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寺山修司の墓


『寺山修司の墓』表紙\
書籍名   : オフサイド・ブックス四六スーパー
寺山修司の墓 夭折者とその系譜
(テラヤマシュウジノハカ)
著者名   : 福島泰樹(フクシマヤスキ) 著
発行日   : 2001-04-17
税込価格 : ¥2100
本体価格 : ¥2000
画像をクリックすると紹介文が読めます(注文もできます)。

★週刊読書人6/22
「熱い語りかけと呼びかけ──「天折者の系譜」というサブタイトルの通り、本書に登場するのは、寺山を初めとして、表現行為に生涯を賭けた「若い死者たち」である。寺山について述べた章では、繰り返し啄木との共通性について言及される。啄木もまた「若き死者」であった。この両者について、「通俗に雪崩れる寸前において、詩への昇華をたくみにはかっている」「一首一首がおのおのドラマを有し、またその一首一首がドラマチックに展開されるに足る舞台装置をたくみに配している」と述べる。寺山と啄木の最大の類似点は、作品の、そして人生の劇性だろう。そしてそれは、著者福島泰樹自身の場合にも、そのまま当てはまる。石川啄木、寺山修司、そして福島泰樹。その作品のドラマ性を際立たせるものは、人生を物語化する「語り」の要素と、そして対立・葛藤・波乱の存在である。なかんずく、人生における究極の対立項は死だろう。死があるからこそ、生はつねに悲劇性を帯びる。その意味でも、あらかじめ決定づけられた死からの逆算こそが寺山の方法であり、それはとりもなおさず、自らの人生を丸ごと「作品と化する」ことであったとする本書の指摘は鋭い」。