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『映画みたいに暮らしたい!』
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高度な資本主義が加速度的に浸透した国際社会。ますます肥大化するハリウッド映画およびその市場。他方グローバル化の陰で第三世界に広がるナショナリズムの映画論。この両極からの解放を目指し想像される映画空間。90本を越える映画をめぐる批評は映画読解の新たな地平を切り開く。「週刊金曜日」、「静岡新聞」、「ウィメンズ・アクション・ネットワーク」に掲載された批評を一冊に。

 

「時に、人種・階級・ジェンダーといった分析概念を用い、個々の映画が見つめる先を解読していく筆致は爽快だ。なかでも、サブタイトルにもあるように、それぞれの映画が描く「女性」への視点は鋭さを増す 」(「図書新聞」2012.9.10付)

「約20年前から新聞や雑誌などに掲載したものを加筆修正した。ときにはバルカン半島や北アイルランドなど過酷な民族紛争の中で生きる人生を見つめ、あるときは世界中に大ブームを巻き起こしたシリーズの画面からオリエンタリズムを読み取るなど、その視点は自由自在。」(「愛媛新聞」11.11.27付より)

「ポップなタイトルとは一見ミスマッチ、でも福島出身の渡邉文樹監督作品で著者が見せた臓腑を抉るような痛快な批評も、著者の真骨頂。」(「週刊金曜日」11.10.21号より)

「『ライフへのまなざし』というエッセー群では、生活や愛をめぐる視点から映画が語られ、著者の柔らかな心のありようが伝わってくる。『週刊金曜日』連載の、本当に映画が好きな人のためのエッセー集。」(「東京・中日新聞」11.10.9付より)

「メイン・タイトルの『映画みたいに暮らしたい!』は、著者が初めて書いた新聞連載タイトルから引用した。東京から地方都市に移り住み、30代で二人の子どもを持ちながら映画の中の女性像に憧れ、なんとか映画の仕事を続けて生きようとする、夢と希望あふれるエッセイだ。70年代フェミニズムに影響されていた著者の気概が伝わってくる。この本には、それから20年間の、著者の生のあゆみと、映画が、時代とともに流れている。」(「ウィメンズ アクション ネットワーク(WAN)」より)

「映画館の暗闇は、わたしにとって、日常から抜け出し、ほっと息をつく場所だ。社会のさまざまな場所で<女>であることから生じる軋轢や制約から逃れ、ひとり、暗闇で深い感情に触れ、事故再生をはかる。そして映画について書くことは、自分をさらに深いところで生き直す作業といえる。震災後、これまで二十数年間書きためたものをまとめ、『映画みたいに暮らしたい! エッセ・シネマトグラフィック・フェミナン』(彩流社)として出版する過程で、そう実感した。」(「静岡新聞」11.9.9付より)