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情報の〝流行〟に踊らされる前に

健康番組のデータでっちあげが騒動になっていますが、わたしたちはずいぶん前から、そうした情報の〝流行〟ともいうべき現象に対し、違和感を感じていました。99年の『日本人の食事、ここがヘンだ!』や去年6月に出した『野菜の食べ方・選び方』は、そうした問題意識のもとに編まれています。いまこそ、ものごとを多面的に、いろいろな角度から見てゆくことが重要になっているのではないでしょうか。わたしたちは、そのための材料をたくさん提供していきたいと思います。

下の文章は、『野菜の食べ方~』について、浜野ユリさんという精神科医の方がご自分のブログで紹介してくださったものです。まったくもって、わたしたちの意図するところを代弁してくださっているので、許可をいただき、掲載させていただきます。
▼オフサイド・ブックス編集部 杉山

★ブックレビュー『野菜の食べ方・選び方』
2006年08月28日
先日、『野菜の食べ方・選び方』(佐藤務ほか、彩流社)を読みました。
最近は野菜の本といえば「食べるクスリ」「食養生」といったものから「子供のお弁当にいかに取り入れるか」といった主婦の知恵を発揮するものまで各種出ていますが、この本はその中間に位置する印象です。
特に序章での「野菜が『体に効く』とはどういう意味か」について
「野菜は薬ではないので食べるだけで病気が治るということはありません。
野菜の機能性と健康に関して今まで発表されてる研究結果をみても、効果があるかどうか、一致した結果はまだ出ていません。(中略)

このことから個別の成分というよりもまだ解明されていないさまざまな野菜の機能性成分が相互に影響し合って、病気予防に効果があるのではないかとみられています」
という説明はとても中立的・理性的で、ともすると「○○症状にはこの野菜!」とばかり、テレビで紹介された途端にその日のスーパーの棚からそれが売り切れるという日本の国民性に釘を刺しているようで、なかなか痛快でした。
キーポイントは「多種をバランス良く」「1日5皿の野菜料理を目安に食べる」ことなのですね。
またタイトルにあるように、野菜の選び方や、調理を含む取り扱い方をまとめてあるのも重宝です。
女性ならまあ大体のことは母親が伝授してくれるわけですが、結構うろ覚えや勘違いもあるもの。
例えばトウモロコシは買ってすぐに食べる(食べきれない場合も、まずは火を通してから保存する)のが重要だが、逆にカボチャは収穫して1ヶ月後の方が美味しいので店頭ではヘタの乾燥したものを選ぶと良い、など。
私の場合、ズッキーニがカボチャの仲間と知り、驚きました。……