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斬新な演劇集団として1970年代を疾走した「安部公房スタジオ」はきちんと評価され遺産として新しい世代に継承されているのだろうか? 本書はイタリアの若き研究者が、現代文学に大きな足跡を残した作家・安部公房の演劇活動の軌跡をたどり、その実験的な試みが世界性を持つことを同時代のアメリカ・ヨーロッパの前衛的な演劇集団との比較によって明らかにしたものである。
Gianluca Coci 1995年、イタリアのナポリ東洋大学日本語日本文学卒業。 1997年−1999年、早稲田大学研究生(国費留学生)。 2001年、専修大学大学院修士課程修了、2004年、同大学院後期博士課程修了。 日本滞在7年。 現在、ナポリ東洋大学日本語日本文学非常勤講師、トリノ大学日本文学非常勤講師。 安部公房『密会』をイタリア語に翻訳し、現在は大江健三郎の『宙返り』を翻訳中。研究分野は、安部公房、大江健三郎、そしていわゆる日本のポップ文学。
序章 「安部公房スタジオ」と欧米の実験演劇
第1章 「安部公房スタジオ」の演劇の構造
第2章「安部公房スタジオ」の作品におけるモチーフ
第3章 ザ・リヴィング・シアターの大冒険
第4章 イェジィ・グロトフスキーの実験劇場
第5章 エウジェーニオ・バルバのオーディーン劇場
第6章 安部公房と欧米の実験演劇における類似と相違終章 東京・渋谷とデンマーク・ホルステブロ
参考史料・俳優へのインタビュー
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