家族を駆け抜けて

カナダの文学 7
家族を駆け抜けて Running in the Family

マイケル・オンダーチェ 著, 藤本 陽子 訳
四六判 / 253ページ / 上製
定価:2,000円 + 税
ISBN978-4-88202-507-8(4-88202-507-8) C0397
奥付の初版発行年月:1998年03月 / 書店発売日:1998年03月10日
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内容紹介

『イギリス人の患者』の作者が、故郷スリランカに取材して書き上げた自伝的作品。忘れがたい人々、意表をつくエピソードの数々が熱帯の風景とともに鮮やかに蘇る。そして亡き父の面影を追い求める彼が発見したものは…。ポストコロニアル文学の傑作。

著者プロフィール

マイケル・オンダーチェ(オンダーチェ,マイケル)

Michael Ondaatje 1943年セイロンに生まれる。1954年、ロンドンへ移住。
1962年、大学進学のためカナダへ渡り、トロント大学とクイーンズ大学で学び、
1971年から1983年までトロントのヨーク大学で英文学の教鞭をとった。
1967年、初の詩集『繊細な怪物たち』を出版。以後、数々の文学賞を受賞。
映画や演劇の製作にも関わり、職人肌の編集者としても知られる。
『イギリス人の患者(English Patient)』で1992年のブッカー賞を受賞。
アンソニー・ミンゲラ監督により映画化(「イングリッシュ・ペイシェント」)され、
第69回アカデミー賞で作品賞・監督賞など9部門を受賞した。
2016年に逝去したカナダの歌手・詩人・小説家のレナード・コーエンを論じた
オンダーチェ唯一の文学批評著作『Leonard Cohen』(Toronto:McClelland & Stewart.1970)は、オンダーチェの初期小説がコーエンの影響を非常に受けた
ものであり、若きオンダーチェにジャンルを超える模範を示していたことを
物語っていると評される。
訳書に
『戦下の淡き光』(田栗美奈子 訳、作品社、2019年)、
『名もなき人たちのテーブル 』(田栗美奈子訳、作品社、2013年)、
『映画もまた編集である ウォルター・マーチとの対話 THE CONVERSATIONS』
(吉田俊太郎 訳、みすず書房、2011年)、
『ディビザデロ通り CREST BOOKS』(村松潔訳、新潮社、2009年)、
『ライオンの皮をまとって』(福間健二訳、水声社、2006年)、
『アニルの亡霊』(小川高義訳、新潮社、2001年)、
『バディ・ボールデンを覚えているか』(畑中佳樹訳、新潮社、2000年)、
『家族を駆け抜けて』(本訳書、藤本陽子訳、彩流社、1998年)、
『イギリス人の患者』(土屋政雄訳、新潮社、1996年、1999年(新潮文庫))、
『ビリー・ザ・キッド全仕事』(福間健二訳、国書刊行会、1994年:
「白水Uブックス」版、白水社、2017年)などがある。

藤本 陽子(フジモト ヨウコ)

元早稲田大学文学学術院教授。
オンダーチェ関係の論文に
「”父”なる故郷:Running in the Familyにみる自伝性の破綻」
(早稲田大学文学研究紀要別冊(1990))
”Multiculturalism and Ethnic Writing in English Canada”
,W.Zach&M.Kenneally eds.,Nationalism vs.Internationalism:
(Inter)National Dimensions of Literatures in English
(Tubingen:Stauffenburg Berlag,1996)、
「The English Patientを『読む』」(専修大学人文論集(1996))
などがあり、著書に
『新カナダ英語文学案内』(彩流社、2017年)ほか。

関連書

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