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月別一覧

リカルド・レイスの死の年

2002 年 12 月 8 日 日曜日

『リカルド・レイスの死の年』表紙\
書籍名   : ポルトガル文学叢書 12
リカルド・レイスの死の年
(リカルド・レイスノシノトシ)
著者名   : ジョゼ・サラマーゴ(ジョゼ・サラマーゴ) 著
岡村多希子(オカムラタキコ) 著
発行日   : 2002-09-03
税込価格 : ¥2940
本体価格 : ¥2800
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★読売新聞、12/8
「この小説の舞台は、サラザール独裁体制下で日増しに抑圧が強まっていた当時(1936年)のリスボン。二十世紀ポルトガル最大の詩人フェルナンド・ペソ\アの訃報を聞き、ブラジルから帰国した詩人リカルド・レイスは、混沌とした市民生活を目の当たりにする。騒然とした社会情勢の中で、自己のよりどころを求めて彷徨する主人公の姿が、深い人間観と歴史観に裏打ちされたノーベル賞作家の熟達した手で描き出される。幽霊となって現れるペソアとの形而上的な対話も興味ぶかい。原文は会話を地の文にとり入れ、ピリオドはほとんどない。翻訳ではその文体のリズムが忠実に再現されている。」

カカオ

2002 年 11 月 25 日 月曜日

『カカオ』表紙\
書籍名   : カカオ
(カカオ)
著者名   : ジョルジェ・アマード(ジョルジェ・アマード) 著
田所清克 訳
発行日   : 2001-10-19
税込価格 : ¥1995
本体価格 : ¥1900
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★日経新聞11/25
「今年八月に亡くなったブラジルの国民的作家ジョルジェ・アマードの初期の秀作。カカオ農園を舞台に金持ちから没落した少年が、冷酷に搾取を続ける農園主を相手に労働者意識を高めていく。書簡や異なる視点、文体を意識的に混入させる手法は極めて実験的。黄色に色づいて皆を惑わすカカオの実に象徴させた、つかの間の祝祭の描写など、南米文学全体にとっても原点のような位置を占めることがよくわかる」。

銀のしずく「思いのまま」

2002 年 11 月 6 日 水曜日

『銀のしずく「思いのまま」』表紙\
書籍名   : 銀のしずく「思いのまま」 知里幸恵の遺稿より
(ギンノシズクオモイノママ)
著者名   : 富樫利一(トガシトシカズ) 著
発行日   : 2002-09-19
税込価格 : ¥2100
本体価格 : ¥2000
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★朝日新聞11/6、夕刊・北海道版

「『アイヌ神謡集』を残し、19歳の若さでこの世を去ったアイヌ文学記録者・知里幸恵。彼女が死の直前、約4カ月間につづった遺稿ともいえる日記を通して、その思いを再現し、アイヌ民族としての心に迫った。東京の金田一京助宅で、日本文化に触れながら、ユーカラの筆録に懸命に挑んでいた間の心の記録でもある。「言語が残れば民族は亡びず」と悟り、アイヌ民族の言語を書き残すことに生命をかけた、強い意志が伝わってくる」。

反グローバリズム労働運動宣言

2002 年 11 月 3 日 日曜日

『反グローバリズム労働運動宣言』表紙\
書籍名   : 反グローバリズム労働運動宣言
(ハングローバリズムロウドウウンドウセンゲン)
著者名   : 小田裕司(オダユウジ) 著
発行日   : 2005-10-05
税込価格 : ¥1575
本体価格 : ¥1500
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★『サンデー毎日』02年11月3日

世界を席巻するグローバリズムの荒波。巨大な多国籍企業がわがもの顔にのし歩く。市場競争が激化しリストラや職場でのいじめ、サービス残業が横行する現状にJR総連の委員長でもある小田氏が労働運動の立場から反逆ののろしを上げた。働く者を幸せにしないグローバリズムの正体を暴き、低迷する労働運動の再生策を提言している。

道ばたで出会った日本

2002 年 10 月 20 日 日曜日

『道ばたで出会った日本』表紙\
書籍名   : 道ばたで出会った日本 松江・ハーン・ヒロシマ
(ミチバタデアッタニホン)
著者名   : ケネス・ローマー(ケネス・ローマー) 著
市川博彬(イチカワヒロヨシ) 訳
発行日   : 2002-09-02
税込価格 : ¥1995
本体価格 : ¥1900
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★中日(東京)新聞10/20

「妻子とともに松江で一年を過ごしたアメリカ人文学者がつづった滞在記。<妖精の国・日本>のイメージを書き記した先達ラフカディオ・ハーンに自らをなぞらえ、日本という異文化の実態をアメリカ人に伝えるべく、委曲を尽くしている。約20年前の日本の地方都市のありさまが、新鮮な感動とともに描き出されていて、現在の日本に生きる我々のノスタルジーさえも誘う」。

★産経新聞、9/22
「島根大学に赴任した著者のユニークな日本体験記。妻子とともに慣れない異文化と奮闘しながらも、日々の発見や印象を、散文や短歌、俳句、写真など自由な形で表現する。旺盛な好奇心と鋭い観察眼を併せ持つ著者にかかれば、豪快な漁師達はシェークスピアの登場人物になぞらえられ、歩道の黄色い点字ブロックは『オズの魔法使い』に出てくる道になる。日本語の難しさにもめげず、何とか理解しようとするエピソ\ードからは、先入観なく日本文化に対面したいという著者の誠実な姿勢が伝わってくる。体験を大切にし、ときにはことわざや松江の民話にヒントを得て、洞察に満ちた日本論を展開する。」

日本人と中国人

2002 年 9 月 29 日 日曜日

『日本人と中国人』表紙\
書籍名   : 日本人と中国人 異文化交流の楽しみ
(ニホンジントチュウゴクジン)
著者名   : 汪洋(オウヨウ) 著
発行日   : 2002-08-09
税込価格 : ¥1890
本体価格 : ¥1800
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★西日本新聞、9/29

「国費留学生として九大で博士号をとり、日中両国に約二十年ずつくらした著者の比較文化論。といっても堅く論考するのではない。例えば、自己主張しない日本人はカラオケで、普段できないが故に胸にたまった「自己」を主張し、一方、昼夜を問わず自己主張している中国人は、なかなか主張できない政治と愛情を夜ごとカラオケでやるのだ、といったところから入って両国民の精神構\造の深奥に至る。小説「大河の岸辺」で九州芸術祭文学賞佳作を受賞した文章力が随所に光る。」

Jポップの日本語

2002 年 9 月 29 日 日曜日

『Jポップの日本語』表紙\
書籍名   : Jポップの日本語 歌詞論
(ジェイポップノニホンゴ)
著者名   : 見崎鉄(ミサキテツ) 著
発行日   : 2002-07-17
税込価格 : ¥1680
本体価格 : ¥1600
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★読売新聞、9/29、千石英世

「歌において曲と詞は不可分に統合されているはずだという常識からあえて詞を抽出し、世相と関連付け、社会評論的な詩論の試みとしたのが本書である。浜崎あゆみ、GLAY、ミスター・チルドレン、ゆず、等々当代の歌びと達の詞が、吟味の俎上に乗せられる。個々の歌びとの存在意義は引用豊富に追求されているが、最終結論は暗い。Jポップは総じて「カッコいい音楽にくるまれているが…歌詞はセンチメンタルな述懐に満ちている」という。Jポップを愛するがゆえの苦い認識。あるいは隆盛を誇るショウビジネスの意外な素顔か。もしそうなら責任者に出てきてほしい。」

★東京・中日新聞、8/3
「 浜崎あゆみ、GLAY、ゆず、ミスチルなどのミュージシャン十二人を取り上げ、彼らの自作の歌詞を論じたもの。俳句の手法を用いている椎名林檎、指示代名詞が多くて内容のない小田和正、自己正当化しか見られない槇原敬之の復帰第一作、「影を慕いて」にそっくりなサザンの「TSUNAMI」など、分析は丁寧で的確。歌詞論としてもおもしろいが、一種の日本語論としても読める。」

★「週刊朝日」6/27、斎藤美奈子
「『Jポップの日本語』(彩流社)は、浜崎あゆみ、GLAY、ミスチル、サザンなど十二組のアーティスト論と、「懐かしさ」「二人」「横顔」といったテーマ批評の二本立てで勝負した歌詞論である。Jポップは「あの」が大好きで、あの日、あの頃、あの時、あの場所、あの季節、などとあったら必ず懐かしがり屋さんの歌。破壊的にみえるいまの若者の歌も「あの日」への郷愁に充ちたクヨクヨしたものであり、そんな弱さをごまかすために、未来を見つめて、などの文句を絆創膏みたいに張り付けているのだ、なんていう少し意地悪な見方がいい。」

従順な妻

2002 年 8 月 11 日 日曜日

『従順な妻』表紙\
書籍名   : 従順な妻
(ジュウジュンナツマ)
著者名   : ジュリア・オフェイロン(ジュリア・オフェイロン) 著
発行日   : 2002-07-12
税込価格 : ¥2625
本体価格 : ¥2500
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★東京・中日新聞、02/8/11
(7・15刊、2500円+税)「イタリア人のカーラは13歳の息子と2人でロサンゼルスに住んでいる。息子は隣家の少女に夢中で、夫もイタリアでほかの女に入れあげているらしい。カーラもまたひょんなことから恋に落ちてしまうのだが、相手は何とカトリックの司祭だった。皮肉を利かせたユーモアがちりばめられたコメディ。家庭、夫婦、女性の性などについて考えさせられる長編小説だ。」

スティーヴン・スペンダー日記

2002 年 8 月 4 日 日曜日

『スティーヴン・スペンダー日記』表紙\
書籍名   : スティーヴン・スペンダー日記 1939-1983
(スティーブンスペンダーニッキ)
著者名   : スティーヴン・スペンダー(スティーヴン・スペンダー) 著
ジョン・ゴールドスミス(ジョン・ゴールドスミス) 編
徳永暢三(トクナガショウゾウ) 訳
発行日   : 2002-07-19
税込価格 : ¥7875
本体価格 : ¥7500
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★読売新聞8/4
ジョン・ゴールドスミス編 20世紀イギリスの詩人にして批評家、行動的文化人スペンダー、半世紀の日記。第二次世界大戦の始まった1939年、ヒトラーの独裁主義と戦争好きを厳しく批判。世界を旅して、エリオット、ヘミングウェー、ストラビンスキーなど多彩な人々と交友、時代の生き証人としての省察は異彩を放つ。徳永暢三訳。

マーク・トウェイン新研究

2002 年 8 月 1 日 木曜日

『マーク・トウェイン新研究』表紙\
書籍名   : マーク・トウェイン コレクション20
マーク・トウェイン新研究 夢と晩年のファンタジー
(マークトウェインシンケンキュウ)
著者名   : 有馬容子(アリマヨウコ) 著
発行日   : 2002-04-19
税込価格 : ¥2625
本体価格 : ¥2500
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★『英語青年』 8月号
(4・30刊、2500円)「晩年のマーク・トウェインに対する関心は、今日、これまでよりも大きくなっているようである。それは、晩年に執筆された多くの未完の諸作品にいまだ謎めいた未完の部分が残されており、そこに研究の余地がまだまだあると考えられるからであろう。実際、トウェイン晩年の全体像は依然として明らかになっているとは言い難い。その姿をもっとよく理解したいと願うのもまた当然の思いであろう。本書は、トウェイン晩年の作品を夢やファンタジーという新しい視座から解釈しようとする意欲的な著書といえる。衰えるどころかますます膨らみ続けるトウェイン晩年の筆力、その想像力の発露を著者は本書で示そうとする。…本書は、トウェイン晩年の旺盛な創作意欲を伝え、その作品を紹介した意義がある。」。