「大切な女」の死を抱えて彷徨したインド—。そこは生と死、天国と地獄、富と極貧、死と誕生、喜びと慟哭—宙づりになっている著者の心が求めて行なったあらゆるものとの境界の場であった。死んだ子供を見せる路上生活の女性、目のない老婆、手足のない少女、理想郷から来たインド人女性とのカトマンドゥーなどへの不思議な旅、ガンジス河での若い女性の死体焼却、マザーテレサの「死を待つ人の病院」「見捨てられた子供たちの家」でのボランティア、様々な病気や飢えで死んでいく女たちなどを描く異色のノンフィクション紀行文学。
(社)日本図書館協会 選定図書
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