 2003-05-06
税込価格 : ¥1680
本体価格 : ¥1600
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★『読売新聞』03年6月1日
*この他『朝日』大阪版夕刊6月2日、『上毛新聞』5月16日など。

「全国96寺の精進料理「巡礼」のルポ。 究極のスローフードを紹介しながら、 食することの意味、 他者の命を「いただく」 ことの意味、 そしてスローライフの貴重さを考えさせてくれる。 自らも修行を体験し、 それぞれの寺とレシピを丁寧に案内する。 何よりも一期一会を大切に、 料理する僧たちの奥深い言葉を読者に伝えようという著者の筆致に好感が持てる」。

★共同通信配信、各地方紙
「”精進料理”はこんなに多彩――\全国のお寺で食べられるさまざまな精進料理を紹介した『精進料理紀行竏酎S国「味とこころ」の寺巡り』が出版された。 岩手県から宮崎県まで、精進料理を出す百近い寺院を訪れた著者が、料理の内容や住職の思いなどをルポスタイルでまとめた。料理紹介であると同時に旅のガイドブックとしても便利だが、驚かされるのは、肉を使わない料理とひとくくりにしがちなこの料理の、見事さ、多彩さ。伝統的な精進料理に加え、和風グラタンの正覚寺(埼玉県名栗村)、ナイフとフォークで食べるフランス料理風の意足院(熊本県球磨村)。ブドウで有名な山梨県勝沼町にある大善寺では、ワインゼリーなど特産品を生かした品々が。いずれも良い素材を無駄にせずに用い、手間をかけた心尽くしの料理が特徴。「精進料理は究極のスローフード」と言う著者の気持ちが伝わってくる本だ」。

侍女

2003 年 5 月 25 日 日曜日

『侍女』表紙\
書籍名   : 侍女 エリザベス・B・ブラウニングに仕えた女性
(ジジョ)
著者名   : マーガレット・フォースター(マーガレット・フォースター) 著
翻訳工房りぶろ(ホンヤクコウボウリブロ) 訳
発行日   : 2003-04-24
税込価格 : ¥3675
本体価格 : ¥3500
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★『産経新聞』5月25日
「ともに英国の代表的詩人であるロバート・ブラウニングとエリザべス・バレット夫妻。二人に仕えた実在の女性をモデルに、その数奇な運命を描いた歴史小説である。ビクトリア朝のロンドン。二十\三歳のウィルソンは、エリザべスのメイドとしてバレット家で働き始めた。誠実で勤勉なウィルソ\ンは、病弱な女主人に献身的に仕え、信頼を得ていく。エリザべスからブラウニングとの駆け落ちの計画を打ち明けられた彼女は、ためらわずイタリアに同行する。異国の地で夫妻を支えるウィルソンだが、世間知らずの夫妻に振り回されて自分の幸福を犠牲にしてきたことに、次第に疑問を持ち始める。閉鎖的な階級社会の中で、自我に目覚めていく女性の姿を端正な筆致で映し出した物語」