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連合赤軍二七年目の証言


『連合赤軍二七年目の証言』表紙\
書籍名   : 連合赤軍当事者の証言
連合赤軍二七年目の証言
(レンゴウセキグンニジュウナナネンメノショウゲン)
著者名   : 植垣康博(ウエガキ ヤスヒロ) 著
発行日   : 2001-03-15
税込価格 : ¥1890
本体価格 : ¥1800
画像をクリックすると紹介文が読めます(注文もできます)。

★月刊現代7月号
「刑務所内の生活と娑婆の現実と──。死者や著者には申し訳ないが、本書を読んで私は何度も笑ってしまった。逮捕時23歳、出所時50歳の著者が語る27年間は、決して空白ではなかった。まず笑ったのは、出所後はじめて銀行口座を作りにいったとき、連続銀行強盗で捕まった著者だけに、いきなりカウンターに飛び乗って「静かにしろ!」と怒鳴りそうになる「自分」を語る著者のキャラクター。次に、刑務所内での労務、一着40万円のミンクコート作りは超ブルジョア的労働で、職人芸と呼びたいが彼に支払われた作業賞与金は一ヶ月512円! 刑務所には、囚人を人間とみなさない、笑いたくなるような無数の規則と懲罰が蜘蛛の巣のように張り巡らされている現実。「官」が威張るという点では究極の「行政モデル」ではないかと本書は示唆する。笑うより驚いたのは、著者の刑務所内での「多忙」ぶりと知的好奇心。「出てみてこれほどひどいと思わなかった」のが政治の総保守化であり、「思想から文化から何もかも解体してしまった」娑婆の現実に、彼は言う。「今こそ革命を真剣に、真面目に考えるべきなんじゃないか」。ここだけは笑うことが出来なかった」