ほんのヒトコト

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第3回『八月十五夜の茶屋』
「沖縄戦」と著者ヴァーン・スナイダーーー梓澤登

2013 年 6 月 20 日 木曜日

◆「8.15」の意味

出版から間もなく1年。奥付の発行日が6月23日であることを最終校正時に知った時、版元の意

思を受けとめた。1945年、沖縄の日本軍が組織的抵抗を終了した、とされるこの日は、「慰霊の日」

として県内の官公庁・大学・学校は休日扱い。全県民が追悼の思いを深くする。日付については (続きを読む…)

第2回『『ギャツビー』がグレートな理由』
あまりグレートではなかった執筆の顛末ーー小野俊太郎

2013 年 6 月 11 日 火曜日

第2回は、今月(2013年6月)に『『ギャツビー』がグレートな理由』を上梓されたばかりの文芸評論家、小野俊太郎さんに刊行までの舞台裏を語っていただきました。

◆さまざまな「読み」を可能にする物語

『グレート・ギャツビー』についての本を書いてくれ、という彩流社の編集者からの電話を受けたのは、去年の今ごろだった。メールで目次案を出したのが6月17日の日付になっているから、まさに1年前のことだ。ディカプリオ版の映画が公開されることはすでに知っていて、個人的に楽しみにしていたが、あくまでも“他人事”だった。 (続きを読む…)

第1回『ヨネ・ノグチ』
その後ーー星野文子

2013 年 6 月 4 日 火曜日
あの本この本のこぼれ話を紹介する『ほんのヒトコト』。第1回は『ヨネ・ノグチ』です。


(文・星野文子)

◆一枚のハガキがつないだ「縁」

ヨネ・ノグチの縁の地には、機会があれば出掛けていた。だが、一カ所、『ヨネ・ノグチ』刊行までに間に合わなかったのが、彼の戦時中の疎開先であった。この春、ヨモギの新芽が柔らかい頃にやっと念願叶って訪問した。 (続きを読む…)