アルハンブラ宮殿、レコンキスタ、コロンブス、ガルシア・ロルカ……医師をやめスペインの旅を重ねる筆者が歴史の町で綴る滞在記。写真多数——「ガルシア・ロルカは、グラナダを『怠惰な町、思索と幻想の町』と呼び、グラナダは『スペインのどこよりも時間が長く甘美だ』と言った。ぼくは、たまたま機会を得てグラナダに住むことになったが、ごく短い期間だったとはいえ、その当時の無為と悦楽の日々が忘れられず、ひと昔もたった今になって再び同じような体験を重ねてみた。しかし、前回と同じような満足がえられたかといえば、残念ながら無条件に『シー』と答えることはできない。……どちらのグラナダがよいかは好悪の問題で、価値の問題ではない。今後もグラナダは変化し、新しい人たちに愛され、新しい人を集めていくことは間違いない。」(「あとがき」より)
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