アジア太平洋環境の新視点

変貌するアメリカ太平洋世界 4
アジア太平洋環境の新視点

丸山 真人 編, 松原 望 編
A5判 / 295ページ / 上製
定価:3,700円 + 税
ISBN978-4-88202-964-9(4-88202-964-2) C0330
奥付の初版発行年月:2005年07月 / 書店発売日:2005年07月04日
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内容紹介

環境問題を資源開発とその管理、資源循環という視点から多角的に分析。国家の枠組みの中での制度の狭隘さを浮き彫りにし、アジア太平洋地域をひとつの環境圏とする概念の確立の必要性と、それなくしては制度、政策作りも進まないことを指摘する。

著者プロフィール

丸山 真人(マルヤマ マコト)

東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻

論文
丸山真人「経済学と環境問題」中兼和津次・三輪芳朗編『市場の経済学』有斐閣、1999年、
所収
丸山真人「世界資本主義と地球環境」『岩波講座開発と文化5 地球の環境と開発』1998年、所収
丸山真人「経済循環と地域通貨——コモンズとしての貨幣を求めて」室田武・多辺田政弘・槌田敦編『循環の経済学』学陽書房、1995年、所収 他

松原 望(マツバラ ノゾム)

1942.7
東京市蒲田区(現:東京都 大田区)に古書籍商松原醇三の長男として生まれる。
父奈良県橿原、母新潟県長岡の出身。母の転地療養に随い神奈川県鎌倉郡片瀬町
(現:藤沢市片瀬)に移り、生後約 2 年を過ごす。
1944.5
東京(都)に戻る。神田猿楽町を経て、杉並区に落着く。爾後 60 年近く生活の主たる本拠とす。
1945.4.13/14
東京大空襲により神田の父本拠を焼失。同 8 月敗戦。
1949
区立小学校に入学。
1955
区立中学校に入学。
1958
都立西高等学校に入学。
1962
東京大学教養学部理科一類に入学。林周二先生の統計学講義に強い感銘をうける。
1964
同 教養学部基礎科学科(新設)進学。当初統計物理学、後に確率論を専攻。
1966
同 卒業。
文部省統計数理研究所第一研究部第一研究室研究員。数理統計学、確率過程論、不変測度論を研究。
1968.8
在職のまま、アメリカ・スタンフォード大学大学院統計学博士課程に留学。Herman Chernoff に師事。
1972
統計学博士号(Doctor of Philosophy)取得。博士論文名:Test Procedures for General Lehmann Alternatives統計数理研究所第一研究部第三研究室に復帰。ベイズ意思決定理論(統計的決定理論)を研究。
1977
筑波大学社会工学系助教授。意思決定理論、多変量解析、社会工学を研究・教育。
1985
エール大学政治学部フルブライト客員研究員。国際政治学における権力概念の数理モデルを研究。論文名:Conflicts and Limits of Power
1986
東京大学教養学部社会科学科教授(統計学教室)。上記ほか、教養学科第三(相関社会科学)、大学院総合文化研究科相関社会科学専攻において、統計学、意思決定理論、社会科学方法論を中心に研究・教育。いくつかのゼミも担当。
1996
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授(統計部会)。(東京大学の組織変更による)
1999
東京大学大学院新領域創成科学研究科教授(環境学専攻国際環境協力コース担当)ただし、前項を併任。
2004.3
東京大学を定年で退職
2004.4
上智大学外国語学部(国際関係論副専攻)教授従来の研究方針・領域を継続するが、全球時代の学問的観点を強調。

著作(執筆中・企画中および絶版を含む)
統計関係著作
計量社会科学
 同ポピュラー版
意思決定理論
環境と意思決定
入門確率過程(新刊 New !)
相関社会科学(制作中)
訳書
テイラー『協力の可能性』
シェリング『紛争の戦略』(Strategy of Conflict)訳(構想中)
論文等紹介(予定)
環境の政治経済学
「権力の限界」理論
貿易摩擦の認知過程
刑事責任評価の対数線形モデル
以下続く
共訳・翻訳補助
J. ピアジェ、R. ガルシア(藤野邦夫・松原望訳)『精神発生と科学史』新評論
C. ブロー(藤野邦夫訳)『構図法:名画に秘められた幾何学』小学館
D. ゲジ(同)『フェルマーの鸚鵡はしゃべらない』角川書店 ほか

目次

はじめに 編者一同  3
序 章 本書のねらいと構成 丸山真人・松原望 11
第1部 資源と開発
第1章 アメリカアジア太平洋の環境をとりまく状況 松原望 17
0 「環境」を考える新視点 17
1 資源・環境の交替モデルと連続モデル 18
2 資源を環境管理する 22
3 市場化とグローバリゼーション 24
第2章 日本における資源社会科学の創成と未発達  佐藤仁 27
1 資源の定義と研究の意義  27
2 資源の概念化と社会的作用 30
3 資源の分類と問題の所在 35
4 戦前の日本における資源研究の体制 38
5 戦後の再出発と制度化の不発 41
6 資源社会科学の「再生」 44
第3章 東アジア、東南アジアにおける資源とエネルギーの現況  大沢利男・小宮山宏 51 はじめに 51
1 20世紀における人間活動の膨張 51
2 東アジア、東南アジアにおける資源の状況 54
3 東アジア、東南アジアの現状と課題 68
まとめ 70
第2部 環境評価・法・政策
第4章 環境リスクにおける公共的意思決定——日米の対応の違い 斎藤聖子・繁桝算男 75 1 環境リスクとは 75
2 公共的意思決定スタイルの変遷 76
3 実践例にみるメンタルモデル的アプローチの効果—カーネギーメロン大学による試み 79 4 鍵をにぎる集団的意思決定としてのリスク判断 86
5 これからの公共的意思決定のありかた 104
第5章 アメリカ合衆国環境法の特徴と実施実態 北村喜宣 107
1 日本におけるアメリカ環境法研究 107
2 「特殊アメリカ的法環境」をもたらす要因 108
3 水質保全法の実施 116
4 廃棄物処理法の実施 118
5 環境刑法の執行実態の特徴 120
6 指摘される問題点 121
7 模索される解決策 124
第6章 米国カリフォルニア州とアジア太平洋地域のエネルギー政策革新 細野豊樹 129
はじめに 129
1 カリフォルニアの風力発電 130
2 カリフォルニアの電力需要対策 142
3 カリフォルニアにおける政策革新とアジア太平洋環境 153
4 むすびに代えて 166 第7章 循環型社会の実効性に向けて——日本の環境政策と環境資源管理制度  藤堂史明 173
問題の所在 173
1 環境政策の特色と問題点 174
2 環境政策の二面性、その事例と現状 176
3 日本の環境政策と環境資源管理制度 198
結語 環境政策の転換点 204
第3部 エコロジーと地域社会
第8章 グロバリゼーションと資本主義を超えて 関根友彦 215
はじめに 215
1 アメリカのグローバリゼーション戦略 216
2 金融主導経済の乱脈と抑制 219
3 「社会主義」社会の構想 225
第9章 北米農業における土地使用と環境意識 ──擬制商品化の視点から コーリン・A.M.ダンカン(訳 丸山真人) 233
はじめに 233
1 アメリカ農業の特殊性 234
2 カール・ポランニーの擬制商品論による考察 239
3 アメリカにおける擬制商品化と農業との関係 243
4 アメリカ式農業と環境問題意識 247
おわりに 251
第10章 アジア太平洋地域における循環型社会構築の条件 丸山真人 259
はじめに 259
1 環境容量と環境負荷 259
2 アジア太平洋地域における環境負荷の国際比較 263
3 貿易と投資が環境に与える影響 269
4 循環型社会に向けた取り組み 271
あとがき 丸山真人・松原望 279
事項索引 281
人名索引 293

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