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ポーと雑誌文学

2002 年 1 月 1 日 火曜日

『ポーと雑誌文学』表紙\
書籍名   : ポーと雑誌文学 マガジニストのアメリカ
(ポートザッシブンガク)
著者名   : 野口啓子、山口ヨシ子(ノグチケイコ、ヤマグチヨシコ) 著
発行日   : 2005-10-05
税込価格 : ¥2625
本体価格 : ¥2500
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★安原顯『へそまがり読書王』双葉社、2002年1月
アメリカの作家エドガー・アラン・ポー(1809?縲F49)の「雑誌に書き続けた作家」「雑誌創刊に意欲を燃やした作家」という点にスポットを当てた異色の作家論集である。本書には、マガジニスト、ポーが、二つの文芸誌の部数を飛躍的に伸ばした話など、様々な読物満載で、読み出したら止まらない。

★週刊読書人6/1
「雑誌性から生まれたポー文学の特質の側面を読む──。ポーの一生と文学は、1825年から50年までのアメリカ雑誌文化の成熟過程とその黄金時代と共にあった。この点に関するアメリカでの研究は盛んだが、日本では象徴派詩人としてのポー受容の長い歴史があり、このテーマでの体系的な研究書は出にくい状況にあった。その意味で待望の書だ。全体を統括する序論「ポーと雑誌文学」、推理小説に焦点を合わせる第1部「ポーの推理とジャーナリズム」、文学界のパロディものを論じる第2部「ポーの文壇批評」、新しい物差しで解釈を試みる第3部「ポーと女性たち」からなり、論文集ながらテーマの収斂によって、ポー文学の特質の一部が雑誌性から生まれていることを説得力をもって論じている」

グラナダぐうたら日記

2001 年 12 月 1 日 土曜日

『グラナダぐうたら日記』表紙\
書籍名   : グラナダぐうたら日記 スペインの誘惑
(グラナダグウタラニッキ)
著者名   : 高士宗明(タカシムネアキ) 著
発行日   : 2001-08-09
税込価格 : ¥2100
本体価格 : ¥2000
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★中日新聞12.1夕刊

「スペインの魅力に取りつかれた元医師の著者が南部のグラナダで過ごした日々を日記ふうにつづった紀行。体験したままのグラナダが素朴に語られる。旅行者としての視点を保ちながら、どん欲にグラナダでの生活を楽しむ姿勢は、とかく既成のツアーや型通りの名所観光にとどまりがちな日本人にとって新鮮に映る。日記の合間には、宿泊施設などの観光情報や建造物の歴史的背景などの説明が挿入され、理解を助ける」。

★パセオ・フラメンコ11月号
「著者は元医師。タイトルに“ぐうたら”とあるが、とんでもない。一日だってじっとしていないのだ。「日本人が老後をスペインで暮らせるか」といった問題意識で方々に足を伸ばし、現地での交流の中で答えを模索していく。現地生活の詳細かつ繊細な描写が、ごく自然に「スペインのどこよりも時間が長く甘美」なグラナダに誘ってくれる」。

スペイン ホセ・マリア伝説

2001 年 11 月 25 日 日曜日

『スペイン ホセ・マリア伝説』表紙\
書籍名   : スペイン ホセ・マリア伝説 アンダルシアの山賊を追って
(スペインホセマリアデンセツ)
著者名   : 永峰清成(ナガミネキヨナリ) 著
発行日   : 2001-11-10
税込価格 : ¥2100
本体価格 : ¥2000
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★東京中日新聞11/25

「カルメンの相手役ドン・ホセのモデルと思われる山賊ホセ・マリアの評伝である。ホセ・マリアは19世紀前半に生きた実在の山賊だが、アンダルシアの人々にとっては伝説的な存在であり、さまざまなエピソードが残されている。著者はスペインを訪れて事実関係を検証しながら、ホセ・マリアの生涯を追う。小説風の記述を多用して、波瀾に満ちた男の生涯を劇的に描いている」。

ブラッド・オレンジ

2001 年 11 月 23 日 金曜日

『ブラッド・オレンジ』表紙\
書籍名   : ジョン・ホークス作品集・3
ブラッド・オレンジ
(ブラッドオレンジ)
著者名   : ジョン・ホークス(ジョン・ホークス) 著
発行日   : 2001-10-05
税込価格 : ¥3360
本体価格 : ¥3200
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★読書人11/23

「地中海沿岸、季節のない土地イリュリアで二組の夫婦が出会う。愛と欲望が絡み合い、嫉妬と苦悩に取り憑かれて破滅する男、立ち去っていく女、そして出直そうとする恋人たち……。一人称の語り手が述べるように、これは若い男女が織り上げることのできる物語ではない。繊細かつ微妙でありながら濃厚な官能性を感受しうるも、その背後に老いの気配が微かに漂い始める人生の半ばを過ぎた二組の夫婦間の牧歌とその崩壊の物語である。……濃密できらめくような、それでいて時おり焦点がぼやけるような語りは十\二分に訳文に生かされており、官能性を漂わせる訳書となっている」。

アイスランド紀行

2001 年 11 月 5 日 月曜日

『アイスランド紀行』表紙\
書籍名   : アイスランド紀行 氷と火の島から
(アイスランドキコウ)
著者名   : 小林理子(コバヤシマサコ) 著
発行日   : 2001-09-04
税込価格 : ¥2100
本体価格 : ¥2000
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★Outdoor 11月号
「氷と火の島の魅力──旅先で出会ったアイスランド人のカップルとの友情がきっかけで、アイスランドの魅力のとりことなった著者。二度目の来訪はダンナを置いて、仕事も休んで、冬のアイスランドを2ヶ月も旅することになった。この国の魅力を女性一人旅の立場で描き、ダイナミックな自然の営みや、生活スタイルなど興味深い内容がたくさん。口絵には原始の地球のような光景が」。

寝盗る女 (下)

2001 年 11 月 3 日 土曜日

『寝盗る女 (下)』表紙\
書籍名   : カナダの文学・10B
寝盗る女 (下)
(ネトルオンナゲ)
著者名   : マーガレット・アトウッド(マーガレット・アトウッド) 著
佐藤アヤ子(サトウアヤコ) 訳
発行日   : 2001-09-04
税込価格 : ¥2940
本体価格 : ¥2800
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★図書新聞11/3 藤本陽子
「悪には積極的な意味が託されている──アトウッドの溢れる知識、鋭敏な時代感覚、非凡な才能」

★読書人10/19  荒このみ
「“小説の巧み”が作品の力──「女の情念」をあたかも独立した個人のように仕立てる」

★共同通信配信10/7 岩田託子
「不幸抱えつつ衝突する4人──ひと昔前の昼メロにはまったように、はらはらどきどきしながら一気に長編を読んでしまった。訳文が流暢だし、筋立てがおもしろすぎる。個性も能力も家庭環境も異なる娘達4人が、60年代カナダの大学で知り合う。生い立ちも定かでないズィーニアという美しい娘が、人生のいろいろの段階でほかの3人のパートナーを??寝盗る?=Bのみならず、たかり、ゆすり、持ち逃げ、居候と経済的にも打撃を与える。みな50歳を過ぎた90年秋、再びズィーニア登場。煮え湯を飲まされた3人は打たれ強くなっている。もう惑わされないぞ……。ズィーニアはごめんこうむりたいが、カナダの湖や島に身をおいてみたい誘惑にかられた」。

★読売新聞、9/30
「悪女の影に脅える女たち──アトウッドといえば、反ユートピア小説『侍女の物語』で知っていた。フェミニズムだけでなく、生殖技術をめぐる科学論の文脈からも、なかなか面白い作家だと思っていた。今度のこの小説は、そんな思想的枠組みを外してみても、十分堪能\できる。カナダの文学に俄然興味が湧いてきた。……この悪女譚のなかで、当の悪女はなかなか現れない。長い小説の半分すぎても名前だけ、しかもその女はすでに死んだという。実際に連綿と描かれるのは、その悪女に騙された三人の女達の重々しい人生。彼女たちは屈辱に満ちた過去の毒を反芻し、すでに死んだその悪女の影に脅える。脅えこそ小説を駆動させる力だ。登場人物たちの、どちらかというと陰鬱で悲しげな人生を辿っていく著者の筆には、よどみがない。毒々しい悪に触れ、もみくちゃにされる三人の心を除く我々のまぶたにも錘のような感覚が残る」。

寝盗る女 (上)

2001 年 10 月 7 日 日曜日

『寝盗る女 (上)』表紙\
書籍名   : カナダの文学・10A
寝盗る女 (上)
(ネトルオンナ ジョウ)
著者名   : マーガレット・アトウッド(マーガレット・アトウッド) 著
佐藤アヤ子(サトウアヤコ)
発行日   : 2000-04-20
税込価格 : ¥2640
本体価格 : ¥2500
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★共同通信配信10/7 岩田託子
「不幸抱えつつ衝突する4人──ひと昔前の昼メロにはまったように、はらはらどきどきしながら一気に長編を読んでしまった。訳文が流暢だし、筋立てがおもしろすぎる。個性も能力も家庭環境も異なる娘達4人が、60年代カナダの大学で知り合う。生い立ちも定かでないズィーニアという美しい娘が、人生のいろいろの段階でほかの3人のパートナーを??寝盗る?=Bのみならず、たかり、ゆすり、持ち逃げ、居候と経済的にも打撃を与える。みな50歳を過ぎた90年秋、再びズィーニア登場。煮え湯を飲まされた3人は打たれ強くなっている。もう惑わされないぞ……。ズィーニアはごめんこうむりたいが、カナダの湖や島に身をおいてみたい誘惑にかられた」。

英国運河の旅

2001 年 10 月 4 日 木曜日

『英国運河の旅』表紙\
書籍名   : 英国運河の旅 ナローボートでゆっくり、のんびり田園めぐり
(エイコクウンガノタビ)
著者名   : 秋山岳志(アキヤマタケシ) 著
発行日   : 2001-06-21
税込価格 : ¥2100
本体価格 : ¥2000
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★サライ、10/4

「イギリスの一番の魅力はカント リーサイド、とはよく言われる。そこには、縦横に 運河がはりめぐらされている。最盛期には石炭運搬用 に盛んに使われていたが、 その後朽ち果てていった。ところが、大戦後、レジャー用に 使おうという動きが始まり、現在 では3200キロが航行可能だ。 本書は、はじめての人でも船を 借りて運河を使った旅行ができる ように書かれたガイドブック。手 軽な日帰り用のデイ・ボートや、運 河用のナローボートの借り方には じまり、水門の操作法など必須事 項を懇切丁寧に解説する」

★図書新聞、7/28
「観光旅行では大都市や美術館の歴訪が定石だが、英国の魅力はカントリーサイドにあり、として「水の旅」を提案した本。英国には物を運ぶための運河が発達した。その運河をゆっくり歩くように進む「ナローボート」がある。幅2メートルちょっとのせまい舟だが長さは20メートルと鉄道車両ほどある。長い船体には旅のできる設備がととのっている。ナローボートは誰でも借りられる。しかも操作は簡単で、特徴は時速で4縲F5キロ。このゆっくりが楽しいという。主な運河の紹介と旅のマニュアルがつく」。

イェイツと夢

2001 年 10 月 1 日 月曜日
書籍名   : イェイツと夢 死のパラドックス
(イエイツトユメ)
著者名   : 木原誠(キハラマコト) 著
発行日   : 2001-02-22
税込価格 : ¥5250
本体価格 : ¥5000
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★『英語青年』10月号
(2・28刊、5000円)『イェイツと仮面』(6・15刊、5000円)「兄弟でほぼ同時に労作を世に問うたのは珍しい。二人は“夢”と“仮面”のキーワードのほかに『イェイツと夢』ではイェイツの想像力を「汎ヨーロッパ的精神史の文脈に」おいて捉え、『イェイツと仮面』では「民族的個性としての想像力」を考えるという。このように明確化、限定化の方向と、より大きな文脈に結びつけようとする複雑化の試みが交錯している。……何よりも讃えられるべきは一つの命題の追求に類い希な粘着力を発揮した才能が、しかも同時に二人も登場したことである」

★北海道新聞6/3
「難解なイメージを鮮明に──。詩人イェイツは余りに多面的で巨大なため群盲象を撫でる感を免れなかった。結局のところ読者は、意味不明の矛盾に満ちた詩句を半信半疑で口ずさむしかなかった。雑多で難解なイメージが、この上なく鮮明な旧約聖書の「ケルブ」の姿の変化として、あたかも詩人の想像力が自己を語る過程としてこの書によって示された。宗教、哲学、精神分析学を含む広い学識をもつ新鋭研究者が異国の巨人の文学に背骨を通した偉業に賛辞を贈りたい」

マーク・トウェイン スピーチ集

2001 年 10 月 1 日 月曜日

『マーク・トウェイン スピーチ集』表紙\
書籍名   : マーク・トウェイン コレクション 17
マーク・トウェイン スピーチ集
(マーク・トウェイン スピーチシュウ)
著者名   : マーク・トウェイン(マーク・トウェイン) 著
金谷良夫 訳
デイヴィット・バロウ(デイヴィット・バロウ) 解説
発行日   : 2001-04-18
税込価格 : ¥3990
本体価格 : ¥3800
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★神大「国際経営論集」木内徹
「1860年代から50年近くにわたって行った103回のスピーチを集めたもので初めての翻訳。訳者の金谷良夫氏は米国のマーク・トウェイン研究所の客員研究員も務めた本格派トウェイン研究家で、綿密な調査に基づいた訳、注釈、後注は読者の理解を深める。ユーモアたっぷりのスピーチやトウェイン的ジョークを使った表現の翻訳は「困難を極めた」と「あとがき」で書いているが、トウェイン独特の言い回しを日本語にすることに成功している。本書は『ハック』などの作品群とは別に、新たなトウェイン像を日本の読者に提示することになるだろう」。