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【書評】『「大東亜共栄圏」と幻のスマトラ鉄道』――「図書新聞」(2019年5月18日号)にて

『「大東亜共栄圏」と幻のスマトラ鉄道』が2019年5月18日号の図書新聞にて書評されました。

評者は加藤剛氏(京都大学名誉教授)。

 

“忘れられた戦争犠牲者 日本軍政期スマトラの密林に建設された鉄道と失われた多くの命”

……

…「まえがき」「あとがき」によれば、これまで環境問題や原発問題について複数の書を世に問うた著者が、本書のテーマに向き合うに至ったのは、「スマトラ横断鉄道建設工事とロームシャや捕虜の使役の実相に迫り、犠牲となったロームシャや捕虜の人数を可能な限りつまびらかにしたい」と思ったからである。

……

…戦後すでに70年以上が経過した今日、スマトラ鉄道に関する資料の収集と新たな資料の発掘はますます困難となるだろう。その意味で著者が本書で提示している資料は、その解釈についてたとえ著者と意見を異にする人がいたとしても、資料そのものは高い評価に値する。「労作」とはこのような書のためにある。

 

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