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【書評】『フラナリー・オコナーの受動性と暴力』――「週刊読書人」(2019年6月21日)にて

“読む者をとらえて放さない魔力 オコナーという作家と作品理解への道筋を示す”

評者は慶應義塾大学・大串尚代氏。

……オコナーの作品は、自分の中でどう落としどころを見つければいいのかが見つけづらいにもかかわらず(あるいはだからこそ)、読む者をとらえて放さないという魔力があるように思われる。…

…序章「文学と神学の狭間で」における綿密かつ刺激的な議論によって支えれれているため、各章が説得力を持った作品論として胸にせまってくる。…

…オコナーの黒人への意識について議論される第五章と第九章も特筆すべきであろう。

いたたまれない気持ちになると分かっていながらも、ふと読みたくなってしまうオコナー作品であるが、その抗えない魅力が深い考察とともに解き明かされる一冊である。

 

 

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